木村花がスターダムに投入した秘密兵器を撃破しハイスピードV7達成の葉月が岩谷麻優超えを宣言!
25日、大阪府・世界館でスターダム『STARDOM SHINING STARS 2019』が行われ、ハイスピード王者の葉月が謎の新星・DEATH山さん。の挑戦を退けてV7を達成した。
現王者の葉月は昨年12月に王座を戴冠してから6度の防衛を果たしてその地位を不動のものとしていたが、今月6日の新木場大会で突如現れた“DEATH山さん。”が木村花率いるユニット・TOKYO CYBER SQUADに加入し葉月への挑戦を表明。
昼大会で行われた6人タッグでの前哨戦ではDEATH山が葉月から直接ピンフォールを奪っており、勝敗の予測がつかない状況下で決戦を迎えた。
試合は、ハイスピード王座戦らしく変則ロープワーク合戦からのドッグファイト、アームドラッグの応酬、目まぐるしく上下が入れ替わるエビ固め合戦など息もつかせぬ攻防を展開。これを制した葉月が顔面ウォッシュでDEATH山を場外に蹴落とすとトペ・スイシーダで追撃。二発目を狙って飛んでいくと、DEATH山はどこからか取り出したパイプ椅子で葉月の頭をフルスイング。
DEATH山はラリアット、ジャーマンスープレックスホールドとパワーファイトで畳み掛けて必殺のDEATH-ZOUを狙うが、これを読んでいた葉月が葉月が即座に組み付いて葉・月ストラルで丸め込み、一瞬の勝機をモノにした葉月がカウント3を奪った。
7度目の防衛に成功した葉月は試合時間を聞くと、「5分33秒?いつも大体4分代くらいで仕留めてるんだけどさ、1分多いからさ、ロッシー、1分のギャラ上げといてね」と余裕を見せ、DEATH山に「DEATH山さんか、米山さんか知らないけど、あなたとタイトルマッチ出来て嬉しかった……デーース!」とDEATH山のポーズを真似ると、DEATH山は「悔しいデース!」と泣きながら退場。
そこへ鹿島沙希が現れ、葉月に挑戦を表明。
しかし、葉月はこの日の大阪昼夜2大会でともに鹿島がフォール負けを喫していることを挙げ、「挑戦させるのはいいけど、今日2大会とも負けたお前が葉月に勝つわけねーだろバーカ。その貧弱な体、1から出直してハイスピードに挑んでください」とピシャリ。
バックステージに戻った葉月はDEATH山については「いつもと違う緊張感があってキツかった」と実力を評価したものの、鹿島については「弱い。相手にならない。ホントに貧弱。……悪い部分しか出てこないよ。だって大阪大会昼夜2回とも負けてるのに、『葉月が持ってるベルト欲しいです。私はシングルを狙っています』。……ようそんな生意気言えましたよね。そんな簡単に葉月は潰せないですよ」と退屈そうに答えた。
ハイスピード選手権の最多防衛記録は、岩谷麻優が2015年10月から2017年2月までの間に打ち立てた9回。勢いに乗る葉月が岩谷超えを果たすのか、それとも鹿島が意地を見せるのか。ハイスピード戦線の行方にも目が離せない。