【試合詳細】11・5 ストロングスタイルプロレス新宿FACE大会 ジャガー横田vs Sareee vs タイガー・クイーンvs藪下めぐみ 村上和成&ダーク・ウルフvsスーパー・タイガー&関本大介 船木誠勝vs間下隼人
- 2024-11-6
- 試合
- リアルジャパンプロレス
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.31 力道山先生 ご生誕100年記念日感謝【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』
日程:2024年11月5日(火)
開始:18:30
会場:東京都・新宿FACE
観衆:418人
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○日高郁人(ショーンキャプチャー)
10分26秒 ショーンキャプチャー
●ガイア・ホックス(フリー)
▼STOMPING presents シングルマッチ 20分1本勝負
○雪妃真矢(フリー)
12分44秒 雪の結晶→エビ固め
●Chi Chi(Evolution)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○船木誠勝(フリー)
8分59秒 スリーパーホールド
●間下隼人
▼タッグマッチ 60分1本勝負
●村上和成(フリー)/ダーク・ウルフ
6分37秒 反則
○スーパー・タイガー/関本大介(大日本プロレス)
▼4WAYマッチ 60分1本勝負
○ジャガー横田(ディアナ)
6分40秒 エビ固め
●藪下めぐみ(フリー)
※あと2人はタイガー・クイーン、Sareee (フリー)
村上和成がタイガーに禁断のマスク剥ぎを行いレジェンド王座戦決定!ジャガー横田元相談役が女子マッチを緊急プロデュース!力道山さん100周年セレモニーが開催
オープニング
まずは平井丈雅代表より挨拶。
平井代表「皆様、本日もお忙しいなか、初代タイガーマスク佐山サトルが主催致します、このストロングスタイルプロレスのリングに起こしいただきましてまことにありがとうございます。佐山サトルが、佐山サトル初代タイガーマスクを生んだアントニオ猪木会長、そして新間寿の思いとともに19年前、2005年に産声をあげ始めましたストロングスタイルプロレス、来年で20年になります。この20年、佐山サトルを応援していただきました皆様、まことにありがとうございます。ここにいらっしゃる皆様、そして、お伝えいただくマスコミの皆様、そして一般社団法人初代タイガーマスクの皆様、後援会の皆様、スポンサーの皆様、そのお一人お一人が誰が欠けてもこの20年、到達しなかったと思っております。そして本日!急遽この大会を行う事になりました。12月5日の後楽園ホールを前に、なぜここ新宿FACEに、急遽決まったか。皆様御存知の通り、11月14日、今から100年前の11月14日、日本プロレス界の父であります力道山先生がこの世に生を受けた日でございます。11月14日、日本のプロレス界、出来上がったと言っても過言ではありません。力道山先生のご遺族であります、百田家様、百田光雄様、奥様、そして力くん。今百田夫妻様は病気と闘っておりまして、本日この場に起こしいただく予定だったんですけど、どうしても病院に行かなければいけない。この場を、初代タイガーマスク佐山サトル総監に、この100年の記念日を託したい。新間会長、佐山サトル総監に、力道山先生の100年記念日を託したい、ご指名を受けました。この新宿FACEにこの日来ていただく皆様がその証人であります。皆様とともに、後ほど佐山サトルこのリングにやってまいります。佐山サトル、そして新間会長の思い、そして力道山先生、そしてそのご遺族であります百田家様と一緒に御心1つでございます。御心1つにしてお祝いをしていただけましたらと思います。よろしくお願い致します。最後に、佐山サトルが、認めた、今日このリングに20人の選手が上がってまいります。そのファイト皆さんの目で見ていただき、それを、見たものをお伝えいただければと思います。よろしくお願いします」
第1試合
ロックアップからリストの取り合い。日高が足を刈って倒すが、ガイアが切り返してロープに押し込むとクリーンブレイク。
リストの取り合いから日高がヘッドロック。ロープに飛んでショルダータックル。ガットショットからロープに振ると、ガイアはハンドスプリングからコルバタで投げ捨てドロップキック。フォールも2。
ガイアはストンピングからセントーン・アトミコ。フォールも2。
ガイアはボディスラムからロープに飛んでフットスタンプ。フォールも2。
ガイアはスリーパーで捕らえるが日高はバックエルボーで逃れ、ロープに飛ぶもガイアはスリーパーで捕らえようとする。切り返した日高が投げようとするが、着地したガイアが走り込むが、日高はアイルビーバックで避けてニールキック。日高は串刺し攻撃を狙うも、ガイアが足を伸ばすが、その足をキャッチしてロープにかけると逆の足にドラゴンスクリュー。さらに足4の字で捕らえるも、ガイアはロープを掴みブレイク。
日高はローキックを連打し、ニークラッシャーを狙うがガイアが丸め込むも2。
ガイアはガットショットも日高がキャッチ。ガイアはバク転して逃れると、走り込んで来た日高にRKO。
ガイアはランニングエルボー連発も日高がロープに振るが、ガイアがスクリューハイキックを叩き込みフォールも2。
ガイアはランニングニーも日高がキャッチしてそのまま逆片エビ固め。ガイアはロープを掴みブレイク。
日高はヒザへのミサイルキックで前奏曲を奏でてからショーンキャプチャーを狙うも、キャッチしたガイアがフックキックを叩き込みロープに飛んでリバーススリングブレイド。さらにゼロ戦キックからフォールも2。
ガイアはノーザンライトスープレックスホールドも2。
ガイアは投げようとするが、耐えた日高にナックルからダブルアームを狙うも日高が丸め込む。ガイアが切り返すも2。
バックの取り合いから日高がロープに押し込み、そのまま丸め込んでからヒザ十字。暴れるガイアをアンクルホールドから膝を蹴りつけていき、そのまま裏ヒザ十字でギブアップを奪った。
第2試合
Chi Chiが握手を要求し、雪妃が握ろうとするがChi Chiは前蹴りからエルボー連打でロープに押し込む。雪妃は切り返してロープに振るが、Chi Chiはドロップキックを突き刺し迎撃。
Chi Chiは投げようとするも、雪妃はボディに膝蹴り連発からエルボーを打ち込み、コーナーに叩き込んでロープを使った腕固め。レフェリーが注意してこれを離すと、腕へのナックルからコーナーに振って串刺しジャンピングニー。
雪妃はサッカーボールキックからフォールも2。
雪妃は腕へのニードロップから腕を踏みつけ、肘へのストンピングからボディスラム。フォールもブリッジして抜けたChi Chiがケンカキック。キャッチした雪妃がアンクルホールドで捕らえ、そのまま引き込んでニークラッシャー。
雪妃は両ヒザへのニードロップから、両腕へのニードロップを投下する。
雪妃は変形STOで叩きつけフォールも2。
雪妃はアナコンダバイスで捕らえるがChi Chiはロープに足を伸ばしブレイク。
雪妃はコーナーに押し込み膝蹴り連発。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、Chi Chiは足を伸ばしてカットしミサイルキック。
Chi Chiは串刺しビッグブーツ連発からロープに飛んでビッグブーツ。フォールも2。
Chi Chiはロープに振ろうとするが、耐えた雪妃のボディに膝蹴りから卍固め。雪妃はロープを掴みブレイク。
Chi Chiは顔面ウォッシュからフォールも2。
Chi Chiはコーナーに上るが雪妃がビンタ。髪を掴んでデッドリードライブからコーナーに上るも、Chi Chiはエルボーからデッドリードライブ。改めてChi Chiはコーナーに上るも、雪妃はビンタから再度髪を掴んでデッドリードライブ。
ビッグブーツの打ち合いから雪妃がドロップキック。さらにスライディングニーからコーナーに上るも、Chi Chiはデッドリードライブからコーナーに上りミサイルキック。フォールも2。
Chi Chiは引き起こすが、雪妃がローキックからミドルキック。さらに強烈なエルボーでダウンを奪う。
雪妃が引き起こすと担ぐが、着地したChi Chiがスクールボーイも2。
Chi Chiはトラースキックからスピンキックも、避けた雪妃に延髄斬りからスピンキック。フォールも2。
Chi Chiは投げようとするも、耐えた雪妃が丸め込みホワイトアウトで捕らえるもChi Chiはロープに足を伸ばしブレイク。
雪妃はスライディングレッグラリアートからフォールも2。
雪妃は左右のバズソーキックからフォールも2。
雪妃は雪の結晶で叩きつけ3カウントを奪った。
勝利した雪妃にはプロレス特化型アプリ『STOMPING』から勝利者賞が贈られた。
<試合後コメント>
雪妃真矢
「(Chi Chiとは)魔矢も合わせたら5試合くらいしてるのかな?シングルでも3回くらいしてると思うんで。でも当たる度にどんどん成長していくので、怖いですよね。今度は偶然、代打ということで出させていただいたんですけど久しぶりにストロングスタイルさんに上がれて。相変わらずお客様のノリもいいですね(笑)またよろしくお願いします♪」
第3試合
手4つから組み合うと船木がロープに押し込みクリーンブレイク。
間下がミドルキックを打ち込んでいき、船木もローで返し間下もローからロープに押し込むとクリーンブレイク。
間下のミドルをキャッチした船木がグラウンドに持ち込みマウントをとるが間下はロープを掴みブレイク。
間下のミドルをキャッチした船木が足を刈って倒しアキレス腱固め。間下はヒザへのナックル連発からロープを掴みブレイク。
間下がボディブローからロープに押しこみエルボー。船木の掌底と間下のエルボーの打ち合いに。間下がエルボー連打も
船木がローキックからミドルキック。左右の掌底からボディに膝を打ち込み、首投げからPK。キャッチした間下が足へのエルボーからボディスラムで叩きつけ、エルボーからコーナーに振って串刺しラリアット。ロープに飛んでビッグブーツからフォールも2。
間下はブレーンバスターからフォールも2。
間下はクロスフェイスも船木はロープに足を伸ばしブレイク。
間下は投げようとするが船木は脇固めからボディに膝。さらに掌底からボディに膝を叩き込み、首投げからPKを叩き込みフォールも2。
船木は腕ひしぎから三角絞め。間下は力任せに持ち上げバスターで抜けると、ビッグブーツからロープに振ってソバットからFSRを狙うも、船木は耐えてボディに掌底。さらにエルボーを避けて掌底からボディに膝を叩き込み首投げからサッカーボールキック。さらにスリーパーで捕らえ、これでレフェリーが試合を止めた。
試合後、船木は大の字になる間下に歩み寄って健闘を称えた。
<試合後コメント>
船木誠勝
「体重が付いたなと思いました。やるのは初めてなんですけど、一発一発が力強いと思ったんですけど、ちょっとスタミナが切れるのが早いなと思いましたんで。そのまま畳み掛けて。コンディションもちょっと悪いような気もしますね」
――間下選手は体重を増やし過ぎだと感じた?
「増やし過ぎだと思います。多分。あと、今日は自分と初めてやるってことで緊張してたかもしれませんね。緊張するといつもの倍疲れますから」
――この試合を通して間下選手に伝えたいことはあったか
「いやいや、自分も来年で56歳、40周年ですから。そんな何を伝えると言うより、残りの自分の人生も少ないんで。なにかしらの形を残さないとと。彼はちょうど1つ前のチャンピオンなんで、彼を倒せばもう1回自分にも権利あるかなと思いましたね。今日はその気持ちだけで試合しました。来年、もう一発行きます。40周年。何歳まで出来るか(笑)」
間下隼人
「……普通のこと、言っていいですか?強すぎでしょ。ヤバッ、マジで……。もちろん強いのは知ってたんですけど、なんだろな。佐山先生と似た強さと言うか、まず(間合いに)入れない。体重だって僕のほうが20kgくらい重いのに全然力負けしちゃう。僕も今ベンチが180kgとか上がるはずなのに、船木さんくらいの体重だったら楽に持ち上げられるはずなんですけど、もう極まっちゃってて。なんか遊ばれた感じは……まあ、負けたくせにべらべら喋りますけど、ちょっと、船木さん55でしたっけ?嬉しい自分もいますね。『まだ強いんだ、船木誠勝って』っていう。プロレスファン上がりなんで。でも7割、『いつかやり返さないとな』って気持ちがある内はまだやれんのかなって気がしますね。もう、お言葉を借りると……明日からまた生きるぞ!としか言えないかな(笑)」
力道山先生生誕100年記念日感謝セレモニー
和田政宗コミッショナー、初代タイガーマスクマスコットガールの野尻栞里さん、“初代タイガーマスク”佐山サトル、平井代表がリングへ。
和田コミッショナー「皆様こんばんは。本来でありますと新間会長がご挨拶を申し上げるところでございますが、急遽今日体調を崩された関係で参加が叶いませんでした。私がコミッショナーとしてご挨拶をさせていただきたいと思います。本日このように、力道山先生の100周年をまさに記念とする大会にこれだけ多くの方におこしくださった事にまず感謝を申し上げます。まさに力道山先生のイズムを正当に継承するのが、佐山サトル総監であり、佐山サトル総監のもと、本日も第1試合から素晴らしい試合が展開をされました。まさにストロングスタイルここにあり。このあとの第4試合、第5試合も素晴らしい試合となることを期待いたしまして、本日ここに力道山先生の100周年を改めてお祝いを申し上げたいと思います。本日はまことにご来場ありがとうございます」
佐山総監「皆さん、応援いつもありがとうございます。力道山先生はプロレスの父と呼ばれています。私達も先生が居なかったらこのリングに立っていません。その光栄な力道山先生の100周年を祝えるのはほんとに気分がいいものです。去年この会場で、下の控室で小林邦昭さんと一緒の部屋でずーっと語り合っていました。その小林さんは今年はいません。しかしこのイベントには小林邦昭さん上から見てると思います。皆さんも小林邦昭さんとともに、力道山先生の偉大なる姿を、お祝いする日を皆さんとともに過ごしたいと思います。本日はありがとうございました」
百田光雄(代読)「本日は私の父であります故・力道山の生誕100年をお祝い頂きまことにありがとうございます。父も大変喜んでいると思います。本日は私は病気療養のため会場に行く事ができず申し訳ありません。病気に打ち勝ってもう一度リングに上がる日を夢に見ております。応援よろしくお願い致します。百田光雄」
<セレモニー後コメント>
初代タイガーマスク
――改めて、力道山先生への思いを
「ちっちゃい頃にビデオで見ていた方です。ストロングスタイルプロレスでのイベントで主催者として参加できることが非常に光栄です」
――佐山先生にとって力道山さんはどういう存在か
「すべての父で、すべてのプロレスの基本。私が言っている“ストロングスタイル”の基本を作った人です。日本のプロレスがこれだけ(海外のプロレスと)違うというのは力道山先生の遺伝子があるからだと思います。偉大な祖です」
――百田光雄選手らご家族が来場できなかったが、12月の後楽園ホール大会などで改めてセレモニーを行う気はあるか
「あります。元気な姿を見たいです」
――生誕100周年をプロレス界全体をあげて祝うべきだと考えているか
「それが出来て光栄です」
――佐山先生ご自身の体調は
「今日はちょっと調子悪いですね。最近は上がってきました。今日はホント調子が良くなくて。いつもはスッと歩けるようになりましたし、元気になっています。体調悪いときは声が出ないんで。それが今ちょっと出てます」
――新間会長とは連絡を取り合っているか
「ときどき会うんで、そういうときに話します。今日来られないというのは会場に着いてから知りました。寒くなってきたんで心配です」
第4試合
先発はスーパーと村上。村上が変則タイガーステップで翻弄し、エプロンに降りて挑発。スーパーが追ってくると場外に降り、スーパーも降りると村上はリングへ。スーパーが戻ると村上はウルフにタッチ。スーパーもこれを見て関本とタッチ。
ショルダータックルのぶつかりあいから関本がヘッドバットからロープに飛んでショルダータックル。受けきったウルフがショルダータックルで倒し、コーナーに押し込みチョップから前落とし。フォールも2。
ウルフは逆エビ固めもスーパーがカット。
ウルフは村上にタッチ。
ウルフは膝蹴り連発からナックルを叩き込みフォールもスーパーがカット。
関本がエルボーを打ち込んでいくが村上が右フックを叩き込み腕ひしぎ。これもスーパーがカット。
関本はエルボーを打ち込んでいくが村上がボディに膝蹴り。関本は必死にエルボーも村上はラリアットからフォールも2。
村上は腕ひしぎで捕らえるがスーパーがカット。
村上は左フックも、避けた関本がぶっこ抜きジャーマンスープレックスで叩きつけスーパーにタッチ。
スーパーはPKからマウント掌底連打。さらにストンピングから再度マウント掌底連打もウルフがカット。
スーパーはエルボー連打でロープに押し込むが、村上はマスクに手をかけると破いていく。スーパーの素顔があらわになり、止めに入ったレフェリーを村上が突き飛ばすと、レフェリーがゴングを要求し反則負けとなった。
村上「おーい何だ俺と試合したいのか?おい、平井!12月5日、こいつとやってやるからタッグで組めよ(会場のブーイングを聞いて)よーしわかったわかった。ここにいるお前ら、12月5日、このクソタイガー、タイトルかけてやってやるから、これでいいよな?OKなら拍手してくれ。(拍手を聞いて)おい、負けんなよ坊っちゃん」
<試合後コメント>
村上和成
「まあ今言ったこと、そのまま!何だよ?最初から仕組まれたみたいな。アァ?所詮はあんな可愛い子ちゃんだ。親がいないと何も出来ねーんだな、アイツ!まあいつでもかかってこいよ。とりあえず、12月5日、アイツを寄り道してこのベルトかけて勝負してやりますよ。まあまあまあ、マスク破られてもタイガーの誇りはあるのか無いのか。それをガンガン前に出してたけど、まあまあまあまあ、あれがエースですよ。ここのエース。だから一番弟子になれねーんだよ。答えは1つ。あのクソにコメント聞いてみて。とぉ~っても意味の無い、内容の無いコメント出すから。しっかり載せろよ、面白くないけど。よろしくね~♪お前たちの腕にかかってるからね~♪」
スーパー・タイガー
「あの野郎!ナメやがって!でも、これで予定通り。予定通りしっかりこっち振り向かせてやったからよ。あとは必ず仕留めてやるからよ。オォ?!分かってんのかお前!このマスク、この代償、ベルトだけじゃねーよ。命もかけてこいよ!徹底的にやってやるからな!ナメんなよ!」
平井丈雅代表
――村上選手とスーパー選手のレジェンド王座戦は決定としてよいか
「本来であれば佐山総監にお伺いを立てなければいけないんですが、かねてから佐山先生と話をしている中で、スーパーがベルトを落として2年以上経つんですけども、村上さんがここに来てウチの大会でチャンピオンになって、間下がああいう形でやられたら、『次はスーパーが行くしか無いだろう。行かせろ』ということはこないだからおっしゃっていたので、決定で。先生も反対はしないと確信しております。本来であれば私が言うのもアレなんですが、12月5日、スーパーが村上選手に挑戦することを決定させていただきたいと思います。注目、よろしくお願いします」
第5試合
当初はジャガー横田&Sareee vs タイガー・クイーン&藪下めぐみというタッグマッチが組まれていたが、入場するなりマイクを要求したジャガーがカード変更を要求。
ジャガー「なんかさ、このペア変じゃない?だってさ、Sareeeもなんだけど、あいつ(クイーン)潰したいじゃん。負けてるよね、続けて。それに今ね、やっぱこういうタッグは駄目だよ。4WAYでいかない?4WAY。みんな全員敵だよ。誰が勝っても面白いじゃん。ね。どう?いい?いい?4WAY。お客さんどう?いい?じゃあ4WAYにする。そのほうが勝ちやすいって。クイーン潰しやすいから」
ジャガーがクイーンに、薮下がSareeeに殴りかかり場外乱闘で試合開始。
薮下がSareeeの手を鉄柵にテープでぐるぐる巻きにして動きを封じる中、ジャガーはイス攻撃からエプロンに上るとウルトラタイガーアタックを投下し、エプロンに顔面を叩き込んでからリングに投げ入れるとマスクに手を掛ける。これを離すと顔面に膝蹴り連発から薮下が帯攻撃を叩き込み、ジャガーと薮下でクイーンをロープに振るとダブル攻撃を狙うが、かわしたクイーンがまとめてドロップキックで場外に叩き出すと三角飛びケブラーダを発射。
クイーンは薮下をリングに投げ入れ、バズソーキックからビッグブーツ。髪を掴んで引き起こすが、そこへSareeeがダイビングクロスボディでまとめて倒す。
Sareeeは薮下に延髄斬りからジャガーのバックを取るも、耐えたジャガーに首投げ。ジャガーもすぐに首投げからフォールも、ブリッジして抜けたSareeeがロープに飛んで低空ドロップキック。
Sareeeはジャガーをフィッシャーマンズスープレックスホールドも2。
Sareeeはジャガーを投げようとするがジャガーがDDTで切り返し、サマーソルトドロップを投下しフォールもクイーンがカット。
薮下がクイーンにストンピングから引き起こし、ジャガーはSareeeを、薮下がクイーンをロープに振るが、Sareeeとクイーンはそれぞれドロップキックで場外に叩き出す。
Sareeeとクイーンはエルボーの打ち合いへ。Sareeeがロープに飛ぶがクイーンがバイシクルキックで迎撃すると髪を掴んで引きおこす。だがSareeeはカサドーラフットスタンプからロープに飛ぶも、クイーンはバックをとって投げ捨てジャーマン。ジャガーが走り込むもクイーンはジャガーのバックを取るが、ジャガーはそのまま丸め込むも、クイーンはバックを離さない。Sareeeもまとめてクイーンがバックを取るが、薮下が3人まとめて払い腰。
薮下はSareeeに払い腰から腕ひしぎ。クイーンが薮下にストンピングでカット。
薮下はクイーンにエルボーから一本背負いで叩きつけ、ジャガーがコーナーに上るとダイビングサマーソルトドロップを投下。しかしクイーンが避けて薮下に直撃し、Sareeeがセカンドロープからのダイビングフットスタンプを薮下に投下。フォールもクイーンがSareeeの顔面にトラースキックを叩き込んでカット。
クイーンは薮下にムーンライト・コースターを投下し、Sareeeがクイーンに低空ドロップキック。
ジャガーが薮下にカサドーラも、丸め込みの応酬からジャガーが3カウントを奪った。
薮下「ちょっと!ジャガーさんおかしくないですか?おかしいよね?3人でクイーンから取るんじゃなかったの?」
ジャガー「言ったよね?だってさ、強いんだもん。お前が弱いんだよ。できればクイーンから勝ちたかった。当たり前じゃんストロングのスターなんだからぶっ飛ばしたいよ!」
薮下「なんでSareeeもカットこねーんだよ!」
ジャガー「Sareeeも悔しい思いしてるんだよあいつに」
薮下「助けてくれても良くない?」
ジャガー「いいじゃんタッグチャンピオンなんだから」
薮下「あの、勝負の世界には勝ち負けがあります。それを認めることが本当の強さだと思います。いつかジャガーさんからフォール獲ってやる!」
Sareee「すいません、ちょっといいですか?私、今日ジャガーさんとのタッグすごい楽しみにしてたし、タイガークイーンともっともっとやり合いたかった。こんな不完全燃焼、自分の中でありえないんで、ちょっと今、あまりにも頭にきてるんで、その、ジャガーさんと薮下さん、二人のタッグ、私狙ってもいいと思いますよ。私、挑戦したからには、本気で獲っちゃいますから。覚悟しといて」
ジャガー「ペアは?ペア。ねぇ、いないのペア?これから決めんの?私達はいぶし銀のようなペア」
Sareee「いやペアは、私タッグパートナーとかいないんで」
ジャガー「私だっていねーよ」
Sareee「いるじゃないですか」
ジャガー「即席なんだよ2人ともシングルだから」
Sareee「(Chi Chiコールを聞いて)Chi Chiめちゃくちゃいいけど、勝手に決められないから。そのへんはまた(リングを去る)」
ジャガー「(会場のChi Chiコールを聞いて)Chi ChiとSareeeが組んで、タッグに挑戦する?」
Chi Chi「・・・(マイクを渡され悩む)・・・」
Sareee「(Chi Chiの横に戻ってきて)いや挑戦したい気持ちは山々ですよ。Chi Chi頑張ってるし。でも!私達大人なんで、勝手に決められないんですよ。ジャガーさんわかりますよね?」
ジャガー「事務所があるから、ね?今、やるべきじゃないって言うかも知れないしね。せっかく綺麗になってきたのにね、バービー人形みたいだもんね。綺麗だわ。顔負けてるけど、試合は負けないぞ!どうもありがとう」
<試合後コメント>
ジャガー横田&藪下めぐみ
――急遽4WAYマッチとなった
ジャガー「4WAY、やりやすいでしょ。個人バラバラで。私個人としてはペアや6人タッグがやりやすいけど、シングルが1番いいよ。そこん中で計算していくのが面白いよね。思う通り!思う通りでしたね」
薮下「最後、ジャガーさんに裏切られました」
ジャガー「あぁ~裏切っちゃったっけ(笑)忘れたぁ~(笑)」
薮下「でもそれはそれで勝負の世界なので、そういうジャガーさんの前に取り方っていうのも私は今日当たらせてもらって、ほんの一瞬だったんですけど、盗めるところはどんどん盗んで今後に活かしていきたいなって思います。ありがとうございました」
ジャガー「勝たないとね、やっぱ」
薮下「そうですね~、ハイ」
――クイーン選手と当たったのは久しぶりだった
ジャガー「久しぶりだねえ、多分私は。やっぱり技師(わざし)だから自由にさせたら危ないから、自由にさせないように仕向けたので。ちょっと逆に100%出せなかったんじゃない?今日は。それもやっぱりテクニックなので。彼女が自分が出したい技をどう出していけるかっていうのが彼女のこれからの課題じゃないですか。技はいっぱい持ってるけど、出せなきゃ意味ないもんね。それがやっぱり課題で、勝利に繋がらなかったのはそこじゃないですかね。素晴らしい技を右に左に受けてたら私、負けてたでしょ。それを出さないようにさせるのが私のテクニックだし」
――クイーン選手は1人でさっさとリングを後にしていた
「アレはムカついてたね。多分。声は上げないけど。負けたら悔しいでしょ。自分のリングですから。そういう意味では悔しい思いしたんじゃないですか?いいと思います」
――今日は女子の試合を面白くなるようプロデュースしていたが、今後も女子マッチが面白くなるよう手を加えていく?
ジャガー「いや~、ちょっと分かんないですね。そろそろ、ストロングスタイルプロレスの女子の、まあ、相談役として色々やってきましたけど、やっぱり私自身もライバルを作っていかなければいけないので。みんな、この年寄りをとっとと抜かしたいと思うけど、それを頑張るのがジャガー横田なので。そういう意味では、変にそういうしがらみとか、そういう物を持っちゃうと思い切って出来なくなっちゃうので。ちょっと、ストロングさんとはどうでしょうねえ?聞かれれば相談に乗れることは乗りますけど。役職をもらってどうっていうのはもう無いと思います。そうじゃないと、ストロングも独り立ちしないといけないので。と、私は思ってますけど」
――新間会長は今日いなかったが、新間会長とのわだかまりはまだあるのか
ジャガー「無いです無いです、無いです。言いたいこと言ったけど、ちゃんとその後に話をしたので。和解というか、お互いに誤解をするようなところがあったけど、『よろしくな』と言ってくださったので、『こちらこそ失礼しました』というお話をさせていただいているので、なにもないです。お互いプロレスを良くしていこうという気持ちのぶつかり合いなので、それはいい意味でのぶつかり合いだと思うので。新間会長もキャリアを積まれている方ですけども、私は選手としてキャリアを積んでいますので、やっぱ妥協はできないですよね。妥協しないで私がぶつかったときに納得がいくように返してもらえれば、『あぁ、そうか』と。勉強になりますけども、そうではない部分だったので、あのときは言わせていただきましたけど、やっぱ新間会長の長年プロレスを見てきたプロレス愛というものがあると思うので、それは1つの意見として受け止めたいなと思っております」
――新間会長と和解した話と、相談役を退任する話は全く別のものだということか
ジャガー「相談役は退任します。偏ってしまいますので。私もレスラーなので、自分のライバルを。薮下だって、同じチームだけどライバルですから。この子は(私を)抜こうとしてる。私は抜かれないために頑張ってる。そのぶつかり合いが面白くなっていくことなので。まあ私をなんとも思ってない人もいるでしょうし、それはそれでいいと思いますし。何度も言うように、私は今の女子プロレスにチャレンジしている、キャリアを積んでもチャレンジしているので、どこまで通用するかの私個人の闘いですから。それをマスコミの方は私個人を見る場合は見届けてもらいたいと思いますし。ともに私の団体、ディアナであったり、CRYSISであったり、チームいっぱいいますので、その子達が1人でも抜く状況を作らなければならない。でも黙っては抜かれないです。そうじゃないとレベルが上がらないので。そういう意味ではディアナでもCRYSISでもどんどん私を超すレスラーが出てこなければいけないことだし。超してるかもしれないし(笑)」
――より1プレイヤーとしての立場を大事にしていきたいと
ジャガー「そういうことです」
――ストロングスタイルプロレスの女子マッチのマッチメイクからも離れる?
ジャガー「相談されればアレですけど、偏るんですよ、やっぱ。1人が考えると。相談されれば私の意見は言いますけども、されなければ、私はストロングスタイルプロレスの団体の者ではないですから。そういう意味では相談は受けるとは思いますけど、私が決めるっていうのは無いと思います」
――Sareee選手からのタッグ王座への挑戦表明は、パートナーが決まればOKする?
ジャガー「まあとりあえずはストロングサイドに聞かないと。私たち個人がね。挑戦したいって言ってきても受けるのはチャンピオンですから。当たり前ですけど。セッティングをしてくれるかどうかっていうのはストロングスタイルですから。それは相談しながらですね」
Sareee
――試合がタッグマッチから急遽4WAYマッチに変更されたが、不満に思うところはあるか
「なんか、いきなりタッグだと思って、ジャガーさんとのタッグを楽しみにしてたし、タイガー・クイーンと久しぶりの対戦ということで楽しみに……楽しみというか気合がかなり入っていたんですけど、いきなり4WAYという形になって、試合も見ての通り不完全燃焼だったので。メチャメチャ悔しいっていうかなんて言ったらいいのか分からないんですけども、タイガー・クイーンとはシングルでやりたいですよね、私的には。ていうかやらなきゃいけないんじゃないかなって思いましたね、ホントに。あとはジャガーさんにタッグのベルトとか言いましたけど、それはリング上で言ったけどどうなるかは分からないです。私はやっぱりタイガー・クイーンとのシングルを望みます」
――かねてからクイーン選手とのシングルを熱望しているが、どのようなところに魅力を感じるか
「もう、リングで見てもらえば分かると思いますけど、やっぱやり合っててホントに燃えるし、クイーンと1vs1でやってみたいですよね」
――気の強さなど、Sareee選手と似たようなところも感じる
「ん~、似たようなとこはどうか分からないですけど、普通に対戦してて熱くなれる相手だし、絶対負けたくないと思うし、あとはやっぱりストロングのファンの皆さんも望んでるんじゃないかなと思うので、私はやりたい。ずっと言い続けてるんで。それだけですね。あとは主催者側が決めることだと思ってます」
――現状だと、クイーン選手はライバルというより“ライバル候補”か
「ライバルにふさわしい相手だと思いますよ。でもシングルやってからじゃないとそれはなんとも言えないのかなと思いますけど、私が倒さないといけない相手の1人だと思います」
――ここのリングでの標的は基本的にはクイーン1人だと
「そうですね。クイーン以外いなくないですか?」
――元々はストロングスタイルプロレスに今年1年間定期参戦するという話だったが、12月までにクイーン選手と出来ないのであれば来年以降は参戦する意味がないと考えるか
「う~ん、どうですかね?どうなんだろ……。まあ私は今の時点ではタイガー・クイーンと試合するべきだと思うので。試合数も少ないじゃないですか、ストロングスタイルさんって。なので、その後のことは考えてないですね。とにかくシングルが出来たらなと思います。あっちがどう思ってるのかわからないですけど、あっちだってやりたいと思ってなきゃおかしいですよね」
――タッグ王座に挑戦名乗りを上げたが、パートナー候補は頭に浮かんでいるか
「いないんですよねぇ、それが……。言っちゃったんですけど」
――もしタッグ王座戦が組まれるとしたら、パートナーは主催者側に委ねる?
「それもちょっとイヤですね。どうしましょうかね?お客さんはChi Chiって言ってましたけど。Chi Chiは負けん気の強さとか、メチャメチャ普段頑張ってるのも知ってますし、こないだもトーナメント優勝したり、徐々に実績も残してきている期待の若手選手だと思うのでタッグ組んでもいいかなとは思いますけど、勝手に決められないんで。どうなっていくのかは分からないです」
――クイーンと組むことはあり得る?
「いやぁ~、今のところ無いですね。やっぱ決着つけてからじゃないですか?シングルで。その後の話はどうなるかわかりませんが、私はとにかく、ずっと言ってますけど、早くシングルさせてください」