木村花さんの技と想いを継ぐ19歳が王座挑戦!一歩届かずも「あの技を磨いて絶対に私がベルトを巻く」

21日、後楽園ホールにて『スターダム旗揚げ15周年記念シリーズ NEW YEAR STARS 2026 in KORAKUEN』が開催。メインイベントでは小波(こなみ)の持つワンダー・オブ・スターダム王座に吏南(りな)が挑戦した。
スターダムのワンダー・オブ・スターダム王座(※白いベルト)は、昨年11月3日に小波がライバルのスターライト・キッドを破って悲願の初戴冠。12月29日の両国国技館大会で飯田沙耶(いいださや)を相手に初防衛に成功すると、H.A.T.E.(ヘイト)のチームメイトであり、故・木村花さんが創ったユニット【TOKYO CYBER SQUAD】のメンバー同士でアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)のベルトを巻いている吏南が登場。
吏南は小波の初防衛を祝福しつつ「正直なことを言うと、小波がその白いベルトを巻いてイキイキ闘ってる姿とか、H.A.T.E.の他のメンバーがこの両国に向けて輝いてる姿をずっと見てきて、スゲーなって思う半分、メチャクチャ悔しかった。タイミングとか自分の順番はまだとか、そんなカッコつけたこと思ってたけど、そんなこと言ってたら一生そのベルト巻けそうにないなって思ったし、私今日ここでチャンス掴んだから、そのベルト私に挑戦させてください……いや!挑戦させろッ!クソ姉貴ッ!」と愛に溢れた挑戦表明。
これを受けた小波は「吏南が今年どれだけ活躍してきたかも私は隣でずっと見てきた。だから次吏南とこのベルトかけてやるのも私は面白いと思うんだ」と試合を決定した。

試合は吏南の奇襲に始まり髪を掴み合っての攻防から場外戦と荒々しい展開に。リングに戻ると小波が腕への蹴りの連打で倒し、腕関節をとって絞り上げる。逃れた吏南が払い腰のカウンターからダイビングダブルニーを狙うも、小波はハイキックで落としベルトを使った宙吊りスリーパーと拷問技。これを離すとトライアングルランサーで極めにかかるが、切り返した吏南がPink♡Devil(=熨斗紙)で叩きつけ、木村花さん直伝のハイドレンジア(=グラウンド卍固め)。さらに木村花さんの必殺技であるタイガーリリー(=ミサイルキックからのパッケージドライバー)で突き刺しあと一歩のところまで追い詰める。
鼻血を出しながらもこれを返した小波がスリーパーからバズソーキックを叩き込み、顔面を下から蹴り上げると胴締めスリーパーホールドで絞り上げる。吏南は最後までギブアップをしなかったが、レフェリーが試合をとめた。

勝利した小波は「吏南、お前強くなったな。私が鼻血まで出るなんてなかなかレアだぞ。さすが、同じ姉妹の血をひいてるのかもな。でも、私はこの後楽園ホール、スターダム15周年でメインイベントを吏南とベルトをかけて試合をできたっていうのが何と言っても感慨深いというか、私の誇りだよ」と優しい目でマイクを渡す。
だが吏南は「強くなったなとか、全部上から目線なのウザい・・・マジで絶対諦めないから。また私がクソ姉貴からベルト奪ってやるよ!」とマイクを投げ捨て、小波は「相変わらず口が悪いな(苦笑)でもお前はそのままでいいよ。今日の試合を通じて私はもっとお前と闘いたいと思ったし、いずれお前がシングルのベルトを巻くのもそう遠くない日に訪れると思ってるよ。これからも隣で一緒に闘ってくれよ」と手を差し出し、吏南もその手を握って抱きしめあった。

感動的な場面に現れたのは、昨年12月8日のワンダー王座次期挑戦者決定戦で飯田沙耶に敗れた壮麗亜美(そうれいあみ)。小波に「空気読めよ」と一蹴されながらも、「今この場に挑戦表明しに来てるのは私だけ!次の挑戦者は壮麗亜美でいいですよね!次のビッグマッチ2・7大阪、いいよね?」と勢いで押し切ろうとする。
小波は苦笑しながら「おい、お前がなんで勝手に全部決めてんだよ。じゃあお前らはどう思う?大阪で私のこの白いベルトにこいつがふさわしいと思うか?」と観客に問いかけると、観客からは「思わない」と非情な声が飛ぶ。拍手も少なく動揺する壮麗に小波は「ちょっと遊んでやってもいいけど、その前にGod's Eye(ゴッズアイ)はいっつもいっつも練習ばっかじゃなくて結果を残してみろよ」と突き放した。
敗北した吏南は「10代のうちにベルトを巻いてスターダムを引っ張る」と以前から宣言しており、キャリア約7年半ながらもまだ19歳。「今日出したあの技(タイガーリリー)ももっともっと磨いて絶対に私が白いベルトを巻く」と成長を続ける吏南が、小波との激戦を終えて10代最後の年をどのように成長していくのか注目だ。
















