「試合の度に有給を消化している」と嘆く弥益“ドミネーター”聡志へ萩原京平が「サラリーマン業に専念させてやる」
16日、都内某所にてRIZINが3月2日に大阪府・丸善インテックアリーナにて開催する『湘南美容クリニック presents RIZIN.34』についての記者会見を実施し、萩原京平vs弥益“ドミネーター”聡志のカードが発表された。
萩原京平は地元・大阪ではアマチュア界の猛者として知られ“アンダーグラウンドエンペラー”の異名を取り恐れられてきた選手。2020年8月のRIZINデビューから7戦5勝2敗。2020年および2021年には10月~12月に3試合をこなすなど大車輪の活躍を見せている。全身に入った派手タトゥーが目を引くが、これは亡くなった小学校時代の親友に捧げるものであるといい、熱いハートを感じさせる選手だ。
弥益“ドミネーター”聡志は筑波大学在学時代に総合格闘技を始め、2013年にPANCRASEでプロデビュー。DEEPでフェザー級王座を戴冠する活躍を見せ、2020年の大晦日の朝倉未来戦でRIZINデビューも黒星。2021年6月の東京ドーム大会では“ブラックパンサー”ベイノアを相手にRIZIN初勝利を挙げた。普段はサラリーマンとして働きながら格闘家を続ける兼業ファイターの星として期待を集めている選手だ。
会見に登場した萩原は、「ドミネーター選手とは1年ほど前に、自分が『試合したい』と言ってて。今回それがやっと実現した形になるんですけど、1年前から正直全く負ける気してなくて。で、そこから1年経って、自分も色んな経験してさらに強くなっているので、今回地元大阪の何万人というファンが見ている前で思い切りぶっ飛ばして、サラリーマン業に専念させてあげようかなと思ってますね。自分が以前負けてる芦田選手にも勝ってるってのもあるし、DEEPの元チャンピオンという肩書きもあるんで、すごい自分からしたら都合がいい相手としてドミネーター選手をまた指名しましたね」とドミネーターを前にして強気の発言。
これに対してドミネーターは「一番最初に自分とやりたいって言ったときは『朝倉未来選手と対戦するための足がかりとしてちょうどいい』っていう理由で対戦表明をされまして、そのあと自分がベイノア選手に苦戦したときは、『やっぱりドミネーターには興味なくなりました』みたいなことを言い始め、そのあと朝倉選手にこっぴどくやられたあとは『やっぱりドミネーターとやらせろ』と言い始めるという。全体的に通してアピールに誠意が感じられないなあとイラついていたところがございます」と紳士的な態度で応戦。
さらに“都合がいい相手”と言われたことについては「『コイツ損得しか見てねえな』って感じがするんで。そこを超越したところが格闘技のスゴさだと思ってるんで、それを当日は分からせてあげたいなと思います」と静かな苛立ちを見せた。
しかし、「会見や試合で仕事を抜けて大丈夫か」と聞かれると、ドミネーターは「大丈夫じゃないですよぉ(笑)試合が決まるたびに自分の有給がどんどん消化されていくという自体に陥ってますので、できれば会見は午前の早い時間か午後の遅い時間に寄せていただけるとすごくありがたいです(笑)」と破顔。
これを聞いた萩原は「それだったらこっちが次の試合でぶっ飛ばして専念できるようにしてあげるんで(笑)」と詰め寄り、会見後の記念撮影でのフェイスオフの際には過剰にドミネーターに近付いて怯ませるという“前哨戦”を展開した。
『湘南美容クリニック presents RIZIN.34』
日程:2022年3月20日(日)
開始:14:00(予定)
会場:大阪府・丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館)
▼RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
弥益“ドミネーター”聡志(team SOS)
vs
萩原京平(SMOKER GYM)