【会見全文】藤田和之がレジェンド王者のスーパー・タイガーを「ベルトを持った挑戦者」と挑発!ケンドー・カシンが米国からサプライズでメッセージを届け会場は騒然!

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 12日、都内・某所にて9月19日に後楽園ホールにて行われるリアルジャパンプロレス『“新間寿WWE殿堂入り記念大会”初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.3』についての記者会見が行われた。

 “猪木イズム最後の継承者”藤田和之は、今年6月の前回大会でケンドー・カシンを伴ってリアルジャパンプロレスに初参戦。
スーパー・タイガー&船木誠勝vs藤田和之&ケンドー・カシンのタッグマッチで行われた試合ではカシンのインサイドワークが冴え渡り、スーパーを場外からの足払いで転ばせたところを藤田が顔面に強烈なサッカーボールキックを叩き込んで試合を決めていた。
 試合後には乱闘騒ぎとなり、藤田はスーパーの持つレジェンド選手権のベルトを強奪し高々と放り投げて侮辱。両者の間には強い遺恨が生じていた。
 この騒ぎについて佐山は「これでこそストロングスタイルというものじゃないかと思います。それにしても、よく盛り上げてくれたなと思います。ストロングスタイルで盛り上がるとこういう風になると実感してもらえたと思います。やはり猪木の意志を継ぐにふさわしい人間だと思いますね」と藤田を絶賛しており、次なる展開に注目が集まっていた。

 この会見に出席したのは、WWE殿堂入りを果たした新間寿、初代タイガーマスクこと佐山サトル、スーパー・タイガー、藤田和之、間下隼人、平井丈雅代表の6名。

 まずは、新間寿と佐山サトルが挨拶を行った。

新間「8月6日はありがとうございました。なにはともあれ84。人生終焉を迎えるにあたって昭和の新日本プロレスに於いて行われてもう、3世代に渡って表彰が決定して自分でもビックリしましたけれども、本当に努力をしたことが認められたということで大変嬉しく思います。今月の19日、後楽園ホールにて当日私が配りました記念のボールペンをサインボール投げに於いて、これを30本。それから、あと5人に、私が『道』というのを選んで、昔アントニオ猪木に男のロマンの後に『これがいいんじゃないか』って勧めたのが『道』であります。猪木さん、これ大変気に入って、『これはいい』って彼はこれを自分の標識としては使っておりました。これをタイガーと私がサインを入れてサインボールの中で提供させていただきます。それから、モハメド・アリとアントニオ猪木の、石坂浩二さんのポスター、これも佐山ちゃんと私とでサインをして、サインボールの中に5枚お渡しして、100球ボール投げをして、その中の40名に、WWF、現在のWWE、それより表彰された喜びを分かち合えたらと思っております。でも本当に私この間ご挨拶しましたように、努力したことは必ず認められる。こういう喜びを私は味わいましたがこれから私はタイガーマスクとともに何をしようか。私たちも目標があります。私とタイガーのやろうとしてることは、今までしてしまった後悔というのはすぐ忘れてしまう。しようとしてしなかった後悔。今後の人生には、しようとしなかった後悔をしないような、そういう人生を2人で築き上げて行こうではないかと、そういうことでございます。8月6日、皆さんおいでいただいてありがとうございました。今後ともリアルジャパン、平井丈雅をよろしくお願いします。平井は、これだけ真面目な男で、24時間じゃなくて、1日を36時間フルに使って働く男でございます。私から見ても、まどろっこしいところもあり、親切すぎる、くどいところがあるんですけれども、タイガーマスクにかける彼の尊敬と、“先生”と呼ぶ心のなかには、リアルジャパン、本当に武道館なり東京ドームで出来るような団体にしたいという夢を持っております。彼の夢を実現できるよう私も残る人生を平井とタイガーマスクとともに過ごしていきたいと、かように思っております。本当に8月6日はありがとうございました」

佐山「お集まりいただきまして誠にありがとうございます。次回19日の試合についてお話させていただきます。本日は身体悪いので座らせてもらいます。次回の試合はリアルジャパンが命運を託すような大きいタイトルマッチになります。ただのタイトルマッチではなく、スーパー・タイガーの実力でも頂点に立ちたい。また藤田選手の実力で頂点に立ちたい。実力者同士が闘いを納める。こういう闘いに尽きると思います。藤田選手のタックル、スーパー・タイガーの打撃。このかいくぐり合いがどれだけ通用するか。これが楽しみな試合でございます。ファンの皆様も期待を背負って見に来てください」

 続けて、日高郁人とのタッグでブラック・タイガー&ドリュー・パーカーと対戦する間下隼人が抱負を述べた。

間下「リアルジャパンの間下です。なぜリアルジャパンに生まれて育ったかというのはですね、もう一度しっかり噛み締めて、対戦相手のブラック・タイガー&ドリュー・パーカーのお二人と、組む大先輩である日高郁人選手にも気持ちを全部ぶつけていってですね、今大会からリスタートの気持ちでバッチリ暴れていきたいと思いますのでよろしくお願いします」

 そして、メインイベントでレジェンド選手権試合を行うスーパー・タイガーと藤田和之が佐山サトル立ち会いのもとで想いを語った。

藤田「まず尊敬する佐山先生、そして新間会長のリングに再び上がるチャンスを頂き誠に感謝しております。9月19日、後楽園ホールに於いてベルトを巻いた挑戦者、スーパー・タイガー選手の挑戦を受けることになりました。またそこにタイトルマッチという舞台を用意して頂き心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。話は変わりますが、先日台風15号がありまして、私房総半島住んでまして、地域の方々、たくさん被害にあわれました。今も大変な目にあって苦難を耐えている皆さんがたくさんいらっしゃいます、いま日本全国で自然災害があちこちで起こり、苦難を乗り越えて一生懸命戦っている方々がたくさんいらっしゃいます。1日も早い復旧と、そして1日でも早く皆さんの笑顔が戻ることを心から願っております。私からは以上です。ありがとうございました」

スーパー「前回は屈辱的な戦いになって今って。もう今でも本当に藤田選手に今すぐにでもやってやりたい、そういう思いですが、19日、そこまでしっかり気持ちを押さえてその初代タイガーマスクが作るリアルジャパンプロレスの世界観をしっかりと藤田選手、そして来てくださったお客さんにしっかり示していきたいと思います。以上です」

佐山「個人的にはスーパー・タイガーの速い蹴り・打撃、藤田選手の速いタックル、これを早く見たいものです。藤田選手より、自然災害のことを今言われましたけど、人的災害もかなりきついです。ねえ平井さん?台風15号に襲われた人々の大変さは本当にしみじみ分かります、平井さんも酷い人的災害に襲われた。その気持ちは大変なものだったと思います。それを思うと災害に対して皆さん早く心が静まるように、1日でも早く平穏が訪れることを祈っております。そのためにもいい試合をしてくれることを願っております」

――藤田選手、今回の試合でレジェンド選手権のベルトがかけられることについては
藤田「ベルト、ベルト?タイトルマッチという舞台を用意していただいて感謝しております。ベルト云々より、ベルトに巻かれるんじゃなくて、ベルトが付いてくるものなので、後は試合で結果を出して、内容でも圧倒して、そういったことが出来るならばそれに勝るものはないと思っております」

――スーパー・タイガー選手、リアルジャパンの至宝が流出の危機にあるということについては
スーパー「正直ベルト云々より私個人の思いを形として結果としてベルトというものであって、それ以上の思いは今すぐにでも出たいという心を押さえるのに必死になっております」

――藤田選手、前回のリアルジャパンに初参戦してみて、この団体の印象は
藤田「まだ私には分かりません。ベルトを巻いた挑戦者がいるということで、本当のチャンピオンが誰なのかを次で証明したいと思います」

――先程平井代表から「武道館や東京ドームで大会を」という言葉があったが、藤田選手がそのためにリアルジャパンに必要だと思うことは
藤田「私が言うのはおこがましい話で、聞かれる方を間違えていると思います」

――ベルトを獲ったらリアルジャパンに継続参戦していきたいか、それとも他団体でタイトルマッチをやっていきたいか
藤田「なんのプランもないです。戦えるならどこでもやります」

―――まずは19日に迫った王座戦に集中している?
藤田「もちろんです」

――前回対戦した際のお互いの印象を
スーパー「前回もちょっとタッグだったで、カシン選手の策にハマってしまったんですけど、ボク個人として藤田選手は非常にすばらしい選手だと思いますし、今回シングルで、しかもタイトルマッチでやれることは何よりも楽しみにしてたんで、今まで以上に藤田和之という存在を抑えてリアルジャパンプロレスの存在をアピールしていきたい思います」
藤田「正直なんの印象もないです。言っちゃ悪いけどなんの爪痕も残して無かったんで。俺のもとには何も爪痕は残ってないんで、どれだけやる選手なのか、次の試合で楽しみにしてます。以上です」

 佐山がベルトを持ち、藤田とスーパーとで記念撮影が行われた後、突如ケンドー・カシンの代理人を名乗る人間が会場に現れ、カシンから平井代表へのメッセージを代読。

カシン(代読)「平井代表、大変ご無沙汰しております。本日も右頬に傷を負うなど相変わらずの暴れん坊将軍ぶりを発揮されているようで、こちら米国でも涙を流しております。そして遅くなりましたが、前回某所でお会いしたときにいただいたスパークリングワインを大事にしております。今回の大会に際しまして、1つ条件がございます。厳正なるタイトルマッチ直前に国歌斉唱を行うことです。もちろん歌うのは平井代表を於いて適任者はおりません。こちらNXピーッでも、ライブのイベント前には必ず星条旗を前に国歌斉唱が行われております。是非リアルジャパンプロレスでも取り入れていただきたいと思い、ご提案しました。WWピーッ・パフォーマンスセンター、ゲストコーチ、ケンドー・カシン。追伸、出来ましたらこの会見の直後に『壊れかけのRadio』『輝きながら』『光星学院八戸校歌』そのいずれかを聞きたいと存じます。その瞬間を夢見て、グッドバイ!from ケンドー・カシン」

 これを読み上げると代理人は足早に会場から姿を消し、面食らった平井代表は狼狽えながら慌てて代理人を追いかけ、会場から去っていった。

『“新間寿WWE殿堂入り記念大会”初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.3』
日程:2019年9月19日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ZERO1)/間下隼人
vs
ブラック・タイガー/ドリュー・パーカー(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ゴールデン・ロッカーズ]雷神矢口(浅草プロレス)/山本SAN(COMBO)
vs
崔領二(ランズエンド)/倉島信行(ドラディション)

▼UWEアジアパシフィック選手権試合 30分1本勝負
【王者】岩崎孝樹(ガン☆プロ)
vs
【挑戦者】将軍岡本(フリー)
※王者・岩崎孝樹は初防衛戦

▼特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負
アレクサンダー大塚(AO/DC)
vs
竹田誠志(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
船木誠勝(フリー)/関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
vs
タカ・クノウ(フリー)/ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】スーパー・タイガー
vs
【挑戦者】藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)

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