【試合詳細】4・29 全日本プロレス後楽園ホール大会 【CC優勝決定戦】宮原健斗vsジェイク・リー 諏訪魔&石川修司&青木篤志&吉田隆司vsゼウス&岡林裕二&橋本大地&ギアニー・ヴァレッタ 青柳優馬&ヨシタツvs野村直矢&崔領二
『2019 Champion Carnival[優勝決定戦]』
日程:2019年4月29日(月・祝)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1698人(超満員札止め)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○大森北斗
5分14秒 逆エビ固め
●田村男児
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[Sweeper]○岩本煌史/佐藤恵一(フリー)
9分22秒 孤高の芸術→片エビ固め
●岡田佑介/佐藤光留(パンクラスMISSION)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/●青柳亮生
6分15秒 キャメルクラッチ
大森隆男/○ブラックめんそーれ
▼2019 Champion Carnival スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負
○ジョー・ドーリング/ディラン・ジェイムス(フリー)
7分37秒 フライングボディアタック→体固め
●サム・アドニス/ジョエル・レッドマン
▼2019 Champion Carnival スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負
●青柳優馬/ヨシタツ(フリー)
8分58秒 赤川鉄橋→片エビ固め
野村直矢/崔領二(ランズエンド)
▼2019 Champion Carnival スペシャル8人タッグマッチ
諏訪魔/○石川修司/青木篤志/吉田隆司(DRAGON GATE)
10分13秒 ランニングニーリフト→片エビ固め
ゼウス/岡林裕二(大日本)/橋本大地(大日本)/●ギアニー・ヴァレッタ(マルタ)
▼2019 Champion Carnival 優勝決定戦
【Aブロック覇者】○宮原健斗
27分23秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
【Bブロック覇者】●ジェイク・リー
※宮原が2019 Champion Carnival優勝
平成最後のCCで宮原が三冠王者によるCC優勝を達成!ジェイクとの平成生まれ対決を制した宮原は「令和のエースから目を離すな」と覚悟を語る!石川が三冠挑戦を熱望!
第1試合
男児が片足タックルからバックの取り合い。北斗がヘッドロックから二度三度とショルダータックルも、男児が受けきりラリアットも避けるとショルダータックルで倒す。
男児はストンピングからロープに振ってアームホイップを狙うが、北斗が耐えてエルボーでコーナーに押し込むと、アームホイップから走り込んでヘッドシザースホイップ。抜けた男児にドロップキックを叩き込み、引き起こすとボディスラム。再度ボディスラムからフォールも2。
北斗は逆エビ固めで捕らえるが男児はロープへ。
北斗はコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットした男児がダイビングショルダーアタック。男児はロープに飛んでショルダータックル。二度三度とショルダータックルで倒すと、俵投げからフォールも2。
男児はバックドロップを狙うが、耐えた北斗にエルボー連打からロープに飛ぶが北斗はドロップキックで迎撃しコーナーに上る。北斗はミサイルキックからフォールも2。
北斗はブレーンバスターからフォールも2。
北斗は逆エビ固めで捕らえこれで男児はギブアップ。
第2試合
先発は岡田と恵一。ロックアップから岡田がロープに押し込みクリーンブレイク。
ロックアップから恵一がロープに押し込むとクリーンブレイクも、岡田がビッグブーツを叩き込むが、恵一がロープに振るも岡田は岩本にエルボーを叩き込み場外に吹っ飛ばす。恵一が背後からドロップキックを叩き込みエルボー。岡田もビッグブーツからエルボーの打ち合いへ。岡田がヘッドロックで捕らえ光留がタッチ。恵一も自軍コーナーに戻り岩本にタッチ。
光留はローキックで牽制していき、岩本が片足タックルからリストの取り合い。岩本がヘッドロックからショルダータックルで倒し、フォールしようとするが光留が足をとって倒しアンクルホールド。岩本は急いでロープを掴みブレイク。光留は岡田にタッチ。岩本はリングを周り恵一にタッチ。
バックの取り合いからリストの取り合い。恵一がヘッドロックからショルダータックルで倒し、岩本が出てきて恵一とダブルのチョップから岩本のニーロップと恵一のセントーンの同時投下。フォールも2。
恵一がロープに飛ぶが、エプロンから光留が蹴りつけ動きを止めると岡田がボディスラム。岡田は光留にタッチ。
光留がミドルキック連打も、恵一はエルボー連打。光留はソバットから首投げで倒しサッカーボールキック。
光留は延髄斬りを叩き込み、串刺し攻撃を狙うが恵一はゼロ戦キック。恵一は岩本にタッチ。
岩本は串刺しバックエルボーも、光留はコーナーに振るが岩本はすぐに走り込みショルダータックル。
岩本はブレーンバスターからフォールも2。
エルボーの打ち合いから岩本がエルボー連打。岩本がロープに振って孤高の芸樹を狙うが光留が引き込み腕ひしぎ。岩本はロープを掴みブレイク。光留は岡田にタッチ。
岡田はエルボー連打からヘッドバッド連発。ブレーンバスターからフォールも2。
岡田はコーナーに登りダイビングヘッドバッド。フォールも恵一がカット。
岡田はフィッシャーマンを狙うが、耐えた岩本にエルボー連打からロープに飛ぶも岩本は孤高の芸樹を狙うが、耐えた岡田がビッグブーツからロープに振ろうとするが岩本が一本背負い。さらに岩本は大外刈り2連発からフォールも2。
岩本は岡田をロープに振って孤高の芸術で3カウント。
<試合後コメント>
岩本煌史&佐藤恵一
岩本「あけましておめでとう」
恵一「あけましておめでとう!」
(両者は握手)
恵一「全日本!全日本さん、フラストレーションが溜まってるよオイ。ねぇ岩本さん?」
岩本「溜まってんな」
恵一「言いたいこといっぱいあんだけどよ、1つだけ。岡田よ。岡田よ。すっかり俺の何歩も先を行ってると思ったらオイ、前のどこ見てもいねーじゃねーか。横をパッと見たら岡田がそこにいたよ。岡田どうしたオイ。今の位置から前に進むのか、それともそのままでいいのか、答えは自ら出せ」
岩本「今日のカード、久々にパートナに恵一が来てくれて、久々だけどチームワーク、むしろ息が更に合ってるんじゃないかな。やっぱ会ってないときでもね、ちゃんと俺らチームでコミュニケーション取ってるからね。で、今日の試合見て分かる通り、佐藤光留、岡田佑介、いいよ。手応えあるし、やりたいって思うけど、俺が勝ったから。もう夢は潰えたと思ってくれ。昨日マイク持って青木さんが言ったでしょ?……決まりだな。決まりだな、うん。負ける気一切無いから。今日が今月最後のシリーズでしょ?どこで組まれるかわからないですけど、来月楽しみに、楽しみにして、首を長~くして待ってます。もちろん、アジアも守って二冠のままで!」
第3試合
先発はめんそーれと亮生。ロックアップからバックの取り合いをへてリストの取り合い。めんそーれはヘッドロックからショルダータックルで倒し、ロープに飛ぶが亮生がアームホイップもめんそーれはヘッドシザースで捕らえるが亮生はこれを抜けて距離を取る。
亮生はタックルでコーナーに押し込み秋山にタッチ。めんそーれも大森にタッチ。
リストの取り合いから秋山がヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきった大森をヘッドロックからグラウンドに持ち込むも大森はヘッドシザースで抜けて距離を取る。
ロックアップから秋山のエルボーと大森のチョップの打ち合い。秋山がロープに飛ぶがめんそーれがエプロンから蹴りつけると、秋山がこれに怒り場外を追いかけ回すが、めんそーれがリングに入り秋山がこれを追うと大森とめんそーれがダブルのストンピング連打。大森がめんそーれにタッチ。
めんそーれはサミングからボディスラムを狙うが、秋山が逆にボディスラムで叩きつけて亮生にタッチ。
亮生はボディスラムを狙うが、めんそーれはサミングからボディスラムで叩きつけて大森にタッチ。
大森はボディスラムからめんそーれにタッチ。
めんそーれはボディスラムから大森にタッチ。
大森はボディスラムからめんそーれにタッチ。
めんそーれはボディスラムからフォールも2。
場外に逃れた亮生にめんそーれがボディスラムを狙うが、秋山がカットし場外乱闘へ。
秋山がめんそーれをリングに投げ入れると亮生がブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
めんそーれがコーナーに振るが、亮生は足を伸ばしてカットしミサイルキック。フォールも2。
亮生はコーナーに振ってミサイルキックも、避けためんそーれがサッカーボールキックからフォールも2。
めんそーれがバックドロップからフォールも2。
めんそーれはキャメルクラッチで捕らえ亮生がギブアップ。
<試合後コメント>
大森隆男&ブラックめんそーれ
めんそーれ「シャンキュー!んああ……後楽園かてーよ……。平成シャい後の試合、秋山シャ長、投げられなかったけど、令和では俺が必ずシャ長を床に叩きつける!大森シャん!大森シャん!早く来て!」
(めんそーれのコメントを遠くから眺めていた大森に手招き)
大森「硬い?後楽園の床」
めんそーれ「今回、日本全国投げられましたけど、日本全国の床は硬いってことが分かりましたよ」
大森「そしたら次さ、会場行ったときにさ、そこの会場どの程度って知識増えるな!ブラックめんそーれ、それ以上頭良くなってどうするんだよ?!」
めんそーれ「後楽園硬いってことが分かってよぉ」
大森「そしたらよ!次!やり返せばいいだけの話じゃねーか!」
めんそーれ「平成ではやり返せなかったけど、令和では俺が必ずやり返す!シャ~!」
大森「ブラックめんそーれが天下を取るぞお前!見とけよお前!」
めんそーれ「大森シャん!シャンキュー!」
第4試合
先発はジョーとレッドマン。握手から試合が開始し、ジョーがロープに押し込むがクリーンブレイク。リストの取り合いからジョーが髪を掴んで逃れていく。
レッドマンがリストを取って足も絡めて引き込もうとするが、ジョーが耐えて力任せに逃れると、レッドマンの足を取るがレッドマンはランカシャースタイルで自分の足に足をかけて逃れていく。
レッドマンは手4つを要求。ジョーが力で潰そうとするが、レッドマンは自ら倒れて引き込むとジョーの腕を蹴り上げていく。
つっこんできたジョーを股抜きで翻弄し丸めこむが2。レッドマンはサムにタッチ。ジョーもディランにタッチ。
ディランはサムの握手に応じると、サムのガットショットをキャッチしチョップでなぎ倒す。さらにアームホイップからラリアットで場外に叩き落とす。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、サムがナックルパートからエルボー。さらにチョップからエルボーも、ディランは受けきり強烈なチョップからラリアット。これを巻き込んだサムがSTOからフォールも2。サムはレッドマンにタッチ。
レッドマンはブレーンバスターを狙うがディランが逆にブレーンバスター。ディランはジョーにタッチ。
ジョーは逆エビ固めで捕らえるがレッドマンはロープへ。ジョーはディランにタッチ。
ディランはチョップから投げようとするが、レッドマンはコーナーに振るもディランは串刺し攻撃をショルダースルーからチョークスラムを狙うが、レッドマンはロープを使ったスタナーからダイビングクロスボディ。レッドマンはサムにタッチ。ディランもジョーにタッチ。
ジョーはコーナーに振ってショルダースルーから串刺し攻撃も、サムが避けてレッドマンが串刺しドロップキック。さらにサムが串刺しラリアットからレッドマンがダイビングニードロップを投下し、サムもスワントーンボム。ジョーはこれを避け、ディランがラリアットからロープに振ってジョーがクロスボディアタックで潰しフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
サム・アドニス
――今回のカーニバルについての印象をお聞かせください。
「自分自身すごく楽しんだよ!俺はもっともっと上に行きたい。今回が全日本での初の大型ツアー参戦なんだ。俺のスタイルはアメリカン・スタイルでありメキシカン・スタイル。日本ではもっとより良い自分を見せたいね。俺は自分がもっともっとできると思っているよ。今回はジョー・ドーリング、諏訪魔といった選手たちから大きな勝利を勝ち取った。これからもっと全日本プロレスで戦いたいし、三冠タイトルも獲得したい。ただそれにはもう少し時間が必要かな。ありがとう!」
第5試合
先発は野村と青柳。ロックアップからリストの取り合い。青柳がヘッドロックで捕らえていくが野村が切り返しグラウンドに持ち込むが青柳がヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。
お互い前蹴りで牽制し、ヨシタツがタックルを仕掛けるが崔はバックステップで逃れていく。崔が逆にタックルからバックを取るが、ヨシタツがバックを取り返しロープに押し込むと腕をとってなかなか離さない。そのまま背中にエルボー連打から膝蹴りを叩き込むが、崔がコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ヨシタツがバックエルボーで迎撃しロープに飛んでニールキック。ヨシタツはストンピングからサッカーボールキックを叩き込み、引き起こすとエルボー連打。ロープに飛ぶが崔は大外刈りで迎撃し野村にタッチ。
野村はボディスラムで叩きつけてフォールも2。
野村はスリーパーからエルボードロップ。フォールも2。野村は崔にタッチ。
崔はキャメルクラッチで絞り上げるがヨシタツはロープへ。
崔はストンピングからコーナーに叩きつけて野村にタッチ。
野村はロープに振ってバックエルボーで倒し、立ち上がったヨシタツがミドルキックもキャッチした野村に延髄斬りからバッククラッカー。ヨシタツは青柳にタッチ。
青柳はエルボーも野村がロープに振るが、青柳はチョップを避けてジャンピングエルボー。野村はコーナーに振るが青柳はブーメランアタックで迎撃しフォールも2。
青柳はバックを取るが、野村はバックエルボーで逃れエルボー合戦。野村がエルボー連打からロープに走るが、青柳はバックを取って投げ捨てジャーマンからロープへ飛ぶ。だが野村が追走エルボーを叩き込み両者ダウン。野村は崔にタッチ。
崔は引き起こすが青柳はエルボー連打からエルボースマッシュ。しかし崔がミドルキックで倒し、サッカーボールキック連打からフォールも2。
崔はブレーンバスターを狙うが、青柳は着地しバックを取る。崔はバックエルボーで逃れるがそこへヨシタツがスワンダイブミサイルキックから串刺しラリアット。青柳も串刺しバックエルボーからヨシタツがビッグブーツ。青柳がダイビングクロスボディを投下しフォールも2。
青柳はバックを取るが、崔はロープを掴んで耐えて野村がスピアー。崔は赤川鉄橋からフォールし3カウント。
<試合後コメント>
野村直矢&崔領二
――昨日はBブロック決勝戦で破れてしまいましたが、CCを振り返っていかがですか
野村「なんか、最初3連勝とかして、すごい調子良かったですけど、大事なところでいつも負けてる、負けちゃってる印象があるんで、どうしても勢いがないっていうか、そこがやっぱ昨日出てしまったのかなと思います」
――ジェイク選手が決勝に進出したことについては
「悔しいですね。悔しいし、情けないし。向こうも2試合やってるし、五分の状況でやって、僕が負けたわけなんで、僕のほうが弱かったんだと。正直に思います。ただ、CCだけで、公式戦では1勝1敗なんで、絶対リベンジします」
――崔選手、公式戦で破れた青柳選手から今日は勝利しました
崔「今日負けて、今日勝って、紙一重ってことですよね。結局意味するところは彼が育って、逆転して逆転して、そのレベルに来たってことなんで、もう決勝の2人見ても若手って……若手じゃないけど元々。まあもう、世代的なものはもう無いと思っておかなきゃいけないし。今はデビューしたての人間がいるけど、プロレスなんでね、ハッキリ言って何が起こってもおかしくないんで、あいつらがすぐに半年後に上がってくることだって考えてるし。『まだ大丈夫だろう』っていうのは俺らの勝手な考えですよね。これくらい若い人間の伸びるスピードは早いから、ここ、全日本はすごい厳しいリングなんで、技術も高くて。だから、大回りでも大回りでもすぐみんなが成長していくんで、まあ気を抜けないリングだと思いますね。でも気分良かったです。またやりたいなと思います」
――野村選手、CCを終えて収穫は有りましたか
野村「そうですね。昨日に関しては怪物・諏訪魔さんに勝ったのは本当に大きい。試合内容とかはあんまり覚えてないんですけど、結果は勝ったことは変わりないんで、絶対次に繋がっていくと思うんで、それをうまく出したいと思います」
第6試合
先発は吉田とゼウス。ロックアップからゼウスがロープに押し込むが、吉田が切り返し地獄突き。さらにヘッドロックからショルダータックルも、受けきったゼウスが逆にショルダータックル。ゼウスは手4つを要求し、ゼウスが潰すも吉田は立ち上がり潰し返す。続けてガットショットからショルダータックルも、受けきったゼウスがショルダータックルで倒す。吉田は諏訪魔にタッチ。ゼウスは岡林にタッチ。
ロックアップから諏訪魔がロープに押し込みエルボー連打。岡林はチョップで返していき、ヘッドロックからショルダータックルで倒す。岡林はロープに振ろうとするが諏訪魔がショートレンジラリアットでなぎ倒す。諏訪魔は青木にタッチ。
青木はロープに振ってドロップキック。コーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
岡林はチョップ連発も、青木はボディにダブルの掌底からロープに飛ぶが岡林はパワースラムで迎撃し大地にタッチ。
大地は場外に投げ捨て場外乱闘へ。リングに戻り、大地が背中にエルボー。青木はエルボーを打ち込んでいくが、大地はミドルキックで倒しコーナーに振って串刺しニー。フォールも2。大地はヴァレッタにタッチ。
ヴァレッタはヘッドバッドから背中にエルボー。青木はエルボー連打もヴァレッタが噛みつき。ヴァレッタはコーナーに振って串刺しラリアットも、避けた青木はスクールボーイから低空ドロップキック。青木は石川にタッチ。
石川はショルダータックルで倒し、串刺しラリアットから再度串刺し攻撃を狙うがヴァレッタが追走串刺しビッグブーツからキャノンボール。フォールも諏訪魔がカット。
ヴァレッタは投げようとするが石川はリバース。諏訪魔と石川が交互にラリアットを叩き込み、諏訪魔がフロントスープレックスから石川がランニングニー。フォールもゼウスがカット。
ゼウスと吉田がラリアットの相打ち連発から吉田が地獄突き連発。さらにロープに飛んでパイナップルボンバーでなぎ倒す。
青木がトペスイシーダを場外に発射し、石川がヴァレッタのバックを取る。だがヴァレッタは日韓レフェリーを掴みながら石川にバックキックの急所攻撃。さらにヴァレッタはチェーンナックルも、避けた石川がバックドロップからフォールも2。
石川はカミゴェからランニングニーを叩き込んで3カウント。
<試合後コメント>
石川修司
「まあ今日でCC終わって、優勝は出来なかったけど宮原健斗からリーグ戦で3つ取って、自分は三冠に挑戦する権利あると思ってるんで。で、25日、後楽園で宮原を倒したゼウスに勝って、で、今日、宮原に勝ったヴァレッタを倒したんで。俺が挑戦者に決まるでしょ。これから決勝戦始まるけど、優勝者はどうでも良くて、俺に5月20日、令和一発目の後楽園、俺に行かせてほしいよ。むしろアレだね、宮原健斗に優勝してもらって、一番おいしくなって、俺がどこで勝って令和初の5冠王として全日本、俺が先頭に立って引っ張っていきたいと思います」
ゼウス
――正直なところゼウス選手にとっては不本意な結果のチャンピオン・カーニバルだったのではないでしょうか?
「はい。ただ今年から始まった全日本プロレスTVをご覧になった皆さまにはわかると思います。僕らの試合、チャンピオン・カーニバルが必ず来年につながります。来年は絶対に優勝します!今日はそうですね。たまたまドラゴンゲートの吉田選手としか当たらなかったんですけど、彼もすごいパワーを感じたんで。彼と肉弾合い討つ真っ向勝負ができたら面白いんちゃうかなって思います。機会があればシングルでやってみたいですね。全日本プロレスは祭りやで!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ありがとうございました」
第7試合
ロックアップからジェイクがロープに押し込むが宮原が切り返しクリーンブレイク。
ロックアップからジェイクがヘッドロックで絞ってロープに飛ぶが、宮原がビッグブーツで迎撃するもジェイクがショルダータックルで倒しサッカーボールキック。宮原が避けて睨み合う。
バックの取り合いからリストの取り合い。宮原がカニバサミで倒しフェイスロックから腕を取る。ジェイクはロープに押し込みブレイク。
ジェイクはビッグブーツから場外に蹴り出し、場外でエルボーから左右のミドルキック連打。さらに膝蹴りで倒し、ストンピングからエプロンに寝かせるとボディに膝蹴り。間髪入れずにジャイアントキリングを叩き込んで宮原は場外に落下。
リングに戻り、ジェイクは顔面を踏みつけストンピング。引き起こすとボディスラムからフォールも2。
ジェイクはチンロックも宮原はロープへ。
エルボーの打ち合いをジェイクが制して顔面を踏みつけると、肩へのストンピングからロープに振って追走ニー2連発。更に走り込むが宮原がカニバサミで倒し顔面に低空ドロップキック。そのまま場外に降りてヘッドバッドを四方で打ち込んでいく。
リングに戻り、宮原が投げようとするが耐えたジェイクをトップロープにかけてボディに膝蹴り。さらに後頭部にドロップキックを叩き込んでリングに落とす。
ジェイクがエルボーを打ち込んでいくが、受けきった宮原がヘッドバッド。ジェイクはロープに振ってラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックから側頭部にドロップキック。
宮原は串刺し攻撃を狙うがジェイクはカウンターのキチンシンク。ジェイクは串刺しバックエルボーから俵投げ。エプロンに転がった宮原を投げようとするが、ロープを掴んで耐えた宮原がエルボーを打ち込みエルボー合戦へ。ジェイクがビッグブーツから後頭部を踏みつけて顔面をエプロンに叩き込むと、エプロンを走り込んでのサッカーボールキック。宮原はこれをキャッチし足へのエルボーから場外へのぶっこ抜きジャーマン。
リングに戻り、宮原が串刺しニーからコーナーに走るが、ジェイクは追走串刺しビッグブーツから投げ捨てジャーマン。さらにビッグブーツを狙うがキャッチした宮原がブレーンバスター。両者ダウン。
宮原が串刺しニーを後頭部に叩き込み、投げ捨てジャーマンからブラックアウト。
宮原がバックを取るが、耐えたジェイクとエルボーの打ち合い。ジェイクは掌底から左右のミドルキック連打。振りかぶって掌底から串刺しビッグブーツを叩き込み、髪を掴んで引き起こすとジャイアントキリングからサッカーボールキック。フォールも2。
ジェイクは逆片エビ固めも宮原はロープを掴みブレイク。ジェイクは串刺し攻撃も避けた宮原がジャンピングニー。
宮原はジャーマンスープレックスホールドも2。
宮原はシャットダウンを狙うが、耐えたジェイクが腕を巻き込んで膝蹴りからドクターボム。フォールも2。
ジェイクは髪を掴んで起こすとバックドロップを狙うが、空中で体勢を切り替えした宮原が潰してフォールも2。
宮原は後頭部にブラックアウトからジャーマンスープレックスホールドも2。
宮原はシャットダウンを狙うが、耐えたジェイクが走り込んできた宮原を膝蹴りで迎撃。宮原はダウン。
カウント9で起き上がれない宮原の髪を掴んでジィエクは膝蹴り連発。ジェイクはジャイアントキリングからフォールも1。
ジェイクはバックドロップからフォールも2。
ジェイクはニーパッドを外してジャイアントキリングを狙うが宮原はジャンピングニーで迎撃。宮原はロープに飛ぶが、ジェイクはハイキックで迎撃しジャイアントキリングを狙うが、避けた宮原がジャンピングニー。両者ダウン。
宮原はブラックアウトを叩き込んでフォールも2。
宮原はシャットダウンスープレックスホールドで叩きつけて3カウント。
エンディング
株式会社カーベルの伊藤社長より優勝トロフィーが宮原に渡される。
宮原「全日本プロレスの、歴史を動かしたぞ。そして今日!新たな出会いがあった。ジェイク・リー、お前は俺の、ライバルだ。4月4日から始まった、チャンピオンカーニバル、日本全国、最高のご声援をありがとうございました。そして今日!お集まりくださった皆様、そして全日本プロレスTVをご覧の皆様、そしてサムライTV生中継をご覧のみなさま、本当にありがとうございました。今日!誓う、今日平成最後だ。平成最後のリングに立ってる俺は、どうかな?そして今日!皆様にお知らせがある平成最後だ。5月から令和。令和のプロレス界のエースは俺だろ。2019、チャンピオンカーニバル覇者、そして、三冠ヘビー級チャンピオンとして、全日本プロレス、5月からさらに、令和のエースが上にあがっていく。チャンピオンカーニバルを制した、それがチャンピオンということは、次のチャレンジャーは誰だ?前例がないんだ。誰だ?誰だ?5月20日後楽園ホールで、三冠ヘビー級王座戦は決まっているが誰だ?後楽園ホールにお集まりの皆様、チャンピオンカーニバル覇者と誰が戦うところを見たいですか?5月20日誰と戦うところ見たいですか!?明日にしてくれ。今日は!このトロフィーと!チャンピオンベルトをとったんだ。余韻に浸らせてくれ。次のチャレンジャー!5月以降に関しては明日決める。つうことで、2019MVP確定並びに令和のエース、宮原健斗。平成最後、叫んじゃう?平成最後の叫んじゃう?後楽園ホールの皆様に聞きたい!全日本プロレス最高ですかー!?(最高ー!)今までで一番聞こえるー。全日本プロレス、最高ですかー!?(最高ー!)OKラスト、全日本プロレス最高ですかー!?(最高ー!)全日本プロレス!最高!」
<試合後コメント>
宮原健斗
「歴史を動かした。あまり満足したこと無いんだけどね、今まで生きてきて。今日ちょっと満足したちょっと満足して、なんかね、なんか感情がこみ上げてきたね。なんだろうね、この感情は。はじめての感情だった。それくらい、4月4日から始まったね。このCCというものを応援してくださったファンの皆様のね、エネルギーが僕に乗り移ったかのような、皆さんのエネルギーのおかげで、初めて味わった。こういう感情は。とにかく歴史を動かすのが今日の最大の目標だったから。それを果たすことが出来た俺を今日は褒めてあげたいと思います」
――CC初優勝、そして三冠王者として久々の優勝を果たしました。達成感のほどは
「いや、今日は、今日だけはね、常に先を見てる俺だけど、今日だけは、今日の余韻に浸らせてもらおうと思う。それくらいの快挙だから。歴史を動かした男がこれからどうするのか、皆さん大注目でしょう。まあ俺を見てれば分かりますよ。全日本プロレスがどうなるかも、俺を見てれば分かります。そして今日、新たな出会い、ライバル、ジェイク・リー。やっと出会った。ライバルに出会った。CC制覇と同じくらい大きい。今日が始まりだ」
――平成最後のCCで平成生まれの2人で決勝を争ったことは新しい時代の幕開けという意味合いもあると思います
「うーん、新しい時代はね、俺がチャンピオンになって数年前から始まってるんで。ただ、俺と違った新たな時代、新たなエネルギーが出てきたってこと。俺の時代に新たな時代が出来上がった。そういうことだと思います。ただね、この歴史を動かした男、背負ってるものは大きいぞ。“プロレスの神様”という言葉を俺はよく使うけど、なぜプロレスの神様と言うのかと言ったら、俺はエースだ。エースというものは、他のレスラーとプロレスの価値観について理解することは出来ない。一緒に共感することは出来ないのがエースなんだ。自分で道標を作っていくのがエースだからね。だから俺はプロレスの神様とのみ会話をして、今まで答えを探してきた。そしてそれを、ファンの皆さまが後押ししてくれて今があるんでね。そのファンの皆様に俺はもっと最高の景色を見せることになるしね。俺を見てれば自ずとその景色は見ざるを得ない状況になるんで。皆さんもこの2019CC覇者、歴史を変えた男、そして令和のエースから目を離さないでください」