東京ドームに旗揚げ10周年のFREEDOMSが進出!「力道山先生の意志を継いで日本をプロレスで盛り上げます!」
15日、東京都・東京ドームにて『プロレス戦国時代 群雄割拠其の四 ~ふるさと祭り東京 日本のまつり・故郷の味~』が行われた。
今年の9月で旗揚げから10周年を迎えるプロレスリングFREEDOMSの佐々木貴がプロデューサーとなり、日本各地の様々なローカルプロレス団体を集結させるべく旗揚げされた『群雄割拠』。
その第4回大会は、日本全国のお祭りや舞踏、グルメなどが東京ドームに集結する40万人以上が来場するイベント『ふるさと祭り東京 日本のまつり・故郷の味』の中で行われた。
今回は、プロレスリングFREEDOMS(神奈川県)、プロレスプロモーション道南リング(北海道)、プロレスリングDEWA(山形県)、イーグルプロレス(栃木県)、チームでら(愛知県)、道頓堀プロレス(大阪府)、なにわ☆凡女ビーナス(大阪府)、レアルルチャリブレ(福岡県)、琉球ドラゴンプロレスリング(沖縄県) と、8団体+1ユニットが参戦した。
試合開始1時間前にはもうリング周囲に人だかりが出来ており、リング周囲の外野席にも観客が詰めかけた。バックスクリーンではリング上の模様が場内に中継されており、この日の“メインイベント”として注目が集まる中で大会がスタート。
各地域の団体から集結した選手たちは地元ファンの想いを背負って闘い、ときには激しく、ときには笑いを交えてぶつかり合う。
メインイベントでは、全国のご当地プロレス団体の覇者の証である“天下統一幟旗”を巡っての闘いが行われ、対他団体戦無敗の琉球ドラゴンプロレスからイーグルプロレスが幟旗を奪取。
イーグルプロレス代表の吉田和則は「これで地元のファンに恩返しができた」と男泣きしつつ、「東京ドームで試合をするチャンスをくれた佐々木貴に感謝したい」と感謝の言葉を述べる。一方の琉球ドラゴン側も、幟旗の奪回を誓いつつ、佐々木へ感謝の言葉を述べた。
佐々木は今回の東京ドーム大会について、前回の群雄割拠を東京ドームの職員が観戦して感銘を受けたことから急に話が決まったという経緯を明かし「俺は今回プロレスを背負わせてもらったと思ってリングに立ちました。今日東京ドームに集まったお客さん、そして東京ドームの社員・スタッフの方に喜んでもらえた。そこからまた発生するものがあるかも知れない。その可能性をつかめたってことに少なからず『やったな!』という手応えはあります。ここからどれだけ大きい輪に出来るかは正直わからないですけど、でも、ここまで来た以上はやめられないし、地方のプロレス団体もレベルが低いわけじゃないというのを東京のお客さんにも分かっていただけたと思います」と成功の手応えを示した。
今後の抱負について聞かれると、「プロレスの可能性はまだまだ終わらないです!こんなもんじゃ終わらないです!まだまだ日本全国をプロレスで盛り上げます!敗戦後の日本を一気に盛り上げ復興させた力道山先生の意志を継ぐつもりで、プロレスで日本を盛り上げます!」と力強く決意を語った。
全国から強者たちが集うプロレスの祭典・群雄割拠は、後楽園ホールから始まり、4回目大会にして東京ドームにたどり着いた。
「全国のご当地プロレス団体の魅力を東京のファンにも伝えたい」という理想を形にし、地方から東京へ、東京から地方へとプロレスの輪を広げて日本を元気にしようと意気込む群雄割拠の今後に期待したい。