「小林邦昭さんも上から見てる」初代タイガーマスクが力道山さんの生誕100周年を祝い、亡き盟友との思い出を振り返る

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 5日、東京都・新宿FACEにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.31  力道山先生 ご生誕100年記念日感謝【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』が開催された。

 初代タイガーマスクこと佐山サトルが率いるストロングスタイルプロレスでは、病と長年闘う初代タイガーを元気付けるためのシリーズとして『THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER』を開催中。

 力道山さんは、戦後の日本にプロレスを持ち込んで日本人を元気付けてきた“日本プロレス界の父”と呼ばれる偉人。力道山さんの存在が無ければ現在のプロレス文化は存在しなかったと言っても過言でない。

 この日は、1924年11月14日に生まれた力道山さんの生誕100周年記念セレモニーが実施。
 本来であれば息子である百田光雄とその夫人、孫の力が参加予定であったが、百田の体調不良とその看病のために親族が全員欠席。力道山さんのジムで教えを受けていたことのある“過激な仕掛け人”新間寿も体調不良により欠席。生前関わりがあった人間が不在の中で生誕100周年記念セレモニーが行われた。

 セレモニーに出席した初代タイガーは「力道山先生はプロレスの父と呼ばれています。私達も先生が居なかったらこのリングに立っていません。その光栄な力道山先生の100周年を祝えるのはほんとに気分がいいものです。去年この会場で、下の控室で小林邦昭さんと一緒の部屋でずーっと語り合っていました。その小林さんは今年はいません。しかしこのイベントには小林邦昭さんも上から見てると思います。皆さんも小林邦昭さんとともに、力道山先生の偉大なる姿を、お祝いする日を皆さんとともに過ごしたいと思います」と、亡き盟友との思い出とともに力道山さんの100周年を祝った。


 セレモニーを終えた初代タイガーは「すべての父で、すべてのプロレスの基本。私が言っている“ストロングスタイル”の基本を作った人です。日本のプロレスがこれだけ(海外のプロレスと)違うというのは力道山先生の遺伝子があるからだと思います。偉大な祖です」と力道山さんを称える。
 そして自身の体調については「今日はちょっと調子悪いですね。最近は上がってきました。今日はホント調子が良くなくて。いつもはスッと歩けるようになりましたし、元気になっています。体調悪いときは声が出ないんで。それが今ちょっと出てます」と語った。

 また、今回のセレモニーではご家族を含む関係者が出席できない事態に見舞われたため、12月5日の後楽園ホール大会でまた改めてこうした場を設ける意向を語った。

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