パンクラス11.2有明大会の公開計量で選手たちがコンディションの良さをアピール

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11月1日午前、都内武蔵野市のクロスポイント吉祥寺で、『パンクラス262』(同2日、ディファ有明)の公開計量がおこなわれた。本戦全15試合のうち、林完(ハニートラップ)、ボブ・アームストロング(ALIVE)、加藤直之(SPLASH)がオーバーしたが、再計量でパスした。その他の選手は初回でパスしている。
主な選手のコメントは以下。

▼第5試合 ライト級 3分3R
長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
減量がうまくいって、今までで一番調子が良い。以前はハイパーリカバリーな減量をしていたが、去年あたりからやり方を変えた。試合がない時も普段から節制して、長いスパンで調整している。今回も1週間前には後水を抜くだけのところまで来ていた。ライト級に落としてから節制を続けているので、急激な減量がなく身体に負担がかからないので、試合当日の体調がすごく良い。
今年はこれが最初の試合になる。約1年ぶりなので、身体より心のコントロールの方が気になる。
練習は、ずっとパンクラスismの練習に週3回参加させていただいていて、あの練習がなければ選手としてやっていけないと思うくらい。いつも一緒に練習している伊藤(崇文)選手にも励ましていただいて、ぜひ勝っていい報告がしたい。
自分のジムの方も活況で、格闘技に集中できる環境にいられることが本当にありがたい。怪我もあったので、復帰できるのか不安だったこともあったが、今は練習に集中できて、そんな気持ちも吹き飛んだ。格闘技は練習すればするほど奥が深く、年齢を重ねてもできるようになることは沢山あるんだと実感している。今、練習がすごく楽しい。そう感じるということは、強くなっているということだと思う。

佐野哲也(和術慧舟會 駿河道場)
コンディションはバッチリです。
相手の印象は、とにかく大ベテランということ。11ヵ月ぶりの試合とはいえ、52戦もしている。パンクラス所属選手以外でそんな選手はなかなかいない。キャリアが長いことは大きい。また、あの近藤有己選手に勝っている(※2011年2月)ことも大きい。さらに、岡澤(弘太)選手やクリスMAN選手など強い選手に勝っていることも大きいし、負けたあとの復帰戦ではなく、勝っていての復帰戦だということも、大きいと思っている。
映像はダイジェストが多く、じっくり研究はできないが、僕はもともとパンクラスが好きでよく見ていたので、長岡選手の試合も必ず見ているはず。その記憶を頼りに練習してきた。今回は身長が170cmぐらいのサウスポーの選手とスパーリングする機会に恵まれ、いい練習が出来たと思うので、その成果を出したい。
僕は前回のパンクラス(今年4月)ではネオブラッド1回戦で泰斗選手と闘った。泰斗選手はいわゆる地下格闘技の選手で、僕もOUTSIDERでやって来て、いわば地下格闘技対決的なイメージがあった。でも、今回は大ベテラン、プロの中のプロとの試合。OUTSIDERでプロ対抗戦というのがあるが、それをやるような気持ちでいる。でも、胸を借りるつもりはない。自分が倒す。
長岡選手が勝つとすれば、語弊があるが相撲になると思う。僕はそれをさせずに自分の展開に持っていく。もちろん、向かい合ってみて、組んでみての圧力は、実際にやってみないとわからないが。飲まれず、いけると思って闘う。
昔から好きだったパンクラスでの2戦目。パンクラスも大事だが、自分にとって古巣のOUTSIDERももちろん大切に思っている。どちらも全力で闘いたい。

▼第9試合 DEEP対パンクラス 3対3 大将戦 スーパーフライ級 5分3R
安永有希(東京イエローマンズ)
コンディションはいい。計画的に減量したので、無理することなく落ちた。身体に負担がかかっていないので調子がいい。
相手は打撃の選手だと思う。でも、特に対策をしてきたということはなく、いつも通りに練習してきた。打撃でいける時は打撃でいって、組みでチャンスがあればそれを狙う。
団体対抗戦に選んでいただいたことに関しては、僕を団体の代表として扱っていただいたということ。パンクラスはホームリングだと感じているので、とてもありがたく思っている。
僕は大将戦。しっかり勝って目立って、パンクラスの強さをアピールしたい。

▼第10試合 ウェルター級 3分3R
佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京)
コンディションは良い。相手は、キックボクシングが巧い選手というイメージを持っている。
今年、ニューヨークで練習してきた。けっこう完成されたMMAをやってきたと思う。今回は、そこで学んだことを試すいい機会だと思っている。
今、格闘技は徐々に盛り上がってきていると思う。僕も盛り上がる面白い試合を見せたい。

ハルク大城vs中村晃司▼第11試合 フェザー級 3分3R
中村晃司(パンクラス大阪稲垣組)
コンディションは良いです。さっき水分も摂ったので、もう大丈夫。
練習は充実している。環境がいいので、怖いもん無しの状態。
相手は、ウチの小森(圭祐)がネオブラッドでやったのを見たことがあるくらい。僕の得意なタイプだと思う。余裕でKOできそう。ただ、中に入らせたら面倒くさいので、リーチ差を活かして中には入らせない。
今回のために強化してきたことや対策は特にはない。いつも通り、1つ1つ磨いてきた。普段通りにやれば普通に勝てると思う。以前と変えたことといえば柔術を始めたことだが、レベルアップになればいいと思って始めたことで、総合にも活かせたらいいなと思っている。
いつも心がけていることだが、今回は特に仕留めることを意識している。絶対に会場を沸かせたいし、沸かせる自信がある。僕に注目してください!

田村彰敏vsアンディ・メイン▼セミファイナル フェザー級 5分3R
田村彰敏(総合格闘技 津田沼道場)
仕上がりは順調。いい感じです。
相手は真面目そうな好青年だなという感じがした。僕はとにかくベストを尽くしたい。
今日、計量に向かう電車で、お年寄りに席をゆずるという奇跡を演じたので…いや、偽善を働いたのかな(笑)。試合とは関係ないけど、何か明日はベストを尽くせそうな気がする。頑張ります!

▼メインイベント バンタム級 5分3R
石渡伸太郎(CAVE)
コンディションはバッチリ。
(相手が急に変わることが続いたので)来てくれてありがとう、計量をクリアしてくれてありがとうという気持ち。
見た感じ、何だか相手は平和そうな奴だなぁと思った。多分、闘うべきではないのかも知れない。平和なので。
明日はいい試合をして勝って、メインをきっちり締めます。

【写真・文/佐佐木 澪】

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