山本アーセンが『山本“KID”徳郁メモリアルマッチ』で「ノリさんがすぐ側にいるから安心してるんだなと感じた」
31日、『Cygames presents RIZIN.14』がさいたまスーパーアリーナにて開催。『宮田和幸引退試合&山本“KID”徳郁メモリアルマッチ』として、宮田和幸vs山本アーセンが行われた。
宮田が開幕走り込んで飛び膝蹴りとKIDを彷彿とさせる動きを見せるが、KIDの甥であるアーセンがパワーでコントロールしていく。宮田の三角絞めをバスターで抜けたアーセンだったが、宮田はならばとアームロック。暴れた抜けたアーセンだったが、2Rに再度アームロックで捕らえられるとたまらずタップアウトした。
最後に宮田は「ほんとにお世辞抜きでアーセン選手すごく強くて、テイクダウンされたしその後力もあるし、ものすごい才能持ってる選手なんでこれから頑張ってもらいたいと思います」とエール。
これを受けてアーセンは「力も強くて、寝技も頭も切れてたと思います。スゴイ偉大な選手だと思います。引退試合に自分を選んでくれたことをすごく感謝しています。自分の中でメモリアルマッチってのは一回も考えて無くて、もちろんノリさんのためにやったってのもあるんですけど、やるのは自分だし、勝つのも自分だし、負けるのも自分だし、結局自分なんで、メモリアルってのは考えてなかったですね。とりあえず俺が勝ちに行こうと。平成最後だし。『大丈夫、大丈夫、練習だから。これからもっと練習すれば大丈夫だから』って言ってると思います。多分本人もすげぇ悔しい思いしてると思います。でもすごい不思議なことで、自分普段緊張とかしてるタイプなんですけど、今回はホントに全く緊張がなくて、ただ自分が勝つイメージしかしてなくて、これはノリさんがすぐ側にいるから安心してるんだなとは感じてました。ノリさんのお葬式でも言ったんですけど、本当に今格闘技の楽しさが分かってきたんで、これから見といて下さいっていうのをみんなに見せられるかわからないけど、楽しみにしといて下さい。これから本当に強くなると思うんで自分は」と、山本“KID”徳郁への想いと格闘技への思いを語った。