全日本vsW-1の団体対抗戦は1勝1敗1分のイーブンへ
9日、全日本プロレス『旗揚げ記念シリーズ』後楽園ホール大会にWRESTLE-1勢が乗り込んだ。
2013年に白石伸生氏が全日本プロレスのオーナーであった時代に、武藤敬司が全日本プロレスから分裂し旗揚げされたWRESTLE-1。因縁深い団体だが、今年8月に開催されたWRESTLE-1初の横浜文化体育館大会の対戦相手に武藤敬司が秋山準を指名。秋山準&野村直矢&青柳優馬vs武藤敬司&土肥孝司&熊ゴローの6人タッグマッチが組まれ新たな因縁が勃発した。
そんな中横浜文化体育館大会を怪我で欠場した征矢学が、復帰戦の相手にかつてワイルドをともに極めようと切磋琢磨していた大森隆男を指名。全日本プロレスに乗り込んで直訴したが、この態度に秋山準が激怒し征矢学にシングルマッチを要求。10月9日は後楽園ホールで昼にWRESTLE-1、夜に全日本プロレスが開催されるため、征矢学は復帰戦同日に大森と秋山二人と闘う事になった。
昼のWRESTLE-1では大森隆男が征矢学に勝利しGET WILD復活を征矢に提案。征矢は「一番寝ずに考えさせてくれ」と保留し夜の全日本プロレスに挑んだが、秋山が容赦なくテーピングが巻かれた肩を攻め7分53秒にてチキンウイングアームロックでギブアップを奪う。これに征矢は「ここまでやられたらここで引き下がるわけにいかねーんだ!全日本プロレスまだ上がるぞ。まだやってやるぞ。ふざけんな。クソ、こんなところで終わってたまるかオラ!」と叫び継続参戦を要求。
第1試合で行われたSUSHI&中島洋平vs吉岡世起&黒潮”イケメン”二郎は、現GAORA王者である中島からイケメンが勝利し「僕は正直なんの経験もないですけど、ほんとに誰よりもプロレスを愛してます。GAORAチャンピオンになるのは、俺かもしれないしわかんない。フィニッシュ!」とコメント。吉岡も「世界ジュニアのチャンピオン引っ張り出してやろうと思ったら、ここにいねーじゃねーか!どういうことだオイ!?」とベルトへの挑戦を要求する。
第3試合の野村直矢&青柳優馬vs土肥孝司&熊ゴローは両軍大将である武藤と秋山を抜いた状態での横浜文化体育館大会の再戦となるが、お互い激しいぶつかり合いの末我を忘れ両者リングアウト。
結果この日は1勝1敗1分けとなり、この結果に秋山は「今日はSUSHIが一番良かった。野村と青柳と熊ゴロー土肥はお互いダメだ。いきなり一発目から緊張感ないのあれはダメ。キャリアのない者同士がやるとああなる。今日は青柳と野村が悪いだけじゃなくて相手方も悪い。俺が入ってた(横浜の)時とだいぶ違うでしょ?」とコメントし、今後に関しては一切語らず会場を後にした。