内藤哲也がIC王座を狙うタイチに完勝しIC王座&IWGP王座の二冠獲りを宣言!「史上初の偉業を目指していきますよ」

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 29日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to THE NEW BEGINNING』が行われた。

 この日のセミファイナルでは、昨日の大会に引き続き、2月3日の札幌大会でインターコンチネンタル王座、タッグ王座、ジュニアタッグ王座の3大王座戦で激突する“L.I.Jvs鈴木軍”の対抗戦が行われた。
 タイチはIWGPインターコンチネンタル王座に執着を見せ、今月4日にクリス・ジェリコから同王座を奪取した内藤を翌5日に襲撃。強奪したICベルトで内藤を殴打してKOするという内藤vsジェリコ戦を皮肉る形で内藤に屈辱を与え挑戦を表明。さらに21日の後楽園ホール大会でもL.I.Jの試合に乱入し内藤をICベルトでKO。前日の大会では内藤の股間を蹴り上げて再びKOし、「冬の札幌で藤原喜明以来の“事件”を起こす」と予告するなどの挑発を重ねていた。

 この日の試合は、前日と同じくタイチが内藤を奇襲するも、内藤はこれを先読みしてドロップキックでカウンター。
 金丸義信&エル・デスペラードとBUSHI&鷹木信悟、鈴木みのる&ザック・セイバーJr.とEVIL&SANADAと互いの標的を狙って乱戦となる中、SANADAが捕まってしまう展開に。みのるとザックがそれぞれ毛色の違う関節技でSANADAの腕を絞り上げていくが、SANADAは一瞬の隙を突いて延髄斬りからミサイルキックを放って内藤にタッチ。
 内藤が出てくるとタイチも飛び出していき、両軍入り乱れながらも2人をアシスト。この日の内藤はタイチの動きを先読みし、フェイントを交えた振り子式ドロップキックなどで終始圧倒。しかし、鈴木軍の連携でローンバトルを強いられ、タイチがみのるのアシストからパンタロンを脱ぎ捨てて内藤に天翔十字鳳を放つが、内藤がこれをキャッチしてタイチの顔面にツバを吐きかけ、股間を蹴り上げデスティーノ。さらに鷹木が金丸にパンピングボンバー、EVILがEVILで叩きつけて金丸から3カウントを奪った。
 試合後、リング下で倒れるタイチに内藤は肩を貸して助け起こすが、その後すぐに鉄柵に叩きつけ、タイチのマイクスタンドで殴りかかるフリをしてからツバを吐き、リングを後にした。

 満足気な様子でバックステージに現れた内藤は、自信満々に札幌大会でのIC王座防衛を宣言。さらに「内藤哲也はIWGPインターコンチネンタル王座を保持しながら一体何を見据えているのか……。皆様、去年10月の両国大会を思い出してみてくださいよ。当時のIWGPヘビー級チャンピオン、ケニー・オメガに飯伏幸太、そして当時のUSヘビー級王座のCodyが挑戦したわけですよ。つまり、他の王座を保持しながらIWGPヘビー級王座に挑戦することは可能ってことでしょ?じゃあ俺はそこを狙っていこうかな。IWGPインターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持すること。俺はその史上初の偉業を目指していきますよ」と二冠獲りを宣言した。

 そして最後に「ところで!今日はKUSHIDAのラストマッチ?どうでもいいよ。いなくなるならさっさといなくなれ。そして二度とこのリングに帰ってくんな!カブローン!」と不機嫌そうに吐き捨てて去っていった。
 中邑真輔が退団する際にも一人厳しい言葉を吐いてきた去る者に厳しい“新日本プロレス愛”に溢れた内藤だけに、団体の歴史に名を残す偉業の達成に期待が持たれる。

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