8・8 マーベラス東京タワー大会 彩羽匠vsナイラ・ローズ KAORUvs門倉凛 下田美馬vs永島千佳世
『Marvelous Monday Fight Night』
日程:2016年8月8日(月)
開始:19:00
場所:東京タワー内 東京タワースタジオ Earth
観衆:300人・満員
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○下田美馬(CMLL)
12分43秒 ウラカン・ラナを切り返す→エビ固め
●永島千佳世(フリー)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○KAORU
11分47秒 ヴァルキリースプラッシュ→体固め
●門倉凛
▼シングルマッチ 20分1本勝負
●雫 有希
10分6秒 横入り式エビ固め
○レネー・ミッシェル(Marvelous USA)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
●彩羽 匠
16分3秒 ライガーボム→エビ固め
○ナイラ・ローズ(Marvelous USA)
KAORUがデビュー30周年記念日に初付き人の門倉とシングル!梅宮アンナ、キンタロー。、中村繁之、ザ・たっちなどゲストが多数来場!
オープニング
選手入場式から興行がスタート。長与が「皆様、本日は平日にもかかわらず、マーベラス、8月8日、東京タワーの麓のこのイベントにお越しいただきましてまことにありがとうございます」と挨拶。
ここで梅宮アンナさんが登場し花束の贈呈が長与に行われた。
梅宮アンナさん「最近ですね、所属するジパングエンタテイメントで長与さんとご一緒することになりまして、ほんとにこのような会にお声掛けいただいて本当にありがたく光栄に思っております。私は長与さんをクラッシュギャルズ時代、実際にリングの試合とかを見に来たことは一回もなかったので、私自身すごく今回お声かけいただいた時に行く行く~という感じで是非駆けつけたいなと思いまして、本当に光栄です」と挨拶。
長与が「お父様にはお世話になりました」と声をかけると、「今後共一緒に頑張っていきましょう」と写真撮影。
長与は「まさかお花をいただけると思わなかったです。8月8日がKAORUと私が同じ日にデビューし、同じ年にデビューしたわけじゃないんですが、KAORUは本日デビューしてます。30年プロレスラーとして経ちました。今日30年分の一回目です。怪我をたくさんしましたけど、満身創痍で今日も一生懸命頑張って。お願いします」とKAORUにエール。
続いて長与は肩鎖関節脱臼及び靭帯断裂で欠場中の渡辺智子と、左肘内側側副靭帯損傷で欠場中の桃野美桜を呼び込みリングに上げフルメンバーでの興行を行うことを誓う。
ここで長与千種をモチーフにしたつかこうへい原作に舞台『リング・リング・リング』の2016Verで主演を務めたキンタロー。がリングへ。
キンタロー。「リングリングリングで私は長与千種さん役でやらせていただいて、ほんとにまだ抜けきらずで女子プロレスラーの感じが抜けないんですよ」
長与「どうですかリングに上って」
キンタロー。「やすらぎますね。舞台ではフィッシャーマンスープレックスホールドとかスリーパーホールドとかやらせていただいて」
長与「実際に投げてましたよね」
キンタロー。「大男を3人4人投げました」
長与「あれから投げたりとか」
キンタロー。「癖になっちゃって現場のスタッフさん投げちゃったりとかしてます。旦那さんがスタッフなのにスリーパーホールドかけたりとかもしました」
長与「先日のリング・リング・リングもこうへいさんとの約束で出させていただいて」
キンタロー。「初日出てくださって。感動しました」
長与「今も上から見てるんじゃないかなと」
キンタロー。「毎日炊肉だったとか」
長与「痛風にならないようにそんなに食べないようにしてたんですけど、牛一頭予約したよと言われた時は背筋がゾッとしました。贅沢ができた時代じゃないですけどあの舞台を見てもらえば贅沢に書いてもらった」
キンタロー。「たまに見に来る人が実話ですか?っていうんですけど」
長与「自分は結婚がないので」
キンタロー。「アウトデラックスで勘違いで喋ってたみたいな」
長与「子供もいないですけど。主人公は子供が死ぬ前にチャンピオンを見せたくってというそういう戯曲です」
キンタロー。「そういうのを通して女子プロレスラーの方々のフライングゲットを」
と、話していると北斗晶と佐々木健介夫妻・・・に扮したザ・たっちがリングへ。
北斗「キンタロー。お前何私達より先にリング立ってるんだよ」
キンタロー。「千種さんの役をさせてもらったので」
北斗「ちこさんと言ったら私だろ。オイ健介お前もなんか言ってやれ」
健介「あの、えと」
北斗「はっきりしゃべろこのやろう!お前がなんで私達より先に立ってんだ!ふざけんじゃねーぞお前!おい長与千種、お前にひとこと言いたいことがある
長与「なんだ(苦笑)」
北斗「ノーザンライトボム、いつ使うんだこのやろう」
長与「ノーザンライトボムもらったね」
北斗「いつになってもやんねーじゃねーか」
長与「一回だけある。えーっとね、120kgの男を持ち上げた。でも意外に使うこと無い。いつか使おうかな」
北斗「使ったら私元気になって戻ってくるから」
長与「そうだよね」
北斗「オイ健介、やっちまえ」
(佐々木健介を突き飛ばすが、長与がガットショットからコーナーに振り、キンタローが串刺しヒップアタック。さらにスリーパーからスピニングトーホールド。さらに北斗晶もチョップで倒しフォールすると3カウントを奪った)
長与「1980年代に仲間として頑張ってきた友達が来ております。元ジャニーズの中村繁之です。シゲありがとう」と最後に客席に挨拶しマーベラスはスタートした。
第1試合
下田が急襲しヘアーホイップ。下田はコーナーに振り走りこむと、永島が足を伸ばすが下田は直前で止まり足を払う。
下田が手4つを要求するが、永島は手が届かない。低い位置で組み合うと、下田は永島の手を踏みつけフットスタンプ。痛がる永島の顔面をロープ際で踏みつけると、リストを取りグラウンドへ。下田は首投げから髪を掴んでいく。
下田がボディシザース。永島は肘を押し付けこれを逃れると太ももに噛み付いてからストンピング。永島はヘアーホイップから串刺しニー。
永島は足4の字も下田はロープへ。永島はストンピング連打。膝立ちでチョップを見舞う下田を永島は立たせてロープに振るが下田はフライングネックブリーカードロップで迎撃し逆エビ固め。
5分経過。下田はネックブリーカードロップからフォールも2。下田はコーナーに振り走りこむが、足を伸ばしてカットした永島が下田の両手を踏みつけてフットスタンプからフロントキック。
永島がコーナーに振り走りこむが、下田は足を伸ばしてカット。再度カット。両足でカットすると前方回転エビ固めも永島はそのまま回転し低空ドロップキックを顔面に叩きこむ。
下田はバックエルボーからビンタ。永島はロープに振りラリアットも下田は避けてビッグブーツ。永島はコルバタで投げ飛ばすが、下田はアームホイップで投げ捨てコーナーに上る。
下田は正面に走りこんできた永島を飛び越えるも永島はビッグブーツでコーナーに叩きつけ走りこむ。だが下田は担ぎあげてエプロンに落とすと走りこむが、永島はエルボーで迎撃しミサイルキックを叩き込む。フォールも2。
永島はバックを取るもエルボーで逃れた下田とビッグブーツの打ち合い。永島のビッグブーツを払った下田が高速ジャーマンスープレックスからかかと落とし。フォールも2。
下田はコーナーに登るが正面から駆け上った永島が雪崩式フランケンで投げ捨てフォールも2。永島はバックドロップからフォールも2。永島はダイビングフットスタンプも避けた下田がSTOからフォールも2。永島が丸め込むも2。下田が高速タイガースープレックスホールドも2。
永島がジャーマンスープレックスからコーナーに登りダイビングフットスタンプを投下しフォールも2。
永島がフィッシャーマンを狙うが下田はバックを取りタイガースープレックスホールド。これも2。
下田が髪を掴んで起こすとエルボーの打ち合い。下田がロープに振るも永島が飛びつきフランケンで丸め込む。下田がこれを切り返して3カウント。
第2試合
KAORUは門倉の握手を拒否。
開幕ドロップキックを放った門倉を交かわしたKAORUはロープに振ってバックエルボーで倒す。KAORUはボディスラムで叩きつけフォールも2。
KAORUはキャメルクラッチの体勢で髪を掴んでいき、これを注意されると足を掴んでストンピングからヒールホールド。KAORUはロメロスペシャルから髪を掴んでいく。
KAORUはヘアーホイップ2連発。門倉は膝立ちでエルボー連打もKAORUは頭頂部にエルボーを叩き込むとランニングニー。門倉の顔面を踏みつけると、ロープに振るが門倉はドロップキック。再度ドロップキックもKAORUは倒れない。3発目で倒すと、再度立たせてドロップキックを叩き込んでフォールも1。
KAORUは足を刈って倒すと足にギロチンドロップから逆片エビ固めのまま顔面を踏みつけていく。ロープを掴もうとした門倉を中央に引きずり腰を落としての片逆エビ固め。これを離すと門倉の両手を踏みつけその手にフットスタンプ。KAORUはガットショットからビッグブーツ。執拗に顔面を蹴りつけたKAORUはロープ際で踏みつけロープに飛ぶとビッグブーツもキャッチした門倉の顔面にビンタからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
KAORUが机の破片を手にすると門倉の顔面を叩き、机の破片の上にボディスラム。KAORUはコーナー下にセットすると、コーナー上から机の破片を顔面に落下させるが門倉が避けてリングに穴が開く。KAORU自体も穴を見て唖然とする中、門倉がドロップキックを放ち、机の破片を持つがレフェリーがこれを止める。机の破片をKAORUに投げて持たせるとそこに門倉がドロップキック。四方からドロップキックを叩き込むとコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
門倉はエルボー連打からロープに飛ぶがKAORUはビッグブーツで迎撃し踏みつけフォールも2。
KAORUはコーナーに振ると門倉はカウンターのコルバタからウラカンラナ。KAORUがこれを返すと、門倉はブレーンバスターを狙うが、逆にKAORUが垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
門倉がエルボーもKAORUは顔面を張る。KAORUはビッグブーツから再度ビッグブーツも門倉はキャッチしKAORUの顔面を張るとドロップキック。フォールもKAORUはブリッジして抜けると机の破片で門倉の顔面を殴り、倒れた門倉の髪を掴んで引き起こすとボディスラムを狙うが門倉が首固め。2で返されるとスクールボーイも2。ならばと逆さ押さえ込みも2。
門倉がウラカンラナを狙うもキャッチしたKAORUがパワーボムで叩きつけてフォールも2。KAORUはエクスカリバーでフォールも2。
KAORUはコーナーに登りヴァルキリースプラッシュ。これで3カウント。
第3試合
雫が手4つで潰し腕を捻っていく。リストの取り合いから雫がヘッドロックでグラウンドに巻き込むとレネーがヘッドシザースでとらえ雫が抜けると距離を取る。
雫は首相撲で倒すとエルボーを落としボディに膝蹴りからハンマーを落とす。雫は高速ブレーンバスターからレネーを踏みつけていく。雫は高速ブレーンバスターから逆エビ固めを狙うが耐えたレネーの足にエルボードロップ。雫は逆片エビ固めもレネーはロープへ。
レネーはラリアット。再度ジャンピングラリアットからジャンピングハイキックでフォールも2。雫はコーナーに振って走りこむが、レネーはエプロンに抜けてエプロンからハイキック。レネーはコーナーに登りダイビングクロスボディアタックでフォールも2。
レネーはコーナーに登るとミサイルキック。再度ミサイルキックからフォールも2。
レネーはローキックに雫はエルボーで返す。レネーは再度ローキックもキャッチした雫はアンクルホールド。耐えたレネーの背中にラリアットを叩き込むと、雫はアルゼンチン・バックブリーカー。そのままロープに投げ捨て顔面を叩きつけると、串刺しラリアットからラリアット連発。再度対角線を走りこみ串刺しラリアットからフォールも2。
雫はレネーを担ぐも着地したレネーに雫はスピアーを叩き込んでフォールも2。
雫はロープに飛ぶもレネーがカウンターのスピアーを叩き込んでフォールも2。レネーはセカンドロープからのムーンサルトを溶かしフォールも2。
レネーはトップロープからムーンサルトを投下も雫はこれを避け、雫はラリアットから喉輪落としでフォールも2。
雫はショートレンジラリアットもキャッチしたレネーが顔面に膝蹴りからビッグブーツ。さらにハイキックを顔面に叩き込んでフォールも2。
雫がジャンピングハイで倒すとネックハンギングボムで叩きつけてフォールも2。雫がロープに飛んでラリアットもレネーが丸め込んで3カウント。
第4試合
彩羽がローで牽制。ナイラはミドルキックを放ち一回転すると彩羽と握手。
ロックアップからナイラがハイキックも避けた彩羽がローキックかロープに振るが、ナイラがショルダータックルで倒し走りこむも彩羽はリープフロッグからミドルキックもナイラがキャッチしドラゴンスクリュー。
ナイラはストンピング連打からヒールホールド、彩羽の足をクロスさせてアンクルホールドも彩羽はロープへ。
彩羽はコンビネーションキックからトラースキック、かかと落としと繋げてストンピング。彩羽はミドルキックからロープに振ると走りこむが、ナイラはカニバサミで倒し彩羽は場外に落下。ナイラはトペ・スイシーダを狙うが彩羽は場外から飛び込みエルボーで迎撃。
彩羽はコーナーに登りリングに飛び込むと、串刺し攻撃から再度走りこんで直前で止まるとバズソーキック。
彩羽はバックを取って投げようとするが、ロープを掴んで耐えたナイラがバックエルボーで逃れると、走りこんできた彩羽をキャッチし前に叩きつけるとレッドインク。彩羽はロープへ。
ナイラはジャックハマーからフォールも2。ナイラはロープに振りラリアットも避けた彩羽がニールキック。彩羽はトラースキックでナイラを場外に叩きだすと、ナイラを客先に連れて行くがナイラが逆に彩羽を客席に叩き込む。ナイラは場外マットを剥がすと場外ブレーンバスターを狙うが彩羽がリバース。彩羽はエプロンに登ると場外のナイラにダイビングクロスボディアタックもナイラはキャッチ。そのまま強引に潰すも、ナイラはランニングニーを叩き込んで彩羽を客席に投げ込もうとするが、回転してエプロンに上がった彩羽が水面蹴り。彩羽はナイラをリングに投げ入れる。
彩羽は串刺し攻撃を狙うが、ボディアタックでカットしたナイラがパワーボムを狙うも、着地した彩羽がバックをとるがナイラは足を取ってアンクルホールド。彩羽はロープへ。
ナイラはナックルからランニングニードロップも彩羽はこれを避ける。彩羽は走りこんできたナイラに水面蹴りからジャーマンスープレックスホールド。だが2。
彩羽はコーナーに登るも正面から登ったナイラだったが、彩羽はリングに降りてパワーボム。
彩羽はスリーパーホールドで捕らえるが、ナイラはそのまま立ち上がりコーナーに下がって押しつぶす。ナイラは首投げからローリングネックブリーカードロップ。さらにギロチンドロップからフォールも2。
走りこんでナイラに彩羽はトラースキック。彩羽は走りこむもナイラはキャッチしサイドバスター。
ナイラはコーナーに登るとスワントーンボム。これでフォールも2.9!
ナイラは再度コーナーに上るも彩羽はコーナーを蹴り飛ばして落下させるとフィッシャーマンで投げ捨てダイビング・ボディプレス。再度コーナーに登りスワントーンボムを投下しフォールも2。
彩羽は走りこむがラリアットでなぎ倒したナイラがチョークスラムで倒しフォールも2。
ナイラはスライディングラリアットからパワーボムを狙うが彩羽はフランケンを狙う。だが力づくで上げたナイラがシットダウンパワーボムで叩きつけ3カウント。
エンディング
長与がリングに現れ「本日はご来場まことにありがとうございました。第一試合からメインイベントまで、第1試合はゲスト試合としましてメキシコから帰ってきたばばかりの下田選手。そして永島選手と戦っていただきました。メインイベントまでそれぞれが面白く、皆さんの心に響いたかとても気になるところではございますが、メインイベントに関しましては本当にベストマッチだったと思います。久しぶりにあの、若手の選手でこれだけいい選手がマーベラうという団体にいてくれるとほんとにともに日米選手たちが心を踊らせ刺激になることは間違いないと思います。そして、この二人、多分タッグマッチで組ませたとしてもきっとタッグベルトを巻いてこれる。そう私は自信を持っております。
昭和65年です。まだ大田区に田園コロシアムという会場がありまして、それはそれはTVの中継も入ってまして、1万人ほどのお客様に恵まれる暑い暑い日の興行でした。第1試合だか第2試合だかどちらかわかりません、記憶にあるのは15分1本勝負で14分50何秒で3カウントを取られて、初めてリング上で悔し泣きしたのを覚えています。あれから36年経ってしまいましたが、その間に色んな会場で試合をさせていただき、沢山の少女たちがレスラーになりました。多分リング上から選手が繰り広げるこの闘いという芸術を、色んな少女たちが胸に感じてくれ、何か心を動かすものがあったからこそプロレスラーになってくれたんだと思います。(KAORUは)どっちだったかな、忘れましたけど、大田区だっけ?大田区の試合だっけ?武道館だっけ?長与の試合を観に、大田区体育祭だったっけ?何回試合やったかわかりません、何回試合やったかわからないけど見に来てくれたんだよね?何かが動いたんだよね?そして今があるんだよね?智子はどこの体育館だい?(千葉マリンピア)千葉マリンピアに見に来て稲毛海岸で、心動いた?プロレスラーになろうと。(門倉は)一番最初は北斗選手と神取選手の試合だったね、Youtubede見てたらこういう人が現れたんだよね。(彩羽は)剣道で特待生で大学行ってたんだけどね、やりたいことが見つかっちゃった?みんないろんな気持ちでプロレスラー目指しております。色んな気持ちでプロレスラーになってきます。
一つだけ、これからどんどん見せていければと思っております。それと同時に今回のこの大会のように、ほんとに大好きなプロレスを、普段はいつもなら食べ物持ってきては食べると言ってくださる、良くしていただいた、身体が資本で今まで大きな舞台をやられた方ですから。よく言われるんです長与千種の大義名分は何だと言われた時にですね、初めて言えるのは、今の若い子達に夢を話したいです。夢を渡せるための闘いであればなと思います。そしてもう一つは、やっぱり譲れないもの、プロレスをメジャーにしたいだけです。30年、おめでとうKAORU。30年!30年、ちょっと並んでみようかな、大好きなんだこういうの、あなた30年でしょ?智子は28年?次は雫さん?9年目。匠さん、今年4年生。そしてナイラ、スリー。レネー、門倉は2016年組。そして両端に立って、卵がいます。デビュー目指しています。未来と岩永和です。30年、飛び抜けてるね、30年なんて。人生の半分じゃん。だから結婚できないままなんだよ。ほんとにそろそろ結婚めざしな。徐々にね。自分が納得するように。後は笑っていられればいいから。笑っていられる試合でいてくれればいい。30年、おめでとう。
こうやってですね、レスラーたちが誕生していきます。ひとりずつ思い、願い、誓い、望み、色んなモノ持ってリングに上って闘いという芸術を繰り広げますが、決して痛くないプロレスはございません。苦しくないプロレスはありません。唯一、このリングが自分を表現できる場所だと信じております。30年お祝い何しようかなと思ってたんだけど、安楽亭の焼き肉でも良いかな?嘘。安楽亭好きな人?みんな大好きですよね、自分大好きです。え?叙々苑?すたみな太郎?好きです。すたみな太郎は気をつけないと網の中入っちゃうんだよね(笑)そんなKAORU選手にプレゼントはできないんですけど、よく30年踏ん張ってくれてありがとうと、このレスラーたちにほんとにありがとうの気持ちを込めて、今日この日がマーベラス全員揃いました。また新たなスタートとしてハッピーバースデー歌いたいと思います。(長与がKAORUとの思い出の写真をバックに歌を歌い)「まだやめさせないよ。若い時のKAORUです!」(最後にスクリーンには『長く夢を与え続ける戦のあとは薫る風とともに女子プロレスという花を咲かせていく』という言葉が映される)
長与「今日、ハッピーバースデーじゃないよね?アニバーサリーだよね?私36周年だよね?36だよね?先輩だよね?先輩の言うことは絶対だよね。今日ダンプ松本も同期ですけど8月8日デビューです。おめでとう。今日ここでみんな揃ってできましたこと心から感謝いたします。そしてこうして皆さんにきてもらえたことほんとに心から感謝いたします。これからも私の人生かけて、女子プロレスラーを育成し、受け継ぐ者たちを誕生させていきたいと思います。本日はご来場まことにありがとうございました」
<試合後コメント>
長与千種
――まず東京タワースタジオ第一発目いかがでしたか?
「あの、ほんとになんだろう、いつもこうやって一生懸命ですね、素の部分て言うのかな?女子プロレスラーの、プロレスラーの素の部分を映像を通して一つ確認してもらうことと、その後リングで闘うレスラーを感じてもらうこと。この二極をして人となりを感じていいただければなと思って今やっているので、この180度ムービーの中で、皆さんの目に必ずや飛び込んでくるものだと今回は確信してるので、あぁプロレスラーってなるほどなと、こんな気持ちでプロレスラーになったんだなとか、もっとより鮮明になるようなものをもっとちゃんと伝えようと。それからプロレスを見ていただくのも悪くないんじゃないかなと。ちょっと他の団体はわからない、違うやり方をされてますけど、ただ単にスクリーンって、その人間の色んな物を映し出すものであってもいいと思うの。ただ単に対戦カードだけじゃなくって。ほんとにこれが皆さんの心のスクリーンにちゃんと反映されていけばいいかなと思います」
――これからは毎週月曜日を目標に?
「そうですね、毎週出来るように、なかなかやっぱりここもこれだけ高さがあってこれだけ広いので、色々なパーティーや色んなテレビ局の撮影とか色々なものが入ってて、でも出来るように頑張っていきます。必ず」
――都内の興行が中心になりますか?
「都内の興行を中心にしていきたいと思います。ただ、全部が都内に限られるというわけではなく、都内を中心として、あっちこっちとまた行きますよ。だって呼ばれたら弱いですから。弱いから本当に」
――長与さん個人的には80年の8月8日今日にデビューした。中途半端ですが36年
「っていうんですけどね、やっぱりあの、なんだろう?36とか37とか言うと、いかに自分が長くプロレス界に意外と携わってきたんだなーという、かたや離れてる期間があったとしても、必ずそれはつかさんと一緒にプロレスの事をやってたりとか、そういう期間もあったんでプロレスから離れることって基本なかったような気がするんですよね。ほぼほぼ、長いことやってるけども、じゃああとね、何年自分で、何人登場させられるかわからないけどそういう人生があっても良いんじゃないって思いますよ。そういう人生があったほうが良いんじゃないという。決して名プロデューサーになるつもりは全くないし、名トレーナーになるつもりもなくて、ようするに一人ずつがプロレスを通じて何か動いたのならそれをまた人に渡せることが出来ると信じているのね。そういう人たちをどんどんどんどん育成していきたいし、まあほんとにイベントっていうのはその一つのいろんな人達に心を動かす、感動してもらうための一つのアイテムでしかないので、だからそれを続けていく。あとどれぐらいかな?20年?20年生かしてくれるんだったら、ブーム作りますよ。必ず。必ず作りますよ。20年あったら必ずブーム作る。作れると確信してる。時代がまたどんどんどんどん回ってきてる。新しくなってるようで実は古きを重んじてる事柄があまりにも多すぎて最近。だから、チャンスだよ。すごくチャンスだと思う。意外と早いかもしれない」
――練習生の岩永和さんと未来さんは年内にデビューさせたい?
「年内にデビューするって言い切っちゃった。そういうとこ好き。言い切るって好き。モジモジするより、名古屋大会に年内でデビューするって言い切ったんで。二人ともさ、何を見て来たかって電流爆破マッチ見てさ、感動して来たんだよ?ほんとどんだけみたいな」
――大仁田さんとの?
「そうそうそう。大田区ともう一人の岩永和の方は新日本とかが好きで小島くんとか好きなんですけど、心動いたのは電流爆破マッチだって。だからそういう子もいるんだよ。そういう子もいるわけ。だから全てがNOではなく全て動かせるものがリングには詰まっているんだよね。いろんなカタチで。だからこれはダメアレはダメじゃなくて、逆にトライアウトしていったほうが面白いのかもね色んな事で」
――今日のメインは満足させられた内容でしたが
「メイン面白かったでしょ?かなり自分的には今風じゃなくて好き。なんか言いたいことわかるかな?今風じゃないという言い方をするとアレだけど、バタバタしてない。しっかりと、噛みしめて食べられたディナーだったような気がする。だってほとんどが新しい事ないし、ほんとによくあることをあんだけ力強く自分をしっかり見せられると、もう面白くて仕方ないよね。あぁやっぱプロレスって面白いなって思う瞬間よね。だってアレ見て何人の人が何を感じたか逆に聞きたいぐらい。そうすると、なんか、あの二人がリング上でたたえ合ってて、もしこれがタイトルマッチだったとしてもベルトなんか必要ないんだよね。なんかわかるかな?ベルトが必要じゃない試合っていうのもあるわけだよねこうやって。それさえも寄せ付けないようなものがあるというのを今日ちょっと確認した。面白かった。全体的に今日は面白かった。後半に、試合が中盤から後半になるにつれて面白かったと思います」
――次は9・18の渡辺選手の復帰戦
「復帰になれば良いね、美桜も。美桜の復帰もそこにしたいなと思うけども。どうせあれだもん、あの二人先輩と付き人だから。パックだからね、お前ら二人何やってんのって話でしょ。まだね、肩が上がるわけじゃないし肘がしっかりと伸びるわけでもないので、上手に右左やったなと思いましたけど、この程度で良かったなと。痛いのは最初に経験しておいてちょうどいいし。まあ面白かったです。ちょっと、鬱っぽくなかったでしょ?色んな人も来てくれたし、アンナさん来ていただいて、キンタロー。さん来てくださって、ザ・たっちも来てくれてすごかったですよね。(いとう)あさこさんからもお花来て、このまんま持って帰りたい道場に。前回もこのまま持って帰ったの!道場で駐車場に飾ってあったから!ありがたいね。モデルさん女優さん俳優さん、そしてお笑いの方々にも支持されるようになってきたんで面白くなってきましたね。楽しみです」
KAORU
――30周年について
「正確には30年はやってないんですけど…ケガで5年以上休んだこともあったので。でも、支えてくださってる皆さんのおかげでやってこれたっていうのがホントに大きいですね。ホントに私は人に恵まれてると思うので…辞めようって心が折れそうになった時も、そこには長与さんがいてくれて。“最後、自分が盛り上げてやる”っていうことでマーベラスを作ってくださって…っていう感じだったので。今となったら自分のためにやってるのではなく、周りの人のためにやってるっていうのが大部分ですね」
――旗揚げ前には「いつ辞めてもいい」と話していたが、先ほど長与さんは「まだ辞めさせない」と
「長与さんには“いい時になったらすぐ辞めますから”って言ってたんですけど、リング上でああいうふうに言われてしまったので…もうちょっと頑張ろうかなと思ってます(苦笑)。“結婚してもやれ”っていう感じじゃないですかね。私はもう寿引退が目標なんで! それだけはないです(笑)」
【写真:後藤一平(Photo’sGate)】