“全日本プロレス×愛媛プロレス”コラボトーナメント戦で“愛媛のエース”ライジングHAYATOが優勝!
1日、愛媛県・西条市総合体育館にて全日本プロレス『2019 SUPER POWER SERIES』が行われた。
この日は、“全日本プロレス×愛媛プロレス”と題された1DAY6人タッグトーナメントが行われ、秋山準&カーベル伊藤&ライジングHAYATO with キューティーエリー・ザ・エヒメが優勝を果たした。
2016年4月2日に”愛媛発のご当地団体”として旗揚げされた『愛媛プロレス』。当初は元・博報堂のプロレスラー三富政行が社会人プロレス団体としてプロデュースした団体であったが、現在はキューティーエリー・ザ・エヒメ代表のもとで『プロレスで愛媛を元気に!』をスローガンに掲げて活地域に根ざしたプロレス団体として成長を続けている。
2018年7月に起きた西日本豪雨で愛媛が被災した際には、被災翌日に愛媛プロレスのメンバーが生活物資などトラック7台分ほどを被災地の避難所8カ所に届け、そのまま復興活動に参加。地元企業である三福グループやネクスポイント、味元サービスの支援のもと1週間毎日被災地へ物資を届け、浸水した家屋の清掃及び撤去作業に従事するなどのボランティア活動を行った。これらの活動が評価され、キューティエリー・ザ・エヒメが愛媛の情報発信や観光イメージ向上を担う70人目の「伊予観光大使(愛称・いよかん大使)」に就任するなど地元住民たちにも愛されている。
この日は、愛媛プロレスから5名が参戦。弱冠20歳のエースであるライジングHAYATO、広島県出身ながら愛媛プロレスのために愛媛永住を決めた石鎚山太郎、紙の街・四国中央市出身の“しこちゅうの死紙”凡人パルプ、プロレスラーとして初めてゆるキャラグランプリに出場した間取り太郎の4名の選手に加え、キューティーエリー・ザ・エヒメがセコンドとして試合に参加した。
トーナメントの決勝戦は秋山準&カーベル伊藤&ライジングHAYATO with キューティーエリー・ザ・エヒメvs大森隆男&大森北斗&石鎚山太郎というカードに。
優勝に向けて意気込む大森へ、キューティーエリーが「隆男さぁ~ん♪隆男さん、大好きっ♪」と妖艶な声色で語りかけ投げキッスを飛ばすと大森は対戦相手に背を向けキューティーエリーを凝視。大森をカバーすべく飛び出した北斗とHAYATOが若手同士でバチバチとやり合い、石鎚とカーベル伊藤がスープレックス合戦で渡り合う白熱した展開となり、最後はカーベル伊藤が場外へのカーベルスプラッシュでHAYATOをアシストし、HAYATOが石鎚から変形ウラカンラナで3カウントを奪った。
全日本プロレス初参戦でトーナメント優勝を果たしたHAYATOは「全日本プロレスさんの大会に、こういう地方の団体が一緒に試合をさせてもらえることは本当に光栄なことで、今日は貴重な経験と、この名誉ある優勝という賞をいただきました!」と満面の笑み。
今後も継続参戦していきたいかを聞かれると、「おこがましいかもしれませんけど、もし可能であれば、機会があれば……いや!ぜひともお願いしたいです!」と真剣な眼差しで答えた。
ライジングHAYATOは全国の地方団体の他にもNOAH、DDT、大日本プロレスにも参戦するなど活動の幅を広げており、徐々にその名を轟かせつつある。
二十歳のライジングHAYATOが今後どのような成長を見せ、どのような場でその活躍を見せていくのかに注目したい。