“全日本最高のエース”宮原健斗が“過去のエース”KAIを倒し三冠王座防衛!「俺はエースの宿命を背負っている」

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 3日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2019 NEW YEAR WARS』が行われ、メインイベントでは宮原健斗の持つ三冠ヘビー級王座にKAIが挑戦した。

 昨年10月にゼウスから三冠ヘビー級王座を奪った宮原健斗だったが、その後に行われた世界最強タッグでKAIが宮原からピンフォールを奪い勝利。武藤全日本最後のエースと現役全日本のエースが真っ向から向かい合う形で今回の王座戦が決定した。

 試合の立ち上がりは両者短期決戦を狙うがお互いの技が決まらず、荒々しい場外乱闘を経てKAIはドラゴンスクリューや足4の字で足への集中砲火。さらに大仁田伝承のサンダーファイヤーパワーボムやファイヤーサンダーと攻め立てるが、宮原はジャンピングニー2連発からラリアットで流れを変える。さらにKAIの本家公認・雁之助クラッチを切り返した宮原がジャーマンスープレックスホールドからのシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪った。

 勝利した宮原は「2019年、最多防衛記録狙ってます。2月27日に、宮原健斗生誕30歳を迎えます。宮原健斗ももう30歳!2019年、プロレス界の主役は、当たり前のようにこの俺宮原健斗が突っ走る!」と宣言し、超満員札止めの観客とともに「全日本プロレス最高!」を叫んだ。

 宮原は、持ち技を総動員して挑んできたKAIについて「三冠戦はプロレス界最高峰の闘いだから。そうなるのは必然!ただ、KAI選手もこの三冠チャンピオンになってもおかしくなかった、おかしくない存在と思うから、それは神様のみぞ知る。そんな感じの僅差だ」と評価。
 そして“王者になることを宿命付けられた男”と紹介されたことについては「その宿命はもう背負ってるつもりなんで!その宿命を背負える男か、背負えない男かで、プロレス界の立ち位置が変わってくる。全日本プロレスのエースとして俺は先頭に立ってる。俺の思う『全日本プロレスはこんなもんじゃない』っていう位置に俺が先頭に立って持っていく!」と覚悟を叫んだ。
 一方、失意のKAIは無言で会場を後にした。

 “生涯全日本プロレス”を宣言している宮原が全日本プロレスをどこまで高みに連れて行くことが出来るのか、今度の展開に目が離せない。

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