パンクラス11.2有明大会に参戦するジョナサン・ブルッキンズとアンディ・メインが公開練習

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10月31日夜、都内渋谷区のGOLD’S GYM原宿で、ジョナサン・ブルッキンズ(Gracie Barra Orlando)とアンディ・メイン(Pure MMA/Hybrid Fighter)が公開練習をおこなった。11月2日に開催される『パンクラス262』(ディファ有明)で、ブルッキンズは石渡伸太郎(CAVE)と、アンディは田村彰敏(総合格闘技 津田沼道場)と対戦する。
ブルッキンズはパンクラス初参戦。TUF12で優勝し、UFCに出場経験のある強豪だ。その一方、インドでヨガを学び格闘技との共通性を見いだすなど、精神性を重視する面も持っている。日本で試合をするのが夢だったと話し、今回の参戦で夢がかなったという。
一方のアンディはパンクラス3戦目となる。前回の参戦は2月で寒さの真っただ中だったが、今回はニュージャージーと似た気候でコンディションも整えやすく、調子を上げている。2選手のコメントは以下。

ジョナサン・ブルッキンズ
ジョナサン・ブルッキンズ「コンディションは万全。試合が楽しみでワクワクしている。日本で試合ができることが光栄。とにかく楽しみたいと思っている。
ツイッターで須藤元気選手の写っている写真を使っているのは、私自身、日本に影響を受けているから。格闘技を始めたのはレスリングだったが、コーチが日本生まれのハワイ人で、メンター的にも師匠と言える人だったので、その関係で日本に影響を受けた。また、私の信条は『We are all one』。みんな一緒、お互いに尊敬し合い、(国の違いなど関係なく)愛しているというメッセージも込めている。
インドにヨガ修行に行ったのは、私は格闘技の中で自分の心の内の感情や精神をいかに出すかをテーマにしている。ヨガの中にあるスピリチュアルなもの、永遠性などを知り、ヨガを通してそういったものを出していくことができるのではないかと思った。格闘技とヨガのルーツは同じではないかと感じたのがヨガ修行のきかっけだった。インドでは、ヨガをやっている僧侶のもつエッセンスと、格闘家の持つエッセンスに共通性を感じた。人というものは、調和性の中で生きている。厳密には同じではないけれど、別々でもない。格闘技は闘いではあるが、相手が憎いわけではなく、闘いたくないという気持ちがどこかにあることに似ている。先ほど言った『We are all one』にも通じるが、ハーモニーが大切だと思う。
ヨガには全てがある。ヨガとは自己鍛錬が全てなので、ヨガをやることで全て事足りていた。これを究極の形にまで持って行かなければ、そもそも闘う意味がない。
相手の石渡選手は、非常に素晴らしいファイターだと思う。パワーはあるし、すごく強い選手だと思っている。だから、この試合は、非常にトレーニングを積んだ者にとって楽しい試合になると思う。私の戦略はリラックスすること。なぜなら、試合の中で良い時間を得たいから。対戦相手というものは、試合の中で素晴らしい経験を与えてくれる先生だと思っている。それをいかに身につけるかが大切だと思う。
パンクラスはもちろん以前から知っていた。素晴らしい団体だと思っている。私の夢の1つはキング・オブ・パンクラスになること。もしUFCのタイトルとパンクラス、どちらを選ぶかと言われたら、間違いなくパンクラスを選ぶ。パンクラスは威厳があり、しっかりした団体だと思う。しかしUFCは、最近ビジネスライクになってしまっているところがあるので。
格闘技を始めた理由の1つは日本に行くことだったので、今回その夢がかなった。とても嬉しい。」

アンディ・メイン
アンディ・メイン「パンクラスにまた戻って来ることができ、最高の気分。階級も変えて、闘うのが楽しみ。過去2戦、日本では重い階級でやっていたが、そもそも今回の体重が合っている。スピードも乗り、ベストな形で闘えると思う。
相手は非常に素晴らしい選手だと思う。ベテランで長くやっているし、人間的にも素晴らしいと聞いている。また、修斗の元チャンピオンということで、私にとって大きなチャンスとなる試合だ。私の目標は、早くタイトルに近づくこと。今回勝てればタイトルにつながる結果になると思うので、この試合の意味は大きい。全力、ベストを尽くして闘いたい。
試合では、自分のリーチを活かす試合展開に持っていきたい。立ちでキックやパンチで距離を取って、最後フィニッシュする。今回はとにかく勝ちに行きたい。
田村選手は彼独特の動きがあり、フレキシブルでトリッキーなガードをするので、今回はガードが巧い人を相手に練習してきた。田村選手は寝技が得意と言われているが、私は、彼は立ち技も寝技もオールラウンドにこなせる選手だと思っている。グラウンドも巧い。私はどちらかというとグラウンドが得意なので、そこをうまく利用して有利に闘えたらいいと思う。
この試合は、ちょっとしたミスが命取りになる。1つ1つ正しい動きをして勝利することが大切だと思う。」

【写真・文/佐佐木 澪】

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