HOOTERSでパンクラス280の公開計量を開催!乱闘寸前の事態に酒井代表が登壇!
9月10日午後、都内新宿区のカジュアルアメリカン ダイニング&スポーツバー「HOOTERS 西新宿店」にて、『PANCRASE 280』(11日、ディファ有明)の公開計量がおこなわれ、本戦2部出場の全選手が初回パスした。
計量は、川上大輔リングアナとタレントの矢部美穂さんが司会を務め、HOOTERSで働くフーターズ・ガールの2名が花を添えた。フーターズ・ガールは明日の大会でもラウンドガールを務める予定だという。
計量が始まると、第1試合の中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)と阿部大治(HMC)が撮影中ににらみ合いが高じ、あわや乱闘に。パンクラス・酒井正和代表が登壇し、2人を分ける一幕があった。
第2試合の蓮實光(パラエストラ栃木)と山口亮(フリー)はお互いに殴り合いを予告。第6試合、格闘界の大門軍団こと石川英司(GRABAKA)は「大門タイフーン!!」と叫び、秘策「大門タイフーン」での勝利を宣言するなど観客を楽しませる選手も。
第9試合の牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE)と松嶋こよみ(AACC)は21歳、23歳のフレッシュ、かつ実力派同士の対決だ。セミファイナルのリルデシ・リマ・ディアス(NALDAO TEAM)は階級を変更し、なんと3日間で12kgもの減量に成功したという。対する室伏シンヤ(SUBMIT MMA)は「安心して闘える。しっかり仕留めたい」と気合いを入れ直した。
メインイベントはライト級タイトルマッチ。挑戦者の久米鷹介(ALIVE)は見事に鍛え上げた身体だ。落ち着いた様子で計量に臨み、無事パスした。王者・徳留一樹(パラエストラ八王子)は笑顔で登壇。リラックスしながらも、程よい緊張感を保っている様子だった。キリリと引き締まった表情に、王者の貫禄がのぞく。明日の試合は絶対に見逃せない!
尚、各選手のコメントは以下。
▼第1試合 ウェルター級 3分3R
阿部大治(HMC)「真っ向勝負。1ラウンドでKOします」
中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)「急なオファーだったが、なんとか体重も落とせた。阿部選手は1ラウンドと言ったが、僕はそれくらいしか体力がばいので、真っ向勝負でいきます」
▼ 第2試合 バンタム級 3分3R
山口 亮(フリー)「相手は殴り屋だと聞いているので、それに付き合う。判定はないと思います」
蓮實 光(パラエストラ栃木)「殴り屋らしく、1ラウンドで殴って倒します。まばたきしないでください」
▼第3試合 ライト級 3分3R
網 潤太郎(和術慧舟會AKZA)「先月、結婚したばかり。バシッと1本勝ちして嫁にいいところを見せたいです」
林 源平(和術慧舟會IGGY HAND’S GYM)「たくさん殴る。試合を楽しみたいです」
▼第4試合 フェザー級 5分3R
Wanderson dos Santos(Gile Ribeiro team/Noguchi team)「明日はブラジルを代表して闘います」
ユータ&ロック(秋本道場Jungle Junction)「初めての国際戦。ブラジリアンを退治します」
▼第5試合 フェザー級 5分3R
横山恭典(KRAZY BEE)「自分の成長を見せて、しっかり勝ちたいです」
中原由貴(マッハ道場)「自分の立場は分かっているが、立場とか数字とか関係なく闘います」
▼第6試合 ライト級 5分3R
Alessandro Martins(Astra Fight Team)「明日の自分のパフォーマンスを楽しみにしてください」
石川英司(GRABAKA)「大門タイフーン!!コンディションはバッチリ。相手は筋肉質ですね。身長はそんなに高くないなと思いました。動画サイトでいくつか試合を見て、それをイメージして練習しました。特に強化したこととかはありません。いつも通りしんどい練習をしてきました。バッチリ仕上げてきたつもりです。“大門タイフーン”は明日のお楽しみです」
▼第7試合 ライト級 5分3R
矢地祐介(KRAZY BEE)「明日は階級変更して1発目。デビュー戦らしくフレッシュな気持ちでやりたいです」
山崎悠輝(パンクラス大阪 稲垣組)「フレッシュと言っていましたが、フレッシュでは終われないでしょう。明日は完全決着で、1本かKOで終わります。試合を楽しみにしてください。体調はバッチリです。遊びも我慢して言い訳できないくらい作り込んできたので、負けたら恥ずかしいです。要するにバッチリということです。相手はサウスポーで、打撃を振って来るイメージですね。寝技はそんなにできない感じ。まあ一応全てできるんでしょうけど。でも、僕の練習相手に比べたら劣りますね。僕は下石康太選手や岸本泰昭選手、タイトルマッチを経験してきている選手とばかり練習しているので、その差が出ると思います。対策といっても、試合では、出るものっているのは限られていると思うんですよ。本物の技とか、本来の動き、自分のものしか出ない。なので、対策を考えてどうこうという感じではないですね。秋に稲垣組の選手の試合が続きますけど、今、稲垣組の若手ってめっちゃ勢いがあるんですよ。ヤンチャなのも、元気なのも多くて。稲垣組に入って、そういう後輩ができました。その子たちに何か見せるには、リングに上がるしかないです。後輩たちが、僕の試合、背中を見て、頑張ろうと思ってくれたらいいなと思っています。そうやって稲垣組を盛り上げていきたいですし、『ゴング格闘技』とかに取り上げてもらいたいです。そのためには、まず勝つ事だと思っています」
▼第8試合 フライ級 5分3R
タテキ・マツダ(Team Sityodtong Boston)「日本での試合、とてもエキサイトしています。明日は勝利を届けられるよう全力で頑張りたいです」
曹 竜也(FIGHT STYLE)「相手のタテキ選手は海外でずっとやっていて、タイトルも獲っていて名前も大きいですが、差はないと思っています。僕は名古屋で練習しているので、名古屋の人に勝利を見せたいです」
▼第9試合 フェザー級 5分3R
松嶋こよみ(AACC)「明日は牛の角を獲りにいきます」
牛久絢太郎(和術慧舟會TLIVE)「青コーナーにも突っ込める闘牛ファイトにご期待ください」
▼第10試合 セミファイナル ストロー級 5分3R
Rildeci Lima Dias(NALDAO TEAM)「今日、この場にいられることに感謝します。階級を変更して、3日間で12kg落としました。みんなの協力で無事クリアできて嬉しいです。明日は勝ちます」
室伏シンヤ(SUBMIT MMA)「相手がしっかり減量できるか心配でした。(12kgもの減量をしたことに)敬意を表して明日はしっかり仕留めたいです」
▼第11試合 メインイベント ライト級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R
久米鷹介(ALIVE/挑戦者)「素晴らしい王者に挑戦させていただけて感謝しています。積み重ねたものを全てぶつけてベルトを巻きたいです」
徳留一樹(パラエストラ八王子/王者)「メインなので、しっかり皆が興奮するような試合をします」
(写真・文/佐佐木 澪)