「諦めなかったら希望を掴んで運命を変えられる」アゴと歯を砕かれながら復活した白川未奈が悲願の白王座戴冠を果たし涙のシャンパンラッパ飲み!

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 23日、神奈川県・横浜アリーナにて、スターダム『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by SoftBank NFT LAB』が開催され、白川未奈が悲願のワンダー・オブ・スターダム王座初戴冠を果たした。

 上谷は、2019年にデビューすると、その天性の華と運動神経でみるみる頭角を現し“未来のスターダム”の名をほしいままに。2021年のシンデレラ・トーナメントでは見事優勝を果たし、現在は『私がスターダム』と口にして団体を背負う覚悟を見せつつワンダー・オブ・スターダム王座(※白いベルト)を15度防衛する絶対王者として君臨している。

 白川は、青山学院大学英米文学科を卒業した才女であり、グラビアアイドル等芸能界で活躍した後に2018年にベストボディ・ジャパンプロレスでデビュー。2020年にスターダムの所属となり、【COSMIC ANGELS】のメンバーとしてはアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)の連続王座防衛記録を更新する偉業を成した。
 白川は持ち前の英語力を生かして海外勢の招聘を行い、【Club Venus】を結成して独立。結成から数ヶ月で団体トップクラスの人気ユニットに成長させた。

 上谷は、白川未奈と10度目の防衛戦で対戦した際に自身を象徴する必殺技であるフェニックス・スプラッシュで勝利を収めたものの、この技で白川は顎部打撲及び口腔部を負傷する大怪我を負い、長期欠場に追いやられることに。
 両者の間に遺恨は全く生じずに再戦を誓い合っていたが、相手を怪我させてしまったことによってトラウマを負いフェニックス・スプラッシュを封印。しかし、当の白川はそんな上谷を叱咤激励。復帰後に上谷から挑戦者として指名された白川は「ちゃんとフェニックス飛んでみろよ。そのうえで私はアンタに勝つ!私はアンタの顎?歯?違うな~。アンタの心を折りに行ってやるよ!」と、上谷のトラウマを晴らした上での勝利を誓っていた。


 試合は、序盤から白川が執拗な足攻めを蓄積させていき、リング内外で隙あらば足4の字固めを狙っていく。上谷も機動力を削がれながらもスワンダイブ式プランチャやフライングニールキックを放つ意地を見せて形勢を逆転。
 上谷はフェニックス・スプラッシュを狙ってコーナーに上るが、恐怖が上回ってためらいを見せる。白川はその隙を見逃さずに雪崩式ドラゴンスクリューで引きずり下ろして足4の字地獄へ引きずり込むが、上谷がスクールボーイ・スープレックスで窮地を脱し、ついにフェニックス・スプラッシュを決めてみせるがカウントは2。
 白川は気迫のビンタ連打から雪崩式インプラントDDT、グラマラス・ドライバーMINAを決め、足4の字固めからフィギュア・フォー・ドライバーMINA(※足を4の字にロックして突き刺すドライバー)で3カウントを奪った。

 バックステージに戻った白川は、感動の涙で声を詰まらせながらも「やっと、希望を掴むことが出来ました!遠い遠い道のりだったし、苦しいこととかいっぱいあったけどぉ!諦めなかったら、希望を掴んで、運命を変えられるってことをみんなに今日は証明できましたか?みんなに希望を示せるベルトになりましたか?本当にいつも皆さん支えてくれてありがとうございます。全ての、どんな過去でも、その過去が未来を輝かせてくれるってことを、もっともっとどんどん大切に磨いていって証明します!」と叫び、初防衛戦の相手としてなつぽいを指名。

 ここでClub Venusの面々が歓声を上げながらやってきて白川を祝福。月山が笑顔でシャンパンを開栓し、皆が歓声を上げて囃し立てる中、白川が「drink……?」と戸惑いながらも覚悟を決めてラッパ飲み。最後はClub Venus全員で「ちゃんみな・イズ・ヒア~!」と陽気に合唱した。

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