11.9新宿二丁目プロレス 初の2DAYS開催、初日は男性客限定!新設ILNP王座決定トーナメント1回戦
新宿二丁目プロレスvol.18〜男根祭〜
日時:2015年11月9日(月)
開場:19:00 開始:19:30
会場:東京・AiSOTOPE LOUNGE
観衆:666人(超満員札止め)
▼第1試合 さわやかマッチ
○宮本裕向/那須晃太郎/塚本拓海
9分00秒 卍コブラ
●山田太郎/藤田みねぴょん/ダイスケ
▼アマゾネス・ダイアン ショー
▼第2試合 ドキッ!男だらけの騎馬戦!
【優勝】
[アンデルセンチーム]柴田正人、那須晃太郎、大橋あっくん、植木嵩行
【出場チーム】
[浅草24会館チーム]忍、有賀兄さん、遠藤マメ、ダイスケ
[上野24会館チーム]宮本裕向、山田太郎、寧々∞D.a.i、タケシマケンヂ
[新宿24会館チーム]藤田みねぴょん、内田祥一、塚本拓海、ブリティッシュ・バタードッグ
[コンボイチーム]ヘラクレス千賀、アマゾネス・ダイアン、ともちか、たくや
▼第3試合 ガン掘り選手権
【優勝】
[淫乱ヒゲ坊主チーム]山田太郎、タケシマケンヂ
【出場チーム】
[青姦天国チーム]忍、藤田みねぴょん
[淫獣交尾チーム]内田祥一、ダイスケ
[スリ筋性感チーム]大橋あっくん、ブリティッシュ・バタードッグ
[オスメスキッスチーム]ヘラクレス千賀、ともちか
▼第4試合 新宿二丁目プロレスボディビルコンテスト
【優勝】
内田祥一
【出場選手】
宮本裕向、Kouzy、内田祥一、柴田正人、那須晃太郎、大橋あっくん、平林賢造
▼第5試合 変態マッチ
○マスクド・バディ2015/ブラック・バディ2015/グリーン・バディ2015
4分58秒 合体式ダイレクト三角絞め
塚本拓海/植木嵩行/●ブリティッシュ・バタードッグ
※もう1組はアマゾネス・ダイアン/ともちか/たくや
▼レイチェル・ダムール ダンスショー
▼第6試合 職業別マッチ
マメ歯科医/●山田鍼灸師/有賀看護士
8分04秒 植木のピストル攻撃→片エビ固め
寧々自衛隊員/植木警察官/○タケシマ保育士
▼第7試合 新宿二丁目プロレス認定王者ILNP王座決定トーナメント1回戦
○柴田正人
6分08秒 ダイビング・ボディプレス→片エビ固め
●ヘラクレス千賀
※柴田が決勝戦進出。
▼第8試合 新宿二丁目プロレス認定王者ILNP王座決定トーナメント1回戦
○忍
11分40秒 SEXボンバー→片エビ固め
●内田祥一
※忍が決勝戦進出。
▼ボーナスマッチ 全選手参加パンツバトルロイヤル
○塚本拓海
9分24秒 首固め
●植木嵩行
※塚本がパンツバトルロイヤル優勝
男性客限定で行われたILNP王座初代王者決定T1回戦を勝ち上がったのは忍と柴田!
ニチョプロ初参戦の塚本がパンツバトルロイヤル優勝!植木も胸毛に拳銃に大暴れ
前説
この日は男性客限定興行ということで、当たり前だが客席は男性ばかり。まずはプロレスをはじめて見るお客さんもいるため、山田とタケシマがデモンストレーションを披露しながらルールを解説。ニチョプロはロープがないため、ロープスケープではなくお客さんに触るとブレイクになる“お客さんエスケープ”が採用されている。
第1試合
オープニングはいつものように「さわやかマッチ」。しかもこの日は豪華6人タッグマッチ。ハイテンションの6選手だが、いきなり宮本とダイスケの先発で試合開始。腕の取り合いから首投げを打った宮本だが、ダイスケが脱出すると、みねぴょんと那須が入ってくると、那須はミドルキックを連打。
みねぴょんもアームドラッグからドロップキックを返すと山田とニチョプロ初出場の塚本が登場。ヘッドロックに捉えたところをヘッドシザースで切り返す攻防から場外乱闘に。お客さんに「お下がりください」とアナウンスするのが通常のプロレスだが、ニチョプロの場合は「お触りください」とセコンドが叫ぶ。
なぜかセコンドのタケシマを宮本がボディスラムで叩き付けたりする中、みねぴょんがコーナー代わりのスケベ椅子の上からクロスボディー。さらにトルベジーノからスケベ椅子に塚本を乗せて雪崩式フランケン。塚本も河津落としからグラウンド卍を返すが、みねぴょんはお客さんエスケープ。
このルールの経験がない塚本は「これがブレイクか? おちん●ん触ってるだけじゃねぇか!」と抗議してから、スケベ椅子を使ってリバーススプラッシュを投下。グロッキー状態のみねぴょんに那須がミドルキックを連打からバックドロップ。
これを着地したみねぴょんは延髄斬りを叩き込んでダイスケにタッチ。那須のチョップとダイスケのエルボーの打ちあいに。そこから那須のハイキックをかわしたダイスケはエルボーを連打。だが、那須もローキックで片膝をつかせてバズソーキック。ダイスケはダウンをこらえてショートレンジラリアットを返す。そこに宮本が入ってくるが、みねぴょんはマンハッタンドロップを決めると山田がステージ上からダイビング・ダブルニードロップ。
これを宮本がかわすと那須が蹴り飛ばし、宮本がその場飛びムーンサルトを投下。そこから卍コブラに捉えてギブアップを奪った。
第2試合
続く体操服にブルマ姿で登場したアマゾネス・ダイアンによるショーでは龍角散が大活躍。
そして司会進行のレイチェル・ダムールさんと暗黒シャーマン・モリノスさんが登場。インドに行っていたレイチェルさんだが、この日は男性客限定ということで「多少のお触りならOKなので、遠慮したら損よ!」と観客にアドバイス。
そして出場選手が一人ずつ呼び込まれて登場。ステージ上でニチョプロTシャツを脱いで海パン一丁に。ダイアン、ともちか、たくやも入ってくるとマット上は超満員状態。そのまま忍率いる浅草24会館チーム、宮本率いる上野24会館チーム、みねぴょん率いる新宿24会館チーム、柴田率いるアンデルセンチーム、千賀率いるコンボイチームによる騎馬戦を開始。
例によってKouzyが肉親の持ち歌を歌う中、まさに酒池肉林状態の騎馬戦を展開。最後に残ったのはコンボイチームとアンデルセンチーム。アンデルセンチームのあっくんがたくやから鉢巻きを奪い取り、見事アンデルセンチームが優勝。
植木は「初参加させていただきました! 感無量です! 群馬のお父さんとお母さんに報告したいと思います」と喜びの弁。
第3試合
※写真は自粛させていただきます。
忍&みねぴょんの青姦天国チーム、内田&ダイスケの淫獣交尾チーム、あっくん&バタードッグのスリ筋性感チーム、山田&タケシマの淫乱ヒゲ坊主チーム、千賀&ともちかのオスメスキッスチームによるガン掘り選手権。
ガン掘り選手権とは腰につけられた万歩計の数が一番多いチームが勝ちというルール。1回戦は全チーム、いわゆる“バック”の体勢で腰を振っていく。みねぴょんは早くも昇天しているようだが、2回戦は攻守入れ替えて自由な体位で腰を振ることに。
男性客限定ということもあり、いつも以上にやりたい放題の選手たち。万歩計を回収したところ姉崎レフェリーによると1チームだけすごい真面目に頑張ったチームがあるとのこと。その優勝チームは淫乱ヒゲ坊主チームだった。
第4試合
新宿二丁目プロレスボディビルコンテストの審査員は菅原プロデューサーとモリノスさん。ステージ上のカーテンが開くと、ブーメランパンツ姿のレスラーたちが並び立ち、ポージングを披露していく。例によってプロのボディビルダーである平林賢造さんも特別参戦。
柴田正人はサイバーコ●グばりに筋肉の筋がまるでマジックで描いたかのように浮き出ている。宮本は明らかにオイル塗りすぎ。
するとモリノス審査員から「今日、審査難しいんで、お客さんの拍手が一番多い選手が優勝ということで」と提案。気合いの入っていた宮本にはあまり拍手が飛ばず、Kouzyは何とゼロ。内田と平林さんが甲乙付けがたい感じだったので、決選投票を行った結果、内田がプロビルダーを破り優勝してみせた。
だが、あっくんが「平林賢造! テメーよ、本職だろうよ!」とブチ切れ。平林さんをマット上に連れ出したあっくんは「テメーはここで死ぬんじゃい!」と叫びながら突進するが、平林さんはリキラリアットで迎撃すると、ニチョプロのど真ん中でサソリ固めに捕らえた。
第5試合
今回の変態マッチには植木と塚本がバタードッグとのトリオで初出場。ダイアンは謎の緑色の液体を手に登場。3WAYマッチということで、バディ、塚本、ダイアンが三つ巴の力比べ。さらにブラックがY字状態になると、目の前にブラックのブラックがポロリしていて驚きおののく植木……。
さらにダイアンが謎の液体を口に含むとグリーンに口移し。そこから次々に選手たちが口移しで謎の液体を回していく。するとバディが口に含んだところで、ブラックがバタードッグを羽交い締め。そこにバディが口の中の液体を噴射。
グリーンは植木を羽交い締めにして、そのまま場外へと雪崩れ込む。大混乱の中、バディがコスチュームを脱ぎ、バタードッグをダイレクト三角絞めに捕らえると、ブラックとグリーンも後ろから前から合体し、まるで前衛芸術のようなオブジェが完成。これでバタードッグの心が折れてギブアップ。
第6試合
インド帰りのレイチェルさんが久しぶりにこれぞプロというレベルの高いショーを披露。すっかり前半戦のカオス状態が浄化されて後半戦へ。
新たな試みとなる「職業別マッチ」には、元自衛隊の寧々、元警察官の植木、保育士の免許を持つタケシマがトリオを結成。対するは本職が歯医者のマメ、現役鍼灸師でもある山田、看護士として働いている有賀兄さんのトリオ。
タケシマとマメの先発で試合開始。マメをうっちゃったタケシマは「もっとぶつかってこい!」と、なぜかぶつかり稽古を始める。完全に滑ってしまったので、植木巡査と山田鍼灸師が登場。植木が飛行機投げから「確保!」と逮捕の構え。だが、山田は針で刺して脱出。
続いて有賀看護士と寧々自衛隊員がエルボー合戦。エルボーをアゴに食らって「歯が痛い!」とのたうち回る有賀。すると早速マメが診察。だが、「ダメだ! 手遅れだ。俺には治せん!」とサジを投げるマメ歯科医はどうやら首筋かた肩がバキバキの模様。
すると山田がマメの首筋に針を打っていく。「効く! 効く!」と叫んだマメは体が軽くなったとい。すると寧々が全員を横一列に並ばせ、号令とともにランニングを始める。背後から植木が寧々に痴漢行為を働くと全員で詰め寄っていく。これに逆ギレした植木が拳銃を取り出し、掴みかかろうとする寧々を射殺!
寧々を診察する有賀、さらに山田、マメも銃殺していった植木に、タケシマが「こんなときは歌をうたったほうがいいから!」と説得して童謡を歌い出す。
歌いながら植木の銃をうまいことこめかみまで持っていったタケシマ。勢い余って植木が発砲してしまい自殺。そのままタケシマが押さえ込んで3カウント。最後はみんな生き返って行進しながら帰っていった。
第7試合
そして今回のニチョプロ2DAYSの目玉なのが、新設された新宿二丁目プロレス認定ILNP(I LOVE NICHOPRO)王座の初代王者決定トーナメント。
トーナメント1回戦第1試合は千賀vs.柴田。もの凄い体格差だが、千賀は素早く背後に回り込む。しかし柴田はリストロックに捉える。切り返していった千賀はもう一度バックを取るが、柴田は簡単に振り払う。手四つの力比べになると、やはり柴田が圧倒的なパワーで押し込んでいく。
足を踏んづけていった千賀はショルダータックル。だが、倒れない柴田から突進すると、千賀はカウンターのニーリフト。すかさず走り込んだ千賀だが、ショルダーブロックでなぎ倒した柴田はボディスラム。たまらず場外に逃げた千賀だが、追いかけていった柴田は逆水平チョップ。マットに千賀を戻した柴田は執拗にカバー。
必死でキックアウトする千賀に観客は拍手を送る。すると柴田はスケベ椅子に登ってダイビング・ボディプレス。これをかわして自爆させた千賀は延髄斬りからステージに登ってダイビング・クロスボディー。どうにかなぎ倒したがカウントは2。
ならばとトラースキックから突進するが、柴田はカウンターのテーズプレス。さらに左右のベイダーハンマーからDDTで叩き付けた柴田はステージに登ると、助走を付けてフライング・ソーセージを投下して3カウント。柴田が明日行われる決勝戦に駒を進めた。
第8試合
ILNP初代王者決定トーナメント1回戦第2試合は内田とプロデューサーである忍の一戦。ニチョプロが誇る黄金カードだが、まずはバックを取った忍。そこから腕の取り合いになると、忍はヘッドロックに捉えていく。ヘッドシザースで脱出した内田だが、忍がエルボーを叩き込むと、内田もエルボー合戦に応じる。
激しい打ち合いから忍がアームドラッグで投げれば、内田もアームドラッグを返し、ドロップキックは相打ちに。内田はフライングメイヤーからサッカーボールキック。
たまらず場外にエスケープした忍だが、追いかけていった内田はチョップで追い撃ちをかける。忍もエルボーで応戦していくが、内田はマットのない場外でブレーンバスター。内田はマットに引きずってきてカバーするが、カウント1で返す意地を見せた忍。だが、内田は逆片エビ固めへ。
お客さんエスケープした忍だが、内田はステージに忍を打ち付けると、ステージの上にあがってバックドロップ。防戦一方の偲をマットに戻した内田はみちのくドライバーII。カウント2で返した忍だが、内田は間髪入れずもう一度逆片エビ固めへ。だが、お客さんが手を伸ばしてお客さんエスケープ。
ところが内田は離さず、マット中央に引き戻す。どうにか耐えた忍だが、内田は会場の後方まで下がって距離を取ってダッシュ。しかし忍はフランケンシュタイナーで切り返すと、ステージ上からミサイルキックを発射。さらにその場飛びムーンサルトを投下した忍はSEXボンバーを予告。
これをかわした内田は肩口に抱え上げてデスバレーボム。カウント2で返した忍だが、内田は容赦ないツームストンパイルドライバー。マットに頭から突き刺さった忍はダウン。内田はステージ上からダイビング・ヘッドバットを投下したが、忍は辛くもカウント2で返す。忍は内田のラリアットをかわすとモンキーマジック(=張り手からの蹴りとソバットのコンビネーション)からSEXボンバー。
だが、内田は飛び付き腕十字のような形で飛び付いてから回転エビ固めの体勢。そこから忍の両足を抱えたまま立ち上がるとスタイルズクラッシュで叩き付ける。これもカウント2で返した忍は、ステージに登った内田を下から殴っていくと、雪崩式ブレーンバスターの体勢に。そこからぶっこ抜くように雪崩式ファルコンアローでマットに叩き付ける。
内田もカウント2で返してみせるが、両者ともフラフラ。ニチョプロでは異例の10分を経過。両ヒザをマットについたままエルボーを激しく打ち合う両者。打ち勝った忍は今度こそSEXボンバーを叩き込むが、内田はカウント2で返す。しかし忍は立ち上がってきた内田に至近距離からショートレンジのSEXボンバーを叩き込み、そのままガッチリと押さえ込んで3カウント。
明日行われるILLP初代王者決定トーナメント決勝戦は柴田正人vs.忍に決定した。マイクを持った忍は「ご来場の皆さん、今日は本当にありがとうございます。二丁目プロレス、いままで何回かやってきたんですが、僕の体感では今日が一番盛り上がってます! 内田選手、最高の選手でした。でも二丁目プロレス創始者の私がこのベルトを獲らないで誰が獲るんですかー! 明日は柴田選手とのシングルですが、必ず勝ってベルトを獲りますので、明日も絶対に来てください!」と叫んだ。
ボーナスマッチ
これで全試合終了……と思いきや、レイチェルさんが入ってきて「これで終わるわけにはいかないわ!」と叫び、毎度お馴染みのボーナスマッチ「パンツバトルロイヤル」に突入。色とりどりのパンツを履いた選手が次々に登場して大混乱のバトルロイヤル開始。
激闘を終えたばかりの忍も参加する中、早くもみねぴょん、タケシマ、山田、有賀が失格に。千賀はなぜかバタードッグのマスクを脱がそうとする。数人で柴田と宮本に覆い被さって3カウント。Kouzyや那須たちもパンツを脱がされて失格に。全身毛むくじゃらの植木が初参加にして大暴れ!
残ったの植木、ダイスケ、塚本がステージ上で休んでいた忍に襲いかかる。これで残ったのは植木、塚本、ダイスケの3人。三つ巴の力比べから植木がダイスケのバックを取ってパンツに手をかける。だが、その背後から塚本が植木にカンチョーをお見舞いしてからダイスケのパンツを剥ぎ取ってみせる。
残ったのは植木と塚本。植木は胸毛ウォッシュをお見舞い。「もう1回」コールが起こると、ノリノリの植木は胸毛ウォッシュを狙うが、塚本は乳首に噛みついていくと、悶絶する植木を首固めで丸め込んで3カウント! パンツバトルロイヤルは初参加の塚本が優勝。
忍が「初参戦にして初優勝、おめでとうございます。このバトルロイヤルに優勝すると、強制的に我々からプレゼントが与えられます。塚本、お前の好きなアーティストは誰だ?」と尋ねると、塚本は「尾崎……尾崎……尾崎紀世彦」と返答。すると忍からの優勝賞品として尾崎紀世彦の曲を1曲歌っていいということで、塚本はお客さんと握手をしながら『また逢う日まで』を熱唱してみせた。
歌い終えた塚本は「初二丁目、すごい楽しかったです。僕は何て言うんだろう……こういう場ではっちゃけられたことでまた新しい自分を発見できたんで。また逢う日まで歌いましたけど、明日もありますんで明日も来てくださいね」と優勝の挨拶をして締めくくった。