“ROH絶対王者”ジェイ・リーサルが日本で王座防衛もマット・テイヴェンの奇襲に怒り!
23日、東京都・後楽園ホールにて行われた『HONOR RISING:JAPAN 2019』で、アメリカのプロレス団体ROHの頂点たるシングル王座戦であるROH世界選手権試合が行われた。
この日は、2016年に初来日してから新日本プロレスでは馴染みの顔となり、内藤哲也とIWGPインターコンチネンタルのベルトをかけて争ったこともあるROH絶対王者のジェイ・リーサルに、TKオライアンが挑んだ。
試合は、王者のリーサルがオライアンのリングインを待たずトペ・スイシーダで奇襲し、場外でブレーンバスターを決めたところでようやくゴングが鳴る。
序盤こそ荒れたものの、両者は正面からバックハンドチョップ、エルボーで打ち合っていき、オライアンはグラウンドでのフロントスリーパー、リーサルはフィギュア・フォー・レッグロックを狙いに行くなどの堅実なプロレスリングを展開。
終盤、リーサルがバックハンドチョップやナックル、コンプリートショットなどでラッシュをかけてコーナートップに上がりダイビングでの攻撃を仕掛ける。しかしオライアンが下から足を立てて迎撃しようとしたのを見ると空中で態勢を立て直して着地し、その足を取ってフィギュア・フォー・レッグロック。オライアンは下からスモールパッケージで切り返すものの、これを返したリーサルはリーサルインジェクション(ハンドスプリング式RKO)をクリーンヒットさせ、カウント3を奪った。
王座を防衛し、勝ち名乗りを上げるリーサルの元へ、オライアンと同じユニットに所属するのマット・テイヴェンが乱入しリーサルの背後から襲撃。ベルトを掲げて挑戦をアピールし、オライアンを助け起こしてリングを後にした。
試合後、怒り心頭のリーサルは「マット・テイヴェンよ、今はいい気分でいるかも知れない。自分のことを誇りに思っているかも知れないな。でもこのベルトにこれ以上近づけると思ったら大間違いだ!ROHのワールドチャンピオンシップは俺のものだ!俺は今最高に頭にきている。今日は許してやるが、2日後のラスベガスでどうなるか……覚えておけよ」とマットへの報復をほのめかし、会場を後にした。