堀口恭司がリベンジマッチに勝利!「海くんがチャレンジしてるUFCに自分も挑戦したい」

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 9日、国立代々木競技場第一体育館にて『Yogibo presents RIZIN.47』が開催。メインイベントでは堀口恭司vsセルジオ・ペティスが行われた。

 2021年にペティスの持つBellator世界バンタム級に堀口が挑戦したが、ペティスが4RにバックブローでKOし勝利。
 時を経て現在RIZINフライ級王者でもある堀口が、ペティスに勝利し朝倉海が返上したバンタム級王座を奪い2階級王者になるのかに注目が集まっている試合だ。

 1Rはお互い距離を見て様子見から始まり、堀口が左フックをテンプルに叩き込み、一瞬ペティスは膝をつくがすぐに立ち上がりダウンはとられず。堀口のハイキックの打ち終わりにペティスが飛び込んで上を取ろうとするが、堀口が回転しガードポジションへ。コツコツ殴ってパスしようとするも、1R終了までペティスは下からガッチリとホールドした。
 2Rはラスト1分まで堀口がグラウンドでコントロールし、3Rになるとお互い近い距離で打撃戦へ。ペティスの踏みつけを避けた堀口にダースチョークをしかけるが、堀口はコーナーを蹴って外すと立ち上がる。最後はペティスが回し蹴りも堀口が避けるとストレート。後ろに自ら倒れて避けたペティスに堀口が覆いかぶさりガードポジション。そのまま時間いっぱいグラウンドで殴り合いになり、判定3-0で堀口の勝利となった。


 敗北したペティスは「前回の闘いからの延長戦といった具合で、そこから先を闘っていたように思う。今日は彼が上回っていたので、彼に祝福の言葉を贈りたい。アメリカと違って日本ファンの素晴らしさも肌で感じた。これだけのプロダクションというのも素晴らしい。負けてしまったが、一生忘れないイベントになったと思っている」と爽やかにコメント。

 堀口は「しっかりリベンジできたんで。ほんとは決めたかったですけど、中々相手がうまくてそこまでたどり着けず。なんにせよ勝てたのが嬉しかったですね。3R始まって相手と向き合ったときに、セコンドから『集中しろ!』って。会場がシーンとしてたからちょっとヤバかったかなと。もうちょっと盛り上げなきゃな、メインだしって。今回は勝ちに徹してしまったので次は盛り上げられる選手になって戻ってきたいと思います。海くんがチャレンジしてるUFCに自分も挑戦したいと思ってますけど、まだどうなるかわからないです」と、戦前『RIZINに一区切り』と言っていた堀口の今後に関してヒントを出した。

 まだ契約上今後は未定とのことだが、榊原CEOも「朝倉海がOKで堀口恭司がダメということはない」と言及。現時点で堀口はBellatorとの契約になっているため、RIZINの現役王者が2人UFCに行く可能性が出てきた。
 ひとまずは超RIZINに注目が集まるが、その後の日本格闘技界の行く末に目が離せない。

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