『多数の選手スタッフの引き抜き行為』で団体創設者のロッシー小川が契約解除!SNSで「事の真実はいずれ話す」
5日、スターダムがロッシー小川EP(エグゼクティブプロデューサー)との契約を解除したことを発表した。
スターダムはロッシーが2010年に風香(現アクトレスガールズGM)や高橋奈苗(現:高橋奈七永)らとともに旗揚げ。2015年に奈苗が世IV虎(現:世志琥)らとともに退団し、2018年に風香も退団。2019年にはブシロードグループに事業譲渡され、その後はブシロードファイト社が経営を担い、元新日本プロレス社長である原田克彦氏の手腕によりわずか4年で年間2億だった売上を15億まで伸ばしていた。
しかし昨年11月に茨城県・牛久大会の開催時間が前日に13時から15時半に突如変更になった件が問題となり、社内調査の結果原田社長は退任に。12月より新社長として元『ミルキィホームズ』プロデューサーであり学生プロレス出身の岡田太郎氏が任命され、ブシロードグループの舞台制作会社『劇団飛行船』の社長を退任しブシロードファイト社長兼新日本プロレス取締役に就任した。
新体制となって2ヶ月が経過し、2月4日には2023年度女子プロレス大賞を受賞した中野たむが約4ヶ月ぶりに復帰するなど明るい話題に包まれた翌日、突如ロッシー小川が契約解除に。
スターダムからの発表によると「同氏による多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為があったことを覚知し、本契約を解除するはこびとなりました」とのこと。
ロッシーは1月12日に府川唯未らとともに『ARSION THE FINAL~卒業~』と題して、かつてロッシーが旗揚げし2003年に活動停止したアルシオンの最終興行を終えていた。
一つの過去にピリオドを打ち、66歳のロッシー小川が新たな未来に向けて燃え上がってしまったのかもしれない。
ロッシーはX(旧:Twitter)にて「突然、昨日の試合後に契約解除を通達されました。事の真実はいずれ話すこともあるでしょう。今は選手たちが心配です。これまで13年間スターダムを応援ありがとうございました。これからはブシロードが作るスターダムとなります」と投稿しており、突然の事態だった事がうかがえる。
2019年のジュリアの引き抜き騒動時には木谷高明オーナーから「ロッシーさん勘弁してよ。時代は平成すら終わってんです、昭和のやり方はだめです」と苦言を呈されていたロッシーだが、今回は自団体への背信行為があったともとれる発表に。プロレス界では昨今黒幕の存在が噂されているが、今後引き抜きにあった選手たちがどのような選択をするのか注目が集まる。