【試合詳細】8・6 新宿二丁目プロレスAiSOTOPE LOUNGE大会 忍vs竹田光珠 寧々∞D.a.i&バナナ千賀&谷口弘晃vsTORU&政岡純&木下亨平 宮本リンチ&木下ユッキーナ女王様vs大橋あっくん&内田祥一&関根龍一&ブリティッシュバタードッグ
『新宿二丁目プロレス Vol.34』
日程:2019年8月6日(火)
開始:19:30
会場:東京都・新宿二丁目アイソトープラウンジ
観衆:666人(超満員札止め)
▼さわやかマッチ
小仲=ペールワン/●山田太郎
4分46秒 コンバイン
塚本拓海/○関根龍一
▼ドキッ!男だらけの騎馬戦!
●[ルミエールチーム]忍/怨霊/小仲=ペールワン/寧々∞D.a.i
●[コロナチーム]宮本裕向/関根龍一/木下亨平/大橋あっくん
●[新宿二丁目24会館チーム]竹田光珠/バナナ千賀/塚本拓海/ブリティッシュバタードッグ
○[北欧館チーム]内田祥一/TORU/政岡純/谷口弘晃
●[ニュートーキョーチーム]竹田誠志/遠藤マメ/柴田正人/阿部史典
※北欧館チームが優勝
▼アマゾネス・ダイアン ショー
▼SMマッチ
宮本リンチ/●木下ユッキーナ女王様
8分15秒 首固め
○大橋あっくん/内田祥一/関根龍一/ブリティッシュバタードッグ
▼ドリアン・ロロブリジーダ ショー
▼新宿二丁目女子プロレス ビューティーロイヤルランブル
9分21秒 ノーコンテスト
<参戦選手>
デビル小澤、ASUKAMA、綾波コージー、レディー・コウジュ、クミコタケダ、パピヨン朱美、イーグル柴田、TWICEセナ・ツカモト、阿部内寂聴、ザキトワール、コギャルB、雌犬マサル
▼ブラジャーリアルレスリング
<1試合目>
○クミコタケダ
1R 51秒 ブラジャー外し
●TWICEセナ・ツカモト
<2試合目>
●阿部内寂聴
1R 1分37秒 ブラジャー外し
○雌犬マサル
<3試合目>
●デビル小澤
1R 1分33秒 ブラジャー外し
○ザキトワール
▼ベストボディ・ニチョプロ
<優勝者>内田祥一
<参加選手>
遠藤マメ、宮本裕向、小仲=ペールワン、竹田光珠、柴田正人、大橋あっくん、谷口弘晃、木下亨平、政岡純、寧々∞D.a.i
▼レイチェル・ダムール ショー
▼男達のガちんこマッチ
○寧々∞D.a.i/バナナ千賀/谷口弘晃
6分48秒 フィッシャーマンバスター→片エビ固め
TORU/政岡純/●木下亨平
▼ILNP王座挑戦者決定戦
●忍
11分35秒 フロントネックロック→レフリーストップ
○竹田光珠
※光珠が次期ILNP王座の挑戦者に決定
▼ボーナスマッチ 全選手参加パンツバトルロイヤル
○政岡純
4分22秒 恥ずかし固め
●竹田光珠
<退場順>
木下亨平→関根龍一→塚本拓海→TORU→Kouzy→遠藤マメ→竹田誠志→柴田正人→阿部史典→谷口弘晃→山田太郎→バナナ千賀→忍
光珠が師匠・忍との初シングル戦でTKO勝利しILNP王座挑戦権を獲得!忍は「ニチョプロのPになる準備をしろ」と光珠を後継者に指名?!女王様となった木下亨平がドMに堕ちる!
オープニング
文字通り足の踏み場もない超・超・超満員となった会場の中、弥武リングアナとレイチェル・ダムールによるオープニングトークが行われ観衆も交えて乾杯。
昨日に引き続き右手首尺骨を骨折中のガッツ石島が解説として紹介され、この日にプロレスを初めて見るというお客さんのために、小仲=ペールワン、山田太郎、塚本拓海、関根龍一の4名が登場。
実例を見せることでプロレスのルールや楽しみ方を説明。さらにマットプロレスではロープが存在しないため、お客さんに触れるとロープブレイクと同じ扱いとなる会場特別ルールの解説が行われた。
そして「おさらいを兼ねて試合をやってもらいましょう」とこの4人でオープニングマッチが行われることとなった。
第1試合
関根と小仲のマッチアップでゴングが鳴ると、ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合い、ヘッドロックからのテイクダウンからクリーンブレイクと堅実な序盤戦を展開し両者タッチ。
塚本と山田となると、山田が張り手、エルボーと打っていくが塚本がショルダータックルでなぎ倒す。しかし山田は下から急所打ち。さらに股間にニードロップを落として小仲にタッチ。
小仲は塚本に拷問コブラツイスト。塚本はお客さんの手を掴んでブレイク。小仲はサミングからボディスラムを狙うが、逆に塚本がボディスラムで投げ捨てタッチ。
関根はボディスラム、アバランシュボディスラム。関根はお客さんのパワーを借りてお反動 PK、カミカゼを狙う小仲はDDTで切り返し山田にタッチ。
山田は二人にランニングネックブリーカーからダブルニードロップ。カウントは2。山田はラリアットを狙うが、これをかわした関根がバックを取ると塚本がトラースキックでアシスト。そして関根のサッカーボールキックと塚本のトラースキックでサンドイッチ攻撃。そして関根が「レッツ!コンバイン!」の掛け声とともにコンバインに入ると山田はタップアウト。
第2試合
全選手入場式のあとは恒例の騎馬戦が開催。その場でチーム分けが発表され騎馬を組んでいき、人数が足りないチームはお客さんを大将に騎馬を組んでいく。Kouzyが『LOVE YOU ONLY』を歌い上げる中、各チーム騎馬戦を開始。
失格になったチームもいつの間にか復活していたり、千賀がまろび出したバナナを扇子で隠しながら腰を振って踊ったりとルールが曖昧な混沌とした空間の中で騎馬戦が展開。
最終的に関西出身のチームで固められた北欧館チームが優勝を果たした。
政岡「なんかね、TORUさんがおもろい負傷しましてね(笑)TORUさん、肩いわしました?」
TORU「(笑)」
政岡「大阪出身!我ら4人に注目してください!このあとも楽しんでいってください!」
アマゾネス・ダイアン ショー
ダイアンが『しおふき小唄』に合わせて踊りながら潮を吹くなどのセクシーなパフォーマンスで会場を盛り上げ、まだ照れが残る観衆の心に完全に火を点けた。
野球拳
急遽野球拳が行われることとなり、パンツ一枚の即決着となるルールで忍と千賀が対戦。
千賀が先勝し、忍が生まれたままの姿となるが、忍はマグナムを股に挟むと勝負続行。続けて千賀が2連勝するが、忍が解説席に走りよりマグナムの皮を剥くことでさらに勝負を続行。続けて忍が2連勝すると千賀は身にまとうものがバナナにソックスを被せただけの状態で勝負を続行しようとするが、中身がはみ出ていたためレフリーストップ。
しかし、「ここで石黒レフリーも出来るのでは?」という話になり、一度は引き上げていた忍と千賀が「やるかあ!」と飛び出してくると忍&千賀vs石黒レフリーのハンディキャップマッチとなり、石黒レフリーは負けてもサポーターではなくパンツを脱いでいく男気を見せる。
一進一退の勝負の中、最終戦で石黒レフリーが忍に勝利しパンツを守り抜いて勝利するが、忍と千賀は石黒レフリーを襲撃し石黒レフリーの“入り口”をあらわにし、そのまま全員入り乱れながら退場していった。
第3試合
新メンバーである内田祥一を交え、『M』に乗せてドM軍が入場。
女王様たちの入場曲が鳴るとドMたちは抱き合って震え上がり、東京初上陸の木下ユッキーナ女王様には場内から黄色い歓声が上がる。
リンチ「オカマの皆さん、そして腐女子の皆さん、お久しぶりね。今日は私のパートナー、木下ユッキーナ女王様が東京初進出よ!ユッキーナ、まずは東京のお客さんにご挨拶してください」
ユッキーナ「新宿の皆さん、チョリッス♪あんたたち気持ち悪いわね(ドMたちをムチで叩く)これから……」
あっくん「気持ち悪くないですきもちいいんです」
ユッキーナ「これから……」
あっくん「ぎも゛ぢい゛い゛んです!!」
ユッキーナ「……話が進まないから、もう。ここからさらに大変なことにしてあげるからね♪」
リンツ「もうちょっとあいさつしてもいいわよ」
(ドMたちが期待に満ちた目でユッキーナ女王様を見つめる)
ユッキーナ「……あんま見るなこっちを。なにも生まれないのかよ。……もう限界です」
リンチ「最初はこんなもんよ。それじゃユッキーナ、いきましょう。あんたたち!覚悟しなさい!」
ゴングが鳴ると、ユッキーナ女王様がドMたちをムチで叩き回していくが、ドMたちはひるむどころかユッキーナ女王様ににじり寄っていき、「ぼくにもください!」とユッキーナ女王様のロウソクをおねだり。ロウソクを垂らされるとドMたちは「ありがとうございますッ!!」とていねいにお礼を言う。
ユッキーナ女王様は関根にドロドロに融けたロウをかけ、尻を突き上げるドMたちをムチで叩き回していくが、本部席からは「まだ先輩レスラーをムチで叩くということに葛藤があるんですねぇ」と厳しくもユッキーナ女王様の内面にも配慮したフォローが入る。
そしてその間にリンチが内田を亀甲縛りでその肌に赤い紐を食い込ませていき、続けてあっくんをロメロ・スペシャルで吊り上げる。そしてユッキーナ女王様が「舐めなさい」と命令すると関根があっくんのおむつをめくって顔をうずめて口を這わせていき、あっくんは「あっ!イく!イく!イく!イく!」と小刻みに嬌声を上げ、ブリティッシュバタードッグもあっくんのおむつをめくって密林へと冒険の旅に出ると、あっくんは絶頂に達して放心状態となってしまい、ドクターであるマメがあっくんを搬出。
そしてリンチはステージ上で内田を弓矢固めで痛めつけると、ブリティッシュバタードッグが内田の左乳首を、関根が右の乳首に口を寄せると内田はその口から甘いメロディを奏でる。
しかし、ここで突如会場にパワーホールが鳴り響くと、ドSに覚醒したあっくんが入場してユッキーナ女王様を襲撃。ユッキーナ女王様はムチで応戦するが、覚醒あっくんはユッキーナ女王様からムチを奪い取って叩き回すと極太ディルドをユッキーナ女王様の喉奥まで突っ込むとユッキーナ女王様は失神。マメがユッキーナ女王様をリングの外へと運び出す。
覚醒あっくんはリンチにもムチ攻撃。ドMの反乱に戸惑いの表情を浮かべて反撃できずにいたリンチだったが、パワーホールがフェードアウトしていくとともにあっくんは見る見る力を失っていき、ガックリとヒザをついてうずくまり「ぼくはやっぱりMがすき……」とさめざめと泣き始める。するとドMたちがあっくんに歩み寄って慰め、ドM4人での組体操で“M”の文字を作り「ぼくたちやっぱりMが好き!」と全員で唱和。
すると、また会場に『M』が鳴り響き、ドMと化しておむつを履いたユッキーナ女王様改め木下亨平が登場し、会場は悲鳴と黄色い歓声で満たされる。
ドMたちは全員でリンチへご褒美を求めてゾンビのように這いずり回りながら覆いかぶさっていくが、木下ががっついていくとあっくんは「ぼくがご褒美をもらうの!」と木下を引き剥がす。木下も抵抗するが、あっくんは木下にスモールパッケージ。これで3カウントが入り、試合終了。
ドMたちは「はじめて勝った!」と喜び合い、木下も交えて全員で手をつなぎ、手を高々と上げると観客は大きな拍手。試合は大団円のうちに終わった。
ドリアン・ロロブリジーダ ショー
新宿二丁目発の本格DIVAユニット『八方不美人』として昨年デビューしたドリアンが見事な歌唱力でシャ乱Qの『ズルい女』、植木等の『ハイそれまでヨ』、美空ひばりの『お祭りマンボ』を熱唱。一曲終わるたびに観客席のボルテージが上がっていき、最後には観衆全体で合いの手を入れながら歌い上げる笑顔いっぱいの空間を作った。
第4試合
最初にデビル小澤が入場し、続けて入場したASUKAMAが即座にヒップアタックで急襲。3番目に登場した綾波は小澤を踏み台にASUKAMAへスイングDDT。
ここに入場してきたレディ・コウジュが全員をエルボーで打ち据えていくが、朱美がデビル、コウジュとヘアホイップ。しかし柴田が入場すると圧倒的なパワーで大掃除を始め、綾波、朱美、ASUKAMAを3人まとめてボディプレスで押しつぶしてそのままフォールを奪う。
そしてクミコはカメラを見つけると勝負をよそに目の前でポーズを取っていく。
続けてマサル、セナ、阿部内寂聴が次々と入場してくると柴田に攻撃を集中させ全員でフォールを奪って排除。
続けてザキトワール、コギャルBが入場するとリング上は筆舌に尽くしがたい乱戦となり、コウジュがコギャルBに恥ずかし固めをかけて股間を開帳させ、ザキトワールがマサルを愛犬のようにかわいがり、混沌と呼ぶには生ぬるいような状況となると突如チカコ・リラックスが乱入。
チカコは「レスラーが女装してるって言えばラップでしょ。皆さんこんばんは!Say Ho! HoHoHo!!さあ行きましょう!ミュージックスタート」と唐突にラップバトルの開戦を宣言。
全員が隅っこで顔を背けながらうずくまり、チカコから指名されないように祈る中、まずチカコが指名したのはコウジュ。コウジュは心底つらそうな顔をしつつもなんとか即興でリリックを紡ぎ出しチカコに立ち向かうが、本部席から「横綱相撲」とツッコミが入るほどのチカコの豊富な語彙の前に玉砕。
続いて指名されたのは阿部内寂聴。阿部内寂聴も心底つらそうな顔をしながら善戦しようと試みるが、地声で小さく「助けてくれ……」とつぶやくまでに精神を追い込まれて玉砕。
続いて指名されたのはセナ。チカコは「あたしTWICE好きなんだよ!中途半端な女装しやがって!」と私怨も交えて罵倒していき、心が折れたセナはリリックを紡ぎ出せず無言のまま観衆を煽ることでなんとか誤魔化そうとするが激怒したチカコの口撃にKO。しかし最後は二人並んでTの文字を作り、TTポーズを完成させた。
ここでこれ以上の続行は不可能と判断したレフリーによりノーコンテストが宣言された。
しかし、チカコが「せっかくレスラーが女装してんだからさ!このままブラジャーリアルレスリングしようぜ!」と提案したことで精鋭6人によるブラジャーリアルレスリングが行われることとなった。
第5試合
この試合は3分1ラウンドで行われ、ルールは3カウント、相手のブラジャーのホックを外した場合に勝利。あらゆる打撃行為、バスターなどの危険な投げ技、相手選手のブラジャーを引きちぎるといったレイプまがいの行為は反則となりイエローカードが提示される。行き過ぎた反則が行われた場合は即レッドカードで反則となる。純粋なレスリングテクニックの他、これまでブラジャーのホックを外してきた過去の女性経験も闘いに有利に働く。
まずはセナとクミコの対戦。
国体にも出たことがある竹田と縁が深いと思われるクミコが終始有利な体勢を取ってテイクダウンを奪っていくが、その際にクミコのカツラが取れてクミコがマサシになってしまい、マサシが下になりながらも素早い指さばきであっという間にブラジャーを奪取。
クミコはセナに握手を求めるが、セナが応じようとすると自らスカし、セナが悔しがる中で悠々と退場していった。
続いて、阿部内寂聴とマサルの対戦。
ジリジリとした距離の詰合いから阿部内寂聴が自ら仰向けになってマサルにグラウンド戦を誘うが、マサルは阿部内寂聴の股間にむしゃぶりつき、そのまま正常位の体勢で上からブラジャーのホックを狙いに行く。しかし阿部内はだいしゅきホールドで下からブラホックに手をかけるが、マサルがローリングして距離を取りこれを回避。
突撃を試みる阿部内だったが、マサルが飛びつき腕十字の形で阿部内を転がし、腕を極めずにブラホックに手を伸ばす。阿部内も下からブラホックを狙いに行くが、一歩反応が遅れたためマサルがブラジャー外しに成功。
試合後には互いの健闘を称え合い、友情のブラジャー交換が行われた。
最後に、ザキトワールとデビルが対戦。
ザキトワールはレスリング、デビルは柔道の経験があり、互いに激しくポジションを奪い合うスピーディな攻防を展開。ザキトワールはブラジャーリアルレスリングに不慣れなため、有利なポジションを取ることにこだわり、ブラジャー外しには適さない体勢に持ち込んでしまったりとデビルに付け入る隙を与えてしまうものの、三角絞めで完全に動きを封じてからじっくりとブラジャーを外すという力技で勝負を制した。
しかし、試合後にデビルがこの勝敗に不満があると物言いを付ける。理由は自身のブラジャーのホックは2つであったのに対し、ザキトワールのブラホックは3つであったことで対等な勝負では無かったというもので、その理屈に会場から同調する声が上がるもののレフリーの裁定は覆らず。
デビルとザキトワールは互いに指を一本突きたて合い、今後の再戦による決着を約束した。
第6試合
全員がジーンズ一枚で入場してアピールし、そのボディの美しさを競うこの試合、柴田がまるでマジックで書いたかのようなクッキリとしたシックスパックを見せたり、内田が前のボタンとファスナーを全開にしながらチュッパチャップスを舐めるというセクシーなアピールを見せたりとそれぞれ趣向を凝らしたアピールを行い、審査員の判定で優勝者は内田に決定。
この判断に激怒したあっくんが一人リングに飛び込んで熱唱し始めるが、その間に選手たちは全員帰ってしまい、会場も暗転。あっくんが嘆く中、そのまま休憩時間へと突入した。
レイチェル・ダムール ダンスショー
レイチェルが女装で艶やかなダンスから早着替えで男装となり、雄々しくも麗しいダンスを披露して後半戦のシリアスな試合に向けて休憩明けの会場の空気を最高潮まで持っていった。
第7試合
全員が入場すると即座に場外戦となり、観客席でお客さんに触れたり触れられたりしながら暴れまわる。
TORUがリングに戻る際にスケベイスで本当に転んでしまい落ち込む中、リング上では寧々と木下のマッチアップ。ここに政岡も加わり2vs1となり、政岡がアームドラッグからドロップキック。
政岡が寧々にボディスラムを狙うが、寧々は抵抗してハンマーを落とし、「やってくれたな」とサンセットフリップ、セントーンと連撃。谷口にタッチ。
谷口は強烈な逆水平チョップを放ち、リフトアップスラム。千賀にタッチ。
千賀は政岡の急所を踏みつけ、ブレーンバスターを狙っていくが後ろに着地した政岡が千賀のラリアットをかわして組み付きDDT。TORUにタッチ。
TORUはアシストのために突っ込んでくる谷口のバックを取って寧々にぶつけ、谷口には延髄斬りで撃退。さらに千賀にはドロップキックからのDガイスト。さらにステージ上からのダイビングクロスボディを放っていくが、これは谷口がキャッチしてそのまま担ぎ上げてバックフリップ。さらにボディプレスからロックボトムの体勢に入るが、TORUは着地してシャイニングウィザード。両者タッチ。
木下と寧々のマッチアップとなり、エルボーの打ち合いを制した木下がドロップキック。続けてジャーマンスープレックスを狙うが、寧々が耐えるとバッククラッカー。ここにTORUと政岡が寧々の頭にサンドイッチ式トラースキックで追撃し木下がジャーマンスープレックスホールドも谷口と千賀がカット。
木下へ谷口がラリアット、千賀がトラースキック、寧々がサンセットフリップやステージ上からの旋回式フロッグスプラッシュ、そして観客席に飛び込みながらの旋回式フィッシャーマンバスターと木下に猛攻をかけて試合を決めた。
第8試合
握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合い、ヘッドロック、テイクダウンからのクリーンブレイク。
ゆっくりリングを周ってから組み合おうとするが、忍が強烈な逆水平チョップ。光珠もエルボーで返していくと忍も骨と骨の当たる鈍い音のするエルボーで返していく。たたらを踏む光珠だったが、不意を突いてフランケンシュタイナー。さらに忍の起き上がりにソバット、ドロップキックと畳み掛け、観客席へエスケープする忍を即座に追っていく。
観客席でエルボーの打ち合いを展開した両者は打ち合いながらリングへと戻り、これを制した忍が光珠へ首投げからサッカーボールキック、側頭部を突き刺すような低空ドロップキック、その場飛びのムーンサルトプレス、昨日の試合で光珠を仕留めた高角度逆片エビ固めと猛攻をかけていくが、この日の光珠はしっかりとお客さんの手を掴んでブレイク。
忍はステージ上からの攻撃を狙っていくが、光珠が追いすがって足を掴んで足払い。逆に光珠がステージ上からのミサイルキック、ステージ上からのダイビングダブルフットスタンプ、ハリケーンドライバーとラッシュをかけ、投げっぱなしジャーマンスープレックス。しかし忍はこれを一回転して着地しセックスボンバーの体勢へ。これをかわした光珠はカウンターのスピアーを突き刺し、ブレーンバスターからクラッチを外さず胴絞めフロントネックロックへ。忍がバスターしようとしても粘り強く絞め上げて反撃を許さずいると忍は観客の手を取ってブレイク。
光珠は忍が膝から崩れ落ちるまで息継ぐ間もないエルボー連打。そして観客席の中央をかき分けて一本の道を作り、助走をつけての攻撃を狙うが、忍がカウンターのセックスボンバー。さらに正調セックスボンバーを叩き込むも両者ダメージが大きくダブルダウン。
先に起き上がった忍は光珠をアルゼンチンコースターで叩きつけ、先程光珠が作った道をダッシュしてセックスボンバー。忍がフォールに入ろうとすると、このタイミングを待っていたかのように光珠が下からフロントネックロック。忍が再び持ち上げてバスターしようとすると、今度は光珠も自分から離れてエルボーからバックを取りジャーマンスープレックス。さらに胴絞めフロントネックロックで絞り上げると忍は全く身動きが取れなくなり、レフリーが試合を止めた。
忍「二丁目プロレス、12,13年かな。やってきて、一番悔しい。一番悔しいけど、一番嬉しいよ。光珠、光珠、お前、そろそろ二丁目プロレスのプロデューサーになる準備しとけよ。二丁目プロレスっていうのは、どういうものか分かる?二丁目プロレスっていうのは、出場した選手、見に来てるお客さん、スタッフ、みんな今日見て、『明日も仕事頑張ろう』『明日も楽しく学校行ける』とか『明日も楽しく試合ができる』。そういう気持ちにさせる団体なんですよ。光珠さん、光珠さん、初シングルで、僕、一応師匠なんですけど、初シングルで負けたっていうのはとっても悔しいよ。でも嬉しい。1つ最後に、今日、俺に勝ったんだから、竹田誠志にも勝ってお前がチャンピオンになって、そしたら僕に挑戦させてください」
(忍が去ろうとする)
光珠「師匠!忍さん!まだまだあなたはプロデューサーをやんなきゃいけないし、プロレスもやるんでしょう!そんなことばっかり言って去ってって!ズルいですよ!」
忍「まだ去ってないよ(笑)」
光珠「……そんな言いぶりだったでしょう?!そう思ったでしょ?!みんなも?!オイ!ふっざけんなよ……ふざけんな……(泣きそうになりながら)なんだよあの余裕!」
忍「もうダメ。首痛めてる(笑)」
光珠「そう言いながらあなた試合した翌日からいつもバリバリ花屋で働いてるでしょ?!知ってますよ?!まああんな……あんな人だからこそ、僕も憧れたし、666入りたいと思ったし、新宿二丁目プロレスをやりたいと思ってデビューした。そしてこうして久々に試合できて、しかも忍さんとシングル!しかも勝てた!そして次は、竹田誠志!何回目だ、竹田対決。しかも次はILNPのベルトかけて……メチャクチャ楽しみですよ。準備しとくんで、みなさんも、試合いつになるかわかんないけど、そのときはよろしくお願いします!新宿二丁目プロレス2DAYS!今日二日目!今日もたくさんのご来場ありがとうございました!また次回もよろしくお願いします!」
ボーナスマッチ
全試合終了のアナウンスが流れ、エンディングへ向かおうとしたところへレイチェルが飛び込んできて「ちょっとまって~!ニチョプロがきれいに終わるわけ無いでしょ!只今より全選手対抗パンツバトルロワイヤルを開催しま~す!」とパンツバトルロワイヤルの開催を宣言。
全選手がリングの内外、ステージ上、観客席に散っていき各々の相手に狙いを定めてパンツを狙う。柴田が真顔でTORUのパンツを淡々と脱がしたり、関根と谷口が嫌がる木下を押さえつけて二人がかりでパンツを剥がしにかかったり、千賀が電マを持ち込んで谷口の乳首を愛撫、この電マをチカコが奪い、裕向にロメロ・スペシャルで吊り上げられている阿部のパンツの中に電マを差し入れると阿部はなにかの危険を感じてギブアップするなど、この日一番の自由な空間を作り出していく。
最後に残った二人は光珠と政岡。光珠は忍を仕留めた胴絞めフロントネックロックを狙っていくが、政岡はこれを恥ずかし固めで切り返し、ちんぐり返し状態となった光珠からパンツを奪い取り優勝を果たした。
政岡「新宿二丁目プロレス、パンツバトルロイヤル優勝したのはァ!大阪から来た政岡純やぁ~!」
忍「……政岡くん、優勝おめでとう。優勝した政岡くん、なんか言っていいぜ。俺の許可が出たら言ってくれ。いいよ、言って」(全裸で左手にマイクを持ち、右手で股間を包み隠しながら)
政岡「……下の方に目が行ってなんも入ってこんかったけど、言っていいんですね?さっきも言いましたけど、俺は大阪から来てます。大阪。新幹線で2時間半くらいでいけますね。その大阪、8月31日、ぷちにちょ大阪大会が決まっていますが、11月にもなんと大阪大会決まっております!……言いましたァ!(忍を見ながら)」
忍「……昨日の木下くんといい、政岡くんといい、何歳だ?20代前半だろう。マイク上手すぎんだよ。もうちょっと変なマイクしろよ」
(ここで政岡が28歳であることが明かされる)
政岡「そうなんすよ。マイクもそろそろ上達しないとダメな歳なんですよ」
忍「じゅうぶんだよおまえ……じゅうぶんだよ……」
政岡「よっしゃあ!俺が締めさせてもらっていいですかァ~?!よっしゃあ!皆さんプロレス楽しかったですか?!新宿二丁目プロレス最高でしたか?!次回、大阪でも東京でもやった際には必ずご感染いただくよう、宜しくお願い申し上げます!本日はどうもありがとうございましたァ~!」