親友に裏切られ、首を絞められ完全敗北!全日本プロレスの若きエースがDDTに乗り込むも王座戴冠ならず!
17日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Judgement2024~旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル~』が開催。DDTのタッグ王者が全日本プロレスの大人気タッグを撃退し王座防衛を果たした。
KO-Dタッグ王座には、【バーニング】遠藤哲哉&飯野雄貴が君臨。
今回挑戦する【New Period】本田竜輝&安齊勇馬は、全日本プロレスの未来を担うことが期待されるヘビー級のタッグチーム。昨今は“DDTvs全日本プロレス”の対抗戦が過熱しており、全日本の期待株がDDTの王座をかっさらいに来た形だ。
2人はDDTに侵略に来たはずだったが、本田は会場の隅で1人ポツンと無言で佇んでいたヨシヒコに話しかけて友情を育むことに成功。お気に入りの公園で一緒にブランコに乗る姿をSNSに投稿するなど、DDTワールドにズブリと足を踏み込んでいた。
試合が始まると、飯野と本田が迫力あるヘビー級同士の肉弾戦を展開し場内が大きく沸く。続いて遠藤と安齊のイケメン対決となると、黄色い歓声も上がって場内はさらに過熱。
飯野が「遠藤コラ!」と叫んでラリアットを見舞う謎の誤爆から試合はNew Periodのペースとなり、遠藤が捕まる展開に。このまま決着かと思われる場面もあったが、遠藤はスワンダイブ式のエルボーアタックを見舞って自力で生還。飯野は失点を取り返すがごとく2人を同時に相手取っての大暴れで形勢をイーブンに立て直す。
再び遠藤と安齊の対面となると、安齊が打点の高いドロップキックで顔面をぶち抜き、ダブルアーム・スープレックス。遠藤がハンドスプリング式オーバーヘッドキックを放つと、安齊がキャッチしてジャーマン・スープレックス。さらに本田がキャメルクラッチで絞り上げ、本田のラリアット+安齊のジャンピングニーの合体攻撃を発射も遠藤が回避したため誤爆。
遠藤は本田にハンドスプリング式オーバーヘッドキックを見舞ってからバーニングスター・プレスを狙うが、本田が雪崩式ブレーンバスターで切り返す。即座に起き上がった遠藤がエクスプロイダーで反撃。飯野が援護に来ると安齊がジャンピングニーでの排除を狙うが、飯野が即座に起き上がってスピアーをぶっ刺す。
本田は「くたばれッ!」と遠藤をラリアットでなぎ倒し、必殺のファイナルベントを狙う。遠藤がこれをかわすと飯野がスピアーで本田を貫いてアシスト。最後は遠藤がトーチャーラック・ボムからバーニングスター・プレスを決めて本田から3カウントを奪った。
マイクを取った遠藤は、「New Period、本当の意味で君たちの時代が来るのも遠くないと思う。そのときが来たらまた闘いましょう」と若き挑戦者たちを称える。
バックステージに戻ったNew Periodは、悔しさを滲ませながらもリベンジを誓う。
しかし、本田は脇でそっとコメントを見守っていたヨシヒコを見つけると逆上。「オイ!ヨシヒコ!テメーのせいで負けたんじゃねーか!お前、俺のこと裏切りやがったな!友達だったのに!」と罵倒しながら首を絞めあげていく。
曇りなき眼でじっと本田を見下ろしていたヨシヒコだったが、隙を突いて反撃に転じ素早く喉輪。一瞬のうちに本田を絞め落とした。