藤田ミノルが“師匠”TAJIRIの持つ王座に挑戦表明し勇退を勧告!「そろそろ後輩に道を譲る時が今来てます」
11日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2018 世界最強タッグ決定リーグ戦[優勝決定戦]』が行われ、TAJIRIの持つGAORA TVチャンピオンシップに藤田ミノルが挑戦を表明した。
TAJIRIは、今年7月に前王者・秋山準との初シングルマッチを制してGAORA TVチャンピオンシップを戴冠し、「秋山さんもいろんなルールでやっていたじゃないですか。僕もあれをやってみたい。これは三冠と違って自由にやっていいベルトじゃないかと思っていて。今日からリニューアルだな、このベルト。新しくします!」と語って対戦相手を公募するなど新たな取り組みを行っており、この日の大会前にも事前に自身のTwitterで「試合後に次期挑戦者が登場する」と予告していた。
この日、第1試合でパートナーのギアニー・ヴァレッタとともに鈴木鼓太郎&丸山敦に勝利したTAJIRIは公約通り挑戦者を呼び込むと、スーツ姿に「F」の文字が入った麻袋を被った謎の男が登場。
その正体は、大日本プロレス時代にTAJIRIが入門テストを行ったという“弟子”の藤田ミノル。藤田は「TAJIRIさん鍼の先生じゃないですか。さらにプロレス界で富も名声も十分手にいれてると思うんですよ。さらに今GAORAのチャンピオン、これは非常に良くないと思ってるんですよ。僕も今41歳、そんなに若くない。でも、そろそろ、後輩に道を譲る時が今来てます」とTAJIRIに勇退を勧告。
TAJIRIは「藤田くん、1月3日にタイトルマッチやろう。是非とも奪って来年こそ柔道整復師の国家試験に受かってくれ!」と藤田を激励してから握手し会場を後にした。
バックステージに戻った藤田は、48歳のTAJIRIが王者であることに改めて苦言を呈し「下が詰まってる。いい加減引退しろとは言わないですけど……。TAJIRIさんがGAORA TVのチャンピオンという状況は非常に良くない。だから私が奪い取って、全日本プロレスさんに、皆様に新しい景色を皆さんに提供できればと思っております」と王座戦に向けた意気込みを語った。
48歳のTAJIRIと41歳の藤田ミノルの世代交代闘争の行方に注目が集まる。