飯伏幸太がオカダ・カズチカとの5年ぶりの対決制してG1 CLIMAX優勝決定戦進出!「去年と同じ過ちは繰り返さない」
10日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『HEIWA Presents G1 CLIMAX 29』が行われ、飯伏幸太がオカダ・カズチカを撃破してG1 CLIMAX優勝決定戦に駒を進めた。
今年のAブロックは最初こそ連敗する選手と連敗する選手で分かれていたものの、開幕から連勝していたKENTAやアーチャーが失速、スロースタートとなった飯伏が順調に勝ち星を重ねてオカダに追いつき、この日はオカダと飯伏のAブロック優勝者決定戦となった。
オカダは引き分けでも突破、飯伏は勝利せねば優勝は出来ないという飯伏にとって後がないこの一戦。オカダと飯伏幸太としての姿でのシングルマッチは5年ぶりであり、両者のシングル戦績はオカダの2勝0敗。
オカダは飯伏との打撃戦のさなかに飯伏の眼前で指でチョイチョイと手招きして挑発し、飯伏が敢えてのドロップキックで顔面を捉えると、オカダも飯伏をコーナーに上げて地対空ドロップキックで場外に突き落とすなど序盤から意地の張り合いを展開。
オカダはあらゆる体勢からのバックエルボー、飯伏は多彩な蹴り技で打撃戦を展開し、終盤にはオカダのドロップキックを空中でキャッチしてシットダウン式パワーボムで叩きつけるなどの離れ業を見せた飯伏は、オカダのレインメーカーをレインメーカー式ハイキックで切り返し、カミゴェ2連発でオカダを沈めた。
マイクを取った飯伏は「これで俺の優勝進出が決まりましたね。初めに言いたいのは、皆さんにありがとう。そして僕とAブロックで戦ってくれた人、みんな本当にありがとうございます。僕はAブロック代表として絶対にもう負けない。去年と同じ過ちは繰り返さない。最後まで諦めないから。約束します!それでは。また明日!」と感謝の気持叫び、観衆の大歓声を浴びた。
2年連続でG1 CLIMAX優勝決定戦への進出を決めた飯伏は「僕の記憶が正しければ、オカダさんは同期ですよね?2004年デビューですよね?僕はこれからもオカダさんと戦っていきたい。強すぎる。まだまだ100分の1じゃないですか、オカダさんは。僕は100%出したけど、オカダさんはまだ出し切ってないんじゃないですか。お互いにまだまだ、続きを見せましょう。コレは完全に自分のストーリーでもある」とオカダへのリスペクトの意を表し、足を引きずりながら会場を後にした。