棚橋弘至の初主演映画『パパはわるものチャンピオン』特別試合が開催!
21日、東京都・後楽園ホールにて行われた新日本プロレス『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』で、映画『パパはわるものチャンピオン』スペシャルタッグマッチが実施された。
『パパはわるものチャンピオン』は、悪役レスラーの父と息子の絆を描く同タイトルの絵本を原作とし、2018年に実写映画化。棚橋弘至が主役として悪役レスラー“ゴキブリマスク”を演じており、棚橋以外にも新日本プロレスから多くの選手が出演して圧巻のプロレスシーンを演出した映画だ。
スイートゴリラ丸山(真壁刀義)&ドラゴンジョージ(オカダ・カズチカ)vsギンバエマスク(田口隆祐)&ゴキブリマスク(棚橋弘至)のタッグマッチで行われたこの試合は、ゴキブリマスクが登場すると一斉に大ブーイング、ドラゴンが登場すると大歓声といった映画の空気そのものをファンが演出。
ゴキブリ&ギンバエの奇襲から始まり、悪者2人は殺虫スプレーを吹き付けたりハエたたきやゴミバケツなどでドラゴン&丸山を攻撃したりと卑怯の限りを尽くす。これには観衆も「卑怯だぞゴキブリ!」と大歓声。その後ギンバエが凶器攻撃と見せかけ丸山に手品を見せると、丸山はダブルラリアットで一転攻勢。続くドラゴンも2人まとめてドロップキックで場外へ吹き飛ばしプランチャで追撃。さらにドラゴンは追撃を狙うが、ゴキブリはホイホイブレイド、急所打ちから“フライハイ”を放ち、これを地対空ドロップキック迎撃したドラゴンは、ギンバエへのライジング・ドラゴンからのドラゴンメーカーでカウント3を奪った。
試合後、バックステージで倒れ込むギンバエを石森太二が襲撃。殺虫スプレーを顔面に噴射し「ギンバエ!……いや、田口!オメーのなぁ、思い通りにはさせねぇよ!ハエは駆除しねぇとな」と剥ぎ取ったギンバエのマスクにスプレーを噴き付け高笑い。
後から現れたゴキブリは「いいか!よく聞けよ!ゴキブリはなぁ、しぶてぇぞ!何度だって戻ってくるからな!」と吐き捨て会場を後にした。
残されたギンバエは、「オイ!石森!よく聞け!黙っちゃいねぇぞ!辻が!」と自身を介抱していた辻陽太に無茶振りして去っていくが、辻はしばらく目を泳がせながら立ち尽くし、黙って退席した。