「“アイコン”の肩書きにすがったままじゃダメだった」岩谷麻優が元WWEのメルセデス・モネからIWGP女子王座を奪取し世界のアイコンへ!

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 23日、神奈川県・横浜アリーナにて、スターダム『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by SoftBank NFT LAB』が開催され、岩谷麻優がメルセデス・モネからIWGP女子王座を奪取した。

 昨年11月の新日本プロレス×STARDOM合同興行で新設されたIWGP初の女子王座は、元WWEのKAIRIが“スターダムのアイコン”岩谷麻優を破り初代王座戴冠。
 今年1月4日の東京ドーム大会で中野たむを下して初防衛に成功したKAIRIの元へ、WWEではサーシャ・バンクスの名で活躍していたメルセデス・モネが現れてKOし挑戦表明。今年2月の新日本プロレスサンノゼ大会でモネがKAIRIを下して王座奪取を果たし、今月8日の新日本プロレス両国国技館大会ではAZM、葉月との3WAYマッチでの王座戦を制して初防衛に成功した。

 防衛を果たしたモネの前に現れたのは岩谷麻優。
 岩谷がモネに横浜アリーナ大会での挑戦を宣言すると、モネはベルトを掲げて余裕の笑みを浮かべ、岩谷にビンタを叩き込んでからゆうゆうと退場。

 後日行われた記者会見では、岩谷が“スターダムのアイコン”としてベルトを奪還する覚悟を語るも、モネは「あなたはアイコンかもしれないけど、私はリビング・レジェンド。私のほうが素晴らしい。私は新日本とスターダムのCEO。あなたはそれを壊したいかもしれないけど、私があなたをモネメーカーで倒してあげるわ」と余裕の笑みを浮かべ気色ばんで詰め寄ってきた岩谷をモネメーカーでテーブルに叩きつけてKO。15日の国立代々木競技場第二大会でも変装した姿でリングに乱入し、試合を終えたばかりの岩谷を襲撃していた。


 試合が始まると、余裕たっぷりの笑みを浮かべたモネが岩谷を突き飛ばしてビンタ。
 これで溜まっていた怒りが爆発した岩谷は、強烈なサッカーボールキックやトペ・スイシーダで猛攻をかけるが、、モネもこれを受けきってスワンダイブ式、断崖式といった多彩なダブルニーアタックで反撃。さらに必殺のモネメーカーを決めてみせるが岩谷がキックアウト。信じられないといった様子のモネが何度も何度もフォールするが、岩谷はカウント1で返していく。
 モネは得意のバッククラッカーからもう1度チャンスを作ろうとするが、岩谷がバックを取ってドラゴン・スープレックス。さらにツームストンパイルドライバー、バズソーキック。ムーンサルト・プレスと怒涛の連撃をかけ、最後は二段階式ドラゴン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

 マイクを取った岩谷は、去っていくモネの背中に向け「モネ!リングに戻ってきて!ちゃんとお礼が言いたい!ほんとに、ほんとに、ほんとに!ムカついたけど!岩谷麻優を本気にさせてくれてありがとう。あなたが日本もこのベルトも大事にしてきたように、このベルト、あなたの意志も引き継いで、もっともっと最高のベルトにするからな」と語りかける。
 すると、モネは「アリガトウゴザイマス。CEOとして、愛してるわスターダム。IWGP女子のベルトを、世界で輝かせてください。マユに託すわ。アリガトウゴザイマシタ」と返し、2人はしっかりと抱擁。負の感情は雪と消え、再戦を誓い合った。

 バックステージに戻った岩谷は、悲願のIWGP女子王座戴冠を大喜びしつつ、「『“アイコン”っていうただの肩書きにすがっているままじゃダメなんだな』って、試合をして自分の心が引き締まった。今、岩谷麻優のもとにこのIWGPのベルトがやってきた。これから岩谷麻優は日本だけじゃなく、世界にこのベルトを持って行きたいし、世界に羽ばたいていきます。これから、第3代IWGP女子王者、チャンピオン・岩谷麻優から目を離さないでください」と、“世界のアイコン”になるべく一歩を踏み出した。

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