【試合結果】12・1 アイスリボン道場マッチ 藤本つかさ&尾崎妹加&テキーラ沙弥vs世羅りさ&雪妃真矢&ジュリア 大畠美咲vs弓李

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『アイスリボン924』
日時:2018年12月1日(土)
開始:14:00
会場:アイスリボン道場
観衆:82人

▼シングルマッチ10分1本勝負
○宮城もち
7分11秒 もっちりバディシザース→エビ固め
●トトロさつき

▼トライアングルリボン15分1本勝負
○松本都
5分42秒 スクールボーイを潰しての片エビ固め)
●松屋うの
※もう1人はつくし

▼シングルマッチ10分1本勝負
○大畠美咲(WAVE)
7分07秒 花マルどっかん→体固め
●弓李

▼6人タッグマッチ30分1本勝負
藤本つかさ/○尾崎妹加(フリー)/テキーラ沙弥
14分52秒 ラリアット→片エビ固め
世羅りさ/雪妃真矢/●ジュリア

藤本&妹加&沙弥vs世羅&雪妃&ジュリアのトリプル前哨戦は大乱戦!弓李が大畠とラストシングル!ジュリアが「鈴木秀樹はジムで筋トレしないでずっと『Tarzan』を読んでる」と暴露!

第1試合


 オープニングからど迫力の重量級シングル対決が実現となったが、試合前からトトロの様子がおかしい。もちの前に片膝をついてのらぶっちゃ式のシェイクハンドを求めたかと思えば、試合開始と同時に「大阪セクシー!」とアピールしながらのセクシーポーズでもちを挑発する。一方のもちは元祖セクシーポーズで対抗すると、なおポーズを決めようとするトトロに業を煮やしたか、潰しにかかった。さらにタックルを叩き込んでいくもちにトトロも応戦し、ようやく試合は重量級同士の一戦に相応しい肉体のぶつかり合いへ。最後はトトロがクロスボディ、カミカゼとつなぎ、勝負に出たが、ロープに振られたもちがカウンターのもっちりバディシザースで押さえ込んで一気にカウント3を奪った。

試合後、トトロは「正直、2年目に入って、ちょっと伸び悩んでいるなと思ったので、もちさんに対抗して大阪仕込みのセクシーを持ってきたんですけど、足元にも及びませんでした。でも、今日やって思ったのは下ばっかり向かずに前を見て、上を見て、突っ走ることが大事だと思ったので、このままいきたいと思います。」と突然のセクシー路線の理由を明かした。
 一方のもちは「わたくし、実は1週間前から時間が止まっておりまして、横浜ラジアント(の妹加戦での黒星)がとっても悔しくて、そこから時間が動いてませんでした。でも道場マッチは絶対に土曜日にやってくるし、大阪仕込みのセクシーとか用意して、伸び悩んでいるとか言っているけど、そうやって自分で考えて、楽しくプロレスやっているトトロを見て、私もいつまでも1週間前のことでウジウジ悩んでいるってバカみたいだなって思いました。プロレスに泣かされることもあるけど、プロレスに笑わせてもらえることもたくさんあるので、私も前を見て、歩いていこうと思います。今年の試合、悔いを残さないように、1試合1試合、大事にやっていきたいと思います。」と語った。

第2試合


 トライアングルリボン王座への再挑戦に燃えるうのは、都との前哨戦。 さらに曲者のつくしを加えてのトライアングル戦に挑んだ。試合はそれぞれがそれぞれのペースで試合を進めていく、まさにトライアングル戦ならではの三つ巴の戦いが展開されていった。
 しかし、試合が進行するにつれて、徐々に都が本領を発揮していく。うの、つくしをまとめて絞め上げ、踏みつけ、さらに丸め込んだりと、主導権を奪うが、ここで奮闘したのが、好調をキープしているうの。つくしの低空ドロップキックをすかして、つくしを場外に落とすと、都へ高速のスクールボーイを仕掛ける。勝負あったかと思われたが、これをうまく切り崩した都が逆にうのを丸め込みフォールを奪い取った。唖然とするうのだが、その横で都は笑顔で勝利をアピールした。

 試合後、うのは「最近、3WAYのやりすぎで頭がこんがらがってしまって、まさか今日、都さんに負けるとは思ってもいませんでした。でも今日、負けたことなんてすぐに忘れて、明日は1対1、タイマン勝負です。明日、勝った人が本当に挑戦者。都さんより上の挑戦者が自分であることを証明するように頑張ります!」と翌日の都とのシングル戦に必勝宣言。
 つくしは「うのさん、自分のこと、信用ないかもしれないけど、最初に手を組んで攻めたほうが勝てたと思いますよ。結局、裏切っちゃったんですけど。自分も3WAYはちょっと苦手なんですけど、どう試合のスタートで信用してもらうか、そして、どうきれいに裏切るか、これを磨いて、3WAYうまくなっていきたいと思います。」と語る。
 都は「今日は非情に楽勝だったんですけど、つくしは超絶バカだから(自分で爆笑しながら)3WAYも全然わかってないし、うのさんも不振な感じなので。3WAYっていうのは、もっと世の中を広い目で見て、人間力とか人生経験とか、そういった世の中の縮図なんです。そういったことを私は一番わかっているので、この人間力と大人の経験を発揮して、9日、必ず(トライアングルリボンの)ベルトを獲ります。明日も必ず勝ちます。」と語った。

第3試合


 引退まで1ヵ月を切った大畠が弓李とのシングルマッチで道場マッチ連続参戦。2人のシングル戦は15年9月19日『アイスリボン679』大会以来、約3年3カ月ぶり。いきなり足の踏み合いから始まった一戦は、弓李がまず股割り攻撃で大畠を苦しめる。さらに脇固めを決めたりと、大畠に対して真正面から勝負に出た弓李だが、大畠も腕十字、アームバーと関節技で応戦していく。さらにコーナーからのダイビングプレスを狙った大畠だが、これを蹴り上げてディフェンスした弓李は大畠の裏拳をかわし、ジャーマンをこらえ、バッククラッカーを決める。さらにエビ固めの応酬から弓李がブロックバスターを放つが、大畠もすぐに投げ捨てジャーマンで反撃。起き上がった弓李に裏拳を決めた大畠はジャーマンスープレックス・ホールドへ。なんとかカウント2で返した弓李だが、直後に大畠の花マルどっかんを浴びフォール負けを喫した。

 試合後、弓李は笑顔全開で「大畠さんとは2回目のシングルマッチでした。引退が近いのに自分とシングルしてくださったというのが、すごく嬉しく思います。ありがとうございます。自分、驚いたことがあって、大畠さんがもうすぐ30歳っていう…自分、ずっとずっと、大畠さんは24歳とか思ってたんすよ。自分、初めて会った時に“大畠さん、おはようございます”って言ったら(※唇の両端を指で下に引き上げ、への字を作りながら)怒った顔みたいな…ムッってした顔です。(横で藤本から「バカにしてるぞ!」の声が飛ぶが弓李はそれをスルーして)ちょっと怒ってらっしゃるのかなって思って、おどおどびくびくしていたんですけど、話してみると、笑ってくださるし、話し方も優しいし、すごい、すごい大畠さん、可愛いなと思って。もう…言葉にならないくらい尊い存在でして、本当にありがとうございました。ありがとうございます。ありがとうございます。」と語る。
 大畠は「弓李と初めて対戦したのは…正直、覚えてないんですけど、すごい若くてひょろひょろで、もう、こんな子に攻撃なんかできない、と思いつつも攻撃するんですけど(笑)、気持ち的に手加減じゃないですけど、している部分もあって、今日、久しぶりに対戦して、なんか成長したなって思いました。立派になったなって。すごい楽しかった。なので、私もすごい刺激を受けました。引退まであと29日とかなんですけど、最後まで私も成長していきたいと思います。」と語った。

第4試合


 いよいよ翌日に迫った電流爆破デスマッチを前に藤本と世羅が前哨戦に臨んだ。 ジュリアを加えての久々の『アジュレボさん』結成に加え、雪妃vs妹加は12月9日両国大会でのトーナメント決勝の前哨戦、さらに同じ両国大会でシングル戦を行う沙弥とジュリアの前哨戦と、トリプル前哨戦の6人タッグは、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。
 入場時に沙弥の写真を手にリングインしたジュリアは、試合前、沙弥と向かい合うと、沙弥の目の前で写真を破り、それを咀嚼し、沙弥の顔面に吹きかけた。ここまで挑発されては沙弥も黙っていない。試合は沙弥vsジュリアでスタートした。早いタッチワークをみせる藤本チームはジュリアに集中攻撃を仕掛けるが、アジュレボの2人がジュリアを必死にアシスト。ここで藤本vs世羅の局面に。入場時に手にしていたバットを持ち込んだ藤本は、世羅にバットを振り降ろそうとするが、これをディフェンスした世羅は逆にバットを奪うと、フルスイングで藤本のボディに打ち込んでいった。悶絶する藤本だが、起き上がると、世羅からバットを奪い返し、首投げで世羅をリング中央に座らせるとバット打ちのサッカーボールキック。追い込まれた世羅だが、ここで雪妃が巧みなアシストをみせ、ダブルの攻撃を藤本に仕掛けていった。
 反撃に出ようとした藤本だが、コーナーにいた妹加が藤本をコーナーに強引に引き込んでタッチ。ここで試合は雪妃vs妹加へ。蹴りの先制打を決めた雪妃だが、じっくりと構えた妹加はベアハッグ、ベアハッグからのワンハンドバックブリーカー、さらにアルゼンチンバックブリーカー、アルゼンチンバスターとパワー全開で応戦する。ブレーンバスターを決めて妹加の猛攻をしのいだ雪妃はここでジュリアに交代。ミサイルキックを妹加に叩き込んだジュリアだが、妹加はそのジュリアもアルゼンチンバックブリーカーに決めると、そのジュリアの腕に沙弥が噛みつき攻撃を仕掛ける。まさに6者6様の戦いが展開された6人タッグ。最後は雪妃に見せつけるように、妹加がラリアットをジュリアに決め、激戦に終止符を打った。

 試合後は藤本がバットを手に世羅を挑発するなど、前哨戦を経て、いよいよ翌日に迫った電流爆破マッチへの昂りを示した。
 試合後、ジュリアは「今日は約1年ぶりぐらいにアジュレボさんが組めたことがすごい嬉しかったです。明日は千葉でユキさんと千葉タッグを組みます。メインが電流爆破とかになってますけど、私は凱旋みたいなものなので、ジュリアの応援もしてください。そしてテキーラ沙弥のことを考えすぎて、イライラが止まらなくて、寝るときも爪とか指とかを噛んでしまうんですけど、これはストレスで…大体、鈴木秀樹なんて、見るからに不審者じゃないですか。私、高円寺によくいたから知ってますけど、高円寺で、でかくてもっさい帽子かぶった怖い人、完全に不審者だし、雪男の生まれ変わりみたいな、ヒマラヤ山脈から出てきた未確認生物みたいな、イエティ?自分、デビューする前に高円寺のフィットネスクラブに通っていたんですけど、朝方に行くと鈴木秀樹が筋トレしないで、ベンチに座ってずっと『Tarzan』を読んでいて、見たことあるなあ、あの人。あ、プロレスラーだ。あれが鈴木秀樹だ~と思ってたら、ずーっと『Tarzan』読んでいて、あ、動いた!何、するんだろうって思っていたら、斜めの(上体を屈伸させるベンチで)背筋を5回ぐらいやったら、また座って『Tarzan』読んでる。不審者じゃないですか。イエティ。(沙弥が)負けたら鈴木秀樹を鈴木イエティに改名してください。9日、絶対に勝つんで。」と鈴木秀樹の不審者ぶりを暴露。

 雪妃は「前哨戦は落とす結果となってしまいました。チェンジにいったのは自分なので、負けは自分かなって思います。おととい週間アイスリボンの放送で、トーナメント決勝の勝者予想をしたところ、8割近くの方が妹加が優勝すると。私は文体で挑戦したばっかりではありますし、妹加と藤本さんのタイトルマッチが見たいという声も私の耳には届いてくるんですけど、再戦とかすぐに見たくないし、別の人がいったほうが見たいかなみたいな声がすごい入ってくるんですけど…知ったこっちゃないよね!!私からしたら。というわけで投票は8割近く持っていったかもしれないけど、勝った気にはならないでくださいね。リング上でしか勝敗は決まりませんから。勝つのは私です。」とマイクを放り投げ、マイクの先を曲げてしまう。

 世羅は「遂に明日、この爆女王のベルトを賭けて藤本つかさと戦うわけですが、前哨戦として持ってきたんでしょうね、バット。ただ先に殴ったのは私。ということは明日、もし、そのバットに電流が流れていたら、つっかさんはまず1爆破されてて、その時点でもしかしたら私が勝っていたかもしれない。そのあと4爆破されようが、先に爆破したほうが勝ちだと思っているので、自分はなんも考えずに、藤本つかさをドカーンとさせることだけ考えて、爆破させますので、先に爆破してください。そして私が勝ちます。」と藤本爆破を宣言。

 沙弥は「ジュリアが寝る前とか、私のことが好きすぎて、爪を噛んだりとか、今日も私のことを食べちゃいたいくらいに、食べちゃったくらい好きということがわかりました。ただ、スッゲー気持ち悪いなと思いました。あと私が負けたら鈴木イエティに改名してもらいましょう。私も氷結沙弥に改名させられたことがあるので、こっちが決める権利あると思いますので、私が負けたら鈴木イエティに改名してもらいます。でもメンヘラ女には負けません。」とジュリアを挑発。
妹加は「負けたからって、こんなもの(=マイク)に八つ当たりして、かっこ悪いですね。まあ、週間アイスリボンの投票通り、私が勝って、年末につっかさんに挑戦するのは私なんで。今日(藤本とは)対角で試合が出来なかった分、年末で…覚えておいてください。」と語った。

 そして最後に藤本が「今日、私はこのプラスティックのバットを持って来ましたけど、私の振り様見ました?振り様。もう躊躇はない。あまりにいい音が出るので、楽しくなっちゃいました。明日、私が最初にあなたを爆破します。もう覚悟はできてます。吹っ切れているんで、楽しみにしててください。迷っている藤本つかさはもういません。楽しみます。」と語った。

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