DDTグループ5年目の総選挙1位は飯伏!石井、赤井、平田が大躍進!初の選抜入りした坂口はDDT入団!
DDTプロレスリンググループ毎年恒例の総選挙だが、今年から名称を『DDTドラマティック総選挙』に改め、個人に加えてユニットの選挙も行うことになった。そして迎えた10月1日(水)、東京・新宿FACEで『DDTドラマティック総選挙2014結果発表大会』が行われた。
ユニット総選挙の結果発表に続き、個人の部の結果発表へ。
今年は2位になった選手は10月26日の後楽園ホール大会でHARASHIMAが保持しているKO-D無差別級王座への挑戦権+賞金20万円、そして1位になった選手には来年の2015年2月15日に開催が決定しているさいたまスーパーアリーナ大会のメインで、KO-D無差別級王座への挑戦権+賞金100万円が贈呈される。
20位までの選手が選抜メンバーとして、10.26後楽園大会の本戦に出場。21位〜24位の“アンダーボーイズ”は同大会のダークマッチに出場できる。
昨年の総選挙対象大会は11大会だが、今年は9大会と減っている。にも関わらず、有効投票数が7038票。昨年が5000票程、一昨年が3000票程だったため、投票数は年々増え続けている。
まずは19位からの発表なのだが、18位が同票だったため一気に2人発表。
18位 158票 スーパー・ササダンゴ・マシン、ケニー・オメガ
ササダンゴ「あの、また1年DDTに上がるチャンスを得られたということで一生懸命頑張っていこうと思います」
――日に日にササダンゴ・マシンさんを目にする機会が増えてる
ササダンゴ「私が著作権がフリーなレスラーなので、テレビに出る時は業務提携してハチミツ二郎さんに中に入ってもらってパワーポイントとかしてるんですよね」
――大丈夫ですか、そういうこと言って? 今日は急いで帰らなくて大丈夫ですか?
ササダンゴ「今日はゆっくり帰ろうと思います」
ケニー「笑いたいけど…(選抜メンバーに)入れてよかった。ありがとう」
17位 168票 坂口征夫
坂口「あの…まず、こんな自分に投票してくださった方々に感謝します。この1票をムダにしないように闘っていきますんで、今後共よろしくお願いします。闘うことが生きることだと思ってました。ボスに拾われて、これでようやく恩を返せたのかなと思ってます。ボス、すいません。ひと言だけいいっすか? 自分の最後の格闘家人生をこのDDTのリングで終わらせたいです。自分をDDT所属の選手にしてください」
高木「坂口さん、一緒にやりましょう。よろしくお願いします」
選抜メンバー入りした坂口は、その場で高木大社長にDDTへの入団を直訴。高木もこれを了承した。
16位 174票 大石真翔
大石「下がりましたね〜。まあまあまあ毎年のど乾くんで。水を飲むとおしっこ行きたくなるんで、毎年ミンティアを持ってきてるんです。今年はそれが無くなる前に終わってしまってすごい悔しい」
――沢山抱いたと思うんですが
大石「抱きましたね。もしかしたらフリーハグ自体が時代遅れなのかなと」
――もっとハグ以上の何かを?
大石「そうですね、あれですかね? じゃあもう本当の意味で抱いていこうと思います」
15位 176票 マサ高梨
高梨「ほろ酔いでフラフラしてていい感じなんですけども、ほんとに酔った勢いじゃなくてありがとうございます。ほんとにみなさんのおかげでここに立てます」
――坂口さんが所属になられて、仲間としては?
高梨「まあね、征夫さんは征夫さんなんで。(自分たちとの)関係は変わらないんで。楽しく今日も飲みたいと思います。ありがとうございました」
14位 177票 竹下幸之介
――中間発表では名前があがらずでしたが
竹下「もう無理だと思いました。僕は自分ではなかなか人気がない選手だと思ってまして。でも僕は強くなりたいと思ってまして。強さと人気というのはなかなか比例しないと僕は考えています。でも、ハッピーモーテル……ハッピーモーテルで試合をしていたから今回もたくさん票が入ったと思ってますので、ハッピーモーテル3人で(選抜メンバーに)入りたいと思います」
13位 203票 アントーニオ本多
アントン「まずアントーニオ本多という選手に投票する人っていうのは、色んなお客さんいる中でもかなり人生をこじらせてる方だと思ってます。そういう人が報われないといけないと思うんですよ、私を含め。だから私は言いたい! 応援してくれてありがとうと思いますが、私は(票を)入れてくれた人を応援してます。あと今回、不穏ですね。私、常々思ってるんですけど、やっぱり真実っていうのは目に見えません。プロレスっていうのはほんとに大きな装置ですから、色んな使い方をする人がいます。ようは! プロレスに守られてるような奴より、プロレスを守ってる奴に入れてくださいよ! そういう! 真実を見抜くような目を! いい映画とか見て身につけてください! 以上! ファッ●ユー!」
11位は同票で2人。1人はユニット総選挙1位スマイルスカッシュのメンバーであるヤス・ウラノ。そしてもう一人は……何と平田一喜! この平田のまさしくマグナム級の大躍進に場内が大きくどよめき、平田本人もやや震えながら信じられない表情に。
11位 207票 ヤス・ウラノ、平田一喜
ヤス「さっきスマイルスカッシュが1位になって、これで自分が圏外だったらどうしようと……。あの1位の時の気分がたまらなかったんですけど、入れてよかったです」
――去年と同じ11位だが
ヤス「去年から今年まで頑張ってなかったわけじゃないですけど、今日の自分からまた生まれ変わります。来年はこれより上の順位を必ず取ります。入れてくださってありがとうございました。僕はみなさんのおかげでプロレスが出来ます。ありがとうございました!」
平田「まじっすか〜!? ちょっと僕の中で数えて12人いたんですけどね……マジで!? うっそぉ。えー、これ……いやなんか、ありがとうございましたとか言わなきゃいけないでしょうけど、やったー!!! いや、何かわかんないっす。震えてますよ。震えてるよ、これ。もう、座ります」
10位 209票 KUDO
KUDO「ご投票頂いた皆様、本当にありがとうございます。そして酒天童子3人で選抜メンバーに入れた事を嬉しく思います。お酒なくなっちゃったんですけど、エビスコ酒場出勤しますんでそこで乾杯したいと思います!」
9位 210票 彰人
彰人「最低でも去年の17位よりは上に行きたいなと思ってたんですけど、こんなに上のほうにこれて僕的にはすごい嬉しいです」
――去年は入団したばかりでした
彰人「1年の頑張りを認めてくれたんじゃないかなと。あと僕はほかの選手と違って(スポーツバーの)ドロップキックもあるんで、ほかの選手よりもお客さんと触れ合う時間も長いんで、それも込みでこの順位なのかなと思ってます」
8位 219票 高尾蒼馬
高尾「いや、やっぱ緊張しますね。でも、また一桁で入れてすごい嬉しいです」
――結果によってはファンの皆さんが望むコスチュームの色にという言葉もあったが
高尾「コスチュームと髪の色ですね。変な色になったらどうしようと思ったんですけど、いつかまたやりたいなと思います」
7位 237票 チェリー
チェリー「(涙声で)まず総選挙期間中に一緒に闘ってくれた皆さん本当にありがとうございます。DDTもユニオンもすごく女性のお客さんが増えてきて、やっぱり女性が元気でいるのってすごくいいなと思うので、私も年齢を言い訳にせず、年齢に負けずいつまでも夢を見続けたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」
6位 303票 赤井沙希
赤井「(号泣しながら)緊張しました。ずっと(発表中)DDT所属とか言われてて、私オスカーなんで所属違うなと思って。でも皆さんにとって急に現れた私を受け入れてくださってありがとうございます」
――ぼっち感があったと言ってましたが、これでドラマチックドリームチームの一員です
赤井「ありがとうございます。皆様の大切な一票スゴイ嬉しいです。皆さんが入れてくれたこの一票を受け止めて、私もっともっとDDTに尽くします。もっと練習してもっとカッコイイ試合します」
自腹で特製のポケットティッシュを制作し、試合がないときも会場に来てファンに配るという初の選挙とは思わないほど積極的な選挙活動をしていた赤井沙希が、何と6位にランクイン!
興奮冷めやらない雰囲気の中、ここからアンダーボーイズ(21位〜24位)の発表へ。
21位 144票 MIKAMI
MIKAMI「ありがとうございます…その、こういう若い人がいっぱいでてきて、当然しょうがないというか、俺のがんばりももうちょっと頑張らないといけないのかなと。21位でしたっけ? 次回はもっと頑張ります」
22位 140票 佐々木大輔
佐々木「私の予想だと28位だったんで、かなり上回って。試合ができますんでありがたいです。三田さんのために頑張りますよ」
23位 137票 入江茂弘
入江「いや、あの嬉しいです。一生懸命がんばります。ありがとうございます!」
24位 135票 勝俣駿馬
勝俣「あっりがとうっございます。入れたんですね、僕。皆さんのおかげで入ること出来ました。ビックリしてます」
そして、順位発表は再び選抜メンバーへと戻るが、まずはギリギリで選抜メンバー入りした20位の発表をしてからベスト5を発表することに。
20位にランクインしたのは……9.28後楽園大会でゴールデン☆ラヴァーズを破り、竹下とのタッグでKO-Dタッグ王者になったばかりの遠藤哲哉!
20位 150票 遠藤哲哉
ーー本戦ギリギリですね
遠藤「いやー、正直もっと上に行きたかったですね」
――初めてですもんね
遠藤「初めてですね」
――上にイキたかった気分があると
遠藤「元井さんに壁ドンした結果が出てないですね」
――私(=三田佐代子さん)にすればよかったのに
遠藤「じゃあ来年は」
――結構です
5位 366票 男色ディーノ
ディーノ「そりゃ悔しいですよ。1位取りたいですからね。ちょっといいですか? アァァァァァ!(※悔しさを込めた絶叫)……もう大丈夫です」
――当然、男色さんは(DDTの)アイコンですよ。この結果と気持ちについて
ディーノ「高木さんいいですか?」
高木「はい」
ディーノ「呼んだだけです」
――ビックリしたー!
ディーノ「すみまさん、呼びたかっただけです」
――結構な年齢なんですからおどかさないでくださいよ! 今後DDTでは?
ディーノ「変わらないですよ。変わらない。変わらずオメーらに中指立てていってやりますよ! 私が! 男色ディーノです」
4位 410票 石井慧介
石井「すごいいっぱい投票してくれた方に、すごいありがとうございます! 地元の力が見方になってくれたのかなと。来年は地元の力を借りずにもっと上に行きたいと思います」
――去年18位ですから、さすがにビックリしました?
石井「ビックリはしましたけど、ホント皆さんのおかげです。ありがとうございます」
昨年の『DDT48総選挙2013』も1位でベスト3入りは確実と思われていた男色ディーノが、まさかの5位という大波乱! するとそのディーノを抜いて4位にランクインしたのは、何と昨年18位だった石井慧介だった!
選挙対象大会となる9.23所沢大会が自身の主催興行だったことを差し引いても、これは素晴らしい成績。全日本プロレスでの活躍や、20代の若手によるトーナメントで優勝してHARASHIMAの持つKO-D無差別級王座に挑戦したことなどが評価された結果だろう。
そして、いよいよベスト3の発表へ……
3位 416票 HARASHIMA
HARASHIMA「一位は取りたいですけど、416票という票をいただけてすごい嬉しいです。僕はこの一票一票に答える、もっとそれ以上の試合をし続けるんで、これからもよろしくお願いします」
2位 689票 木高イサミ
イサミ「いやでもね、胸を張りましょう。ありがとうございます!」
――2位が多くて、今年こそ1位を取りたかったんだと言ってましたが
イサミ「いや、でもまださいたまスーパーアリーナのメインの道が消えたわけじゃない。逆に言えばHARASHIMAさんへのリベンジがすぐできると。両国のアレをすぐ晴らすことができると」
8.17両国大会のメインではケニーを交えた3WAYマッチでHARASHIMAのKO-D無差別級王座に挑戦したイサミ。自ら提案した3WAYマッチとはいえ、HARASHIMAに敗れたイサミは試合後「もっかい、もっかいダメなら何度でも何度でも、いやそれ逃げ言葉だな。次は取ります。絶対に。あえて言います、HARASHIMAを潰しに行きます」とコメントしていたが、そのイサミにリベンジする機会をファンが後押ししたと言って結果。
リング上で相対した3位のHARASHIMAと2位のイサミ……
HARASHIMA「楽しみだよ」
イサミ「はい、僕もです。笑顔ですけど、潰しに行きますんで」
HARASHIMA「君を潰して、笑顔になるよ」
イサミ「竹下、人気と実力が比例するって見せてやるよ!」
10.26後楽園でのタイトルマッチに向けて火花を散らした両者だが、そんな2人を押しのけて1位となったのは、脳しんとうによる欠場から8.17両国大会で復帰し、自身のデビュー10周年記念試合では久しぶりに“やりすぎ”な部分も見せてくれた飯伏幸太!
新日本プロレスと2団体契約した昨年は3位に転落しただけに、今年の順位が注目されていた。2位のイサミとわずか4票差とはいえ、やはり日本プロレス界が誇る“ゴールデン☆スター”の人気は高かった。
1位 693票 飯伏幸太
飯伏「去年の総選挙から、自分は2団体所属になったんですけど、それでもファンでいてくれたことはほんとに嬉しいし、結果もほんとに大満足です。1位になれてほんとにありがとうございます嬉しいです」
――100万円で何をやりますか?
飯伏「山手線プロレス」
――100万円でできますか?
飯伏「できます」
――山手線の中でやるんですか?
飯伏「やります。一周回りたいです」
――今回1位をもって来年の2月にさいたまスーパーアリーナのメインを確約されました
この結果、飯伏が来年2月15日に行われるさいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ『さいたまスーパーDDT 2015』のメインイベントで、その時のKO-D無差別級王者に挑戦することが決定した。
DDTドラマティック総選挙2014結果発表大会
日時:2014年10月1日(水)
開場:19:00 開始:19:30
会場:東京・新宿FACE
観衆:520人(超満員札止め)
▼DDTドラマティック総選挙<個人の部>結果
01位 693票:飯伏幸太(↑)
02位 689票:木高イサミ(−)
03位 416票:HARASHIMA(↑)
04位 410票:石井慧介(↑)
05位 366票:男色ディーノ(↓)
06位 303票:赤井沙希(初)
07位 237票:チェリー(↑)
08位 219票:高尾蒼馬(↓)
09位 210票:彰人(↑)
10位 209票:KUDO(↑)
11位 207票:ヤス・ウラノ(−)
平田一喜(↑)
13位 203票:アントーニオ本多(↑)
14位 177票:竹下幸之介(↓)
15位 176票:マサ高梨(↓)
16位 174票:大石真翔(↓)
17位 168票:坂口征夫(↑)
18位 158票:スーパー・ササダンゴ・マシン(↓)
ケニー・オメガ(↓)
20位 150票:遠藤哲哉(↑)
===================================
21位 144票:MIKAMI(↓)
22位 140票:佐々木大輔(↓)
23位 137票:入江茂弘(↓)
24位 135票:勝俣駿馬(初)
<総選挙1位:飯伏幸太コメント>
――率直な感想を
「嬉しい。ほんとに嬉しい」
――去年との違いは?
「そうですね、やっぱりその、複数というか2団体所属になって、正直自分を応援してくれたファンは離れてしまったのかなというのはちょっとあったんで。でも何か1位になれて、(自分のファンが)居てくれたことが嬉しい。あとはさいたまスーパーアリーナですよね。メインイベント出れて本当に嬉しいです」
――まだ実感わかないと思いますが…
「実感は、2月ですよね? でも、やっぱメイン…さいたまスーパーアリーナ立った事ないんで本当に嬉しいですね」
――公約の山手線プロレス……
「これ(=100万)で出来ますか? 出来ない? 足りないですか? (足らない分は会社に)出してもらいましょう」
――山手線プロレスは一周を周る山手線の車内でやりたい?
「えっと、各駅で色んな奴と闘いたいです」
――色んな駅に色んな人が待っていて闘うと
「はい。ベストは普通の時間帯にやりたいです。一番人が多い時間帯に」
――通勤時間とか?
「はい、それがベストです」
――会社になんとかしてほしいと
「できるんであれば(苦笑)。できるんであればやりたいですけどね」
――飯伏選手は初めて両国進出、武道館進出、さいたまスーパーアリーナ進出と初めて進出する場所全てでメインですが
「それは初めて知りましたけど、嬉しいですね、それは。嬉しいです。でも、緊張しますけど、ほんとに良い大会にしたいです」
<総選挙2位:木高イサミコメント>
「とりあえず入れてくれた人たちに感謝です。ここまでずっと総選挙に関しては上り調子で来てて、去年2位で今年1位しかないという状況だったんですけど、ちょっと悔しいですね。やっぱり。それでも幸か不幸か2位でも挑戦する権利というのはあるんで。皆さんが応援してくれて、そのおかげでDDTの後楽園ホールに出れて、ユニオンの僕がDDTのメインイベントで、KO-Dで、HARASHIMAさんに挑戦することが出来ます。ほんと皆さんの力がないと僕には絶対できない。あとは自分の力ですよ。ここまでやってくれたのは皆さんの力なので、こっからはもう自分の力で切り開きます」
――次のリベンジマッチはシングルになります
「楽しみですね。ただ僕はあの両国の悔しさ忘れてない。ほんとはもっと下の順位だったら、『いや、夏が終わりました』って言おうと思ってたんですよ。いや、まだ夏は終わってないですね。夏の借りは秋に返します」
――飯伏と1桁しか票が変わらないのはやはり悔しい?
「そりゃ悔しいですよ! もしかしたらね、何かが一つ違ったら、ポジションが変わってたかもしれないと思えば悔しいですけど、それはもう現実なんでしょうがない。あとは自分の力で切り開くしか無い。後ろ向いててもしょうがないですよ。ここまで皆がグッズを買ったり、会場に来てくれて投票してくれたおかげで、僕、2位にいるんで。確かに惜しかったって言葉は正しいですけど、だけど、この皆の力っていうのはスゴイものになったと思う。悔しいですけど嬉しいです。ほんとこの場にいさせてくれてありがとうございます」
<ユニット総選挙1位:スマイルスカッシュ>
HARASHIMA「初のユニット総選挙で僕達スマイルスカッシュが1位になれました。いや、もう単純にすごい嬉しいですね、僕ら6人タッグのベルトも獲ってないし」
彰人「ユニットとして何か残せたかと言ったら、今まで残せてなかったんで」
HARASHIMA「でも僕達に一番票が集まった」
彰人「それだけ期待してくれてるのかなって」
HARASHIMA「それは嬉しい。その期待に答えていきたいし、僕らはそのお客さんの期待に答えられる興行をやりたいと思います」
――どんな大会とかは
ヤス「今あるどんなDDTのどの大会よりも、皆が笑顔になって帰れるような大会を目指したい。目指したいというか、もうします」
HARASHIMA「ビアガーデンが一つのそういう形ではあったんで、ビアガーデンの僕らの日も面白かったと思うんですよ。それをもっとパワーアップさせてやりたいですね。秋場所とかやりたいです」
彰人「やっぱり根に持ってる(笑)」
HARASHIMA「リベンジ。秋場所」
ヤス「一回戦負け?(笑)」
HARASHIMA「竹下にはたかれたからね」
彰人「横綱もいることだし、DDTの」
HARASHIMA「やりたいですね色々。やりたいです」
――HARASHIMA選手は個人で3位で、イサミ選手のリベンジを受ける事になります
HARASHIMA「ほんとにドラマチックですよね。(イサミとは)シングルで闘ってみたいと思ってたんで。なかなか団体が違うし、チャンスがないんですけど、ここでね、組まれたっていうのは本当にもう、楽しみですね」
――潰して笑顔になるだけと
HARASHIMA「そうです。選挙2位が後楽園に挑戦…もちろんね、イサミに勝って、さいたまスーパーアリーナで1位の飯伏……とりあえず目の前の試合を勝って、チャンピオンでいたいと思います」
<高木三四郎総括>
高木「(総選挙は)今年で5年目なんですけど、私はゼロ票からスタートして、全く知名度も実力も全然関係なく、ほんと純粋に今のDDTの人気の結果がこれで出たんじゃないかなと思います。個人的には本当に初の選抜入りしたメンバーが多かったのが印象的かなと。一つの世代交代が…私とMIKAMIもアンダーということで、ひとつの時代なのかなということで、これを一つの結果として捕らえて、さいたまスーパーアリーナもやっていきたいなと思っています。個人的にはイサミの26日の後楽園は期待できますし、そして飯伏幸太が挑戦者としてさいたまスーパーアリーナ決定しました。ここは誰がチャンピオンのままいくのかも興味がありますので、そこもまた追っていただければなと思います。そして……」
ここで結果発表の際にDDT入団を直訴した坂口征夫が登場。
高木「坂口征夫選手が……私、リング上でいきなり言われてビックリしたんですけど、今日からDDTの所属になりました。ちなみにあの、選抜に入ったらっていうのは決めてたんですか?」
坂口「はい。3年前からずっと決めてまして。でもやっぱ通らなければ言える立場ではない。筋通すために自分の中で(選抜に)入ったら言おうと思ってました。ようやく三度目で入ることできました」
高木「うち的にも新たな戦力というか、今までずっと一緒にやってきたんで、ほんとに名前が変わるだけなんですけど、うちにとってはすごく大きな一歩だと思うし、もちろん坂口選手にとっても大きなことだと思うんで、これからも一緒に頑張っていきましょう。ご家族の方に話したりとかは?」
坂口「うちのには話を通していて、初めて総選挙出た時から『選抜に入ったら俺は言うよ』と言ってました。ただ、息子には事後報告です。でも認めてくれると思ってます」
――改めて総選挙の結果で1位の飯伏と2位のイサミに関しては?
高木「僅差でしたからね。4票でしょう? 4票……でも、3位のHARASHIMAも含めてですけど、今のDDTのグループ全体を象徴しているのがこの3人なんだなと思いました。飯伏幸太、HARASHIMA、そしてユニオンのイサミ、トップ3はこの3人と思っていいと思います。この3人がこういう形で色々なめぐり合わせで、10月にイサミとHARASHIMAがやって。これもひとつのドラマだと思うし、両国は3WAYでやった分をシングルでやるということで。そしてその勝者がどのような防衛戦をやっていくのか。その最終的に勝ち残った王者と飯伏がやるのかっていうのですごい興味があります。誰が来ても面白いし、また新たな人間が上がってきても面白いし。興味はあります。ドラマですね。ドラマチックだと思います」
――ユニット総選挙に関しては
高木「やっぱり酒天童子とスマイルスカッシュ、ドリフっていう、この3つがDDTを引っ張っていってるんだなと思いましたね。総合力で酒天童子というのもあったでしょうし。そこはもう、逆にスマイルスカッシュをどんな面白い興行やってくれるのかなって。ここはひとつ彼らにとって課題だと思うんで、楽しくてね、ほんとこう笑えて、スマイルでね、スカッとするような興行をやっていただければと思っています。彼らのプロレス頭に期待したいと思います」
――飯伏選手の山手線一周に関しては?
高木「え〜(苦笑)……JRに問い合わせたいと思います。まずそこからですね。でも電車の中でやりたいみたいなんで、なんらかの形で考えます」