故郷・愛媛県への初凱旋を果たしたカーベル伊藤が全日本プロレス6人タッグトーナメントで優勝!「全47都道府県を駆け抜けます!」
1日、愛媛県・西条市総合体育館にて全日本プロレス『2019 SUPER POWER SERIES』が行われた。
この日は、“全日本プロレス×愛媛プロレス”と題された1DAY6人タッグトーナメントが行われ、カーベル伊藤が秋山準、ライジングHAYATOとともに優勝を果たして故郷に錦を飾った。
カーベル伊藤とは、『新車市場』『100円レンタカー』『ペットの旅立ち』を全国に展開する株式会社カーベルの社長・伊藤一正(48)その人であり、オリジナルのマスクを被って全日本プロレスなどのリングに上がりレスラーとして戦っている社長兼プロレスラー。
2016年11月にメキシコでデビューし、その後は社長業をこなしながら休日には全日本プロレスの全国巡業に駆けつけるなど“思い出づくり”に終わらぬ選手活動を行っている他、数多のインディー団体にも参戦するなど精力的に活躍の幅を広げている。
カーベル伊藤は“全国47都道府県で試合をする”を目標に掲げて全日本プロレスの地方大会に積極的に参戦しており、今回は自身の故郷である愛媛県にプロレスラーとなってから初の凱旋。これが16県目の参戦となり、野望の1/3を達成した。
この日、カーベル伊藤は秋山準と、地元愛媛を中心に活動する愛媛プロレスにおいて弱冠20歳でエースとして君臨するライジングHAYATOとタッグを結成し、愛媛プロレスの代表兼謎の美女マネージャー、キューティエリー・ザ・エヒメをセコンドに付けてトーナメントに参戦。
トーナメント一回戦では、愛媛プロレス所属であり紙の街・四国中央市出身の“しこちゅうの死紙”凡人パルプと、ブラックめんそーれ&青柳亮生の3人を相手に対戦。
パルプが憧れの秋山準を相手に打撃合戦を挑むなど奮闘したものの秋山に返り討ちに遭い、その隙を逃さずHAYATOが猛攻。最後はカーベル伊藤がカーベルスプラッシュでパルプを沈めて決勝戦進出を決めた。
決勝戦では、広島県出身ながら愛媛プロレスのために愛媛永住を決めた石鎚山太郎と、大森隆男&大森北斗の3人を相手に対戦。
優勝に向け意気込む大森へ、キューティーエリーが「隆男さぁ~ん♪隆男さん、大好きっ♪」と妖艶な声色で語りかけ投げキッスを飛ばすと大森は対戦相手に背を向けキューティーエリーを凝視。大森をカバーすべく飛び出した北斗とHAYATOが若手同士でバチバチとやり合い、石鎚とカーベル伊藤がスープレックス合戦で渡り合う白熱した展開となり、最後はカーベル伊藤が場外へのカーベルスプラッシュでHAYATOをアシストし、HAYATOが石鎚から腕極め変形リバースフランケンシュタイナーで3カウントを奪った。
地元・愛媛でトーナメント優勝を果たしたカーベル伊藤は「初の愛媛凱旋、初のトーナメント優勝、初の一日2試合!初だらけですね。30年ぶりに凱旋したんですけど、親戚含めて僕がプロレスラーをしてるってことを知らないので、みんなバラエティ番組みたいな感じに思ってて、『まさか本気の全日本プロレスだとは』と(笑)こんな真剣の戦いに自分の身内から1人レスラーが出たってことにみんなビックリしてる。同級生も含めて(笑)」と笑顔で凱旋大会を振り返る。
そして、「親族が言うには、『親族同士が集まるのなんて葬式くらいしか無いけど、今日はプロレスでこれだけ親族が集まった。こんなのは初めてだ』と。そういう意味では親孝行、親戚孝行が出来たなと。親兄弟の前で優勝する姿を見せられて、それが一番ですね」と優勝トロフィーを撫でながら語った。
今回の愛媛初凱旋で目標の47都道府県参戦の1/3を達成したことを聞かれると、「逆にまだ1/3かあ。じゃあ残りの2/3をやり切りますよ!ハッピーメーカーとしてね、お客さんに喜んでもらう、楽しんでもらうという部分に重きを置いたまま、2/3、全47都道府県を駆け抜けたいと思います!」と今後に向けての野望を語った。