木村花さんの創ったユニットが裏切りの末に消滅!「いつまで同情買うつもりだ?」

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 3日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『STARDOM YOKOHAMA CINDERELLA 2020』が行われ、木村花さんのユニット“TOKYO CYBER SQUAD”が解散に追い込まれた。

 横浜武道館は、今年9月6日を以て閉館した横浜文化体育館のそばに新設された約3000人規模の会場であり、スターダムが8月22日&23日の2DAYSで大会を行う予定だったが、当該大会はやむなく中止に。約1ヶ月半の時を経て、改めてスターダムが同会場のプロレスこけら落としとなる大会を開催した。

 TOKYO CYBER SQUAD(TCS)は、今年5月に亡くなった木村花さんが創ったユニットであったが、突然にしてリーダーを失ったことによる動揺からか、最近は試合中の仲間割れなどが目立つようになり、思うように結果を出せなくなっていた。
 これに対し、大江戸隊のリーダーである刀羅ナツコが「大江戸隊もある日いきなり今までのリーダー失って、正直TCSはおんなじ状況だと思うのよ。でもTCSは覇気もねえし、試合もクソつまんなくなったし仲間割れもする。もうこんなんだったら、無くても変わんねえんじゃねえの?」と噛みつき、本来であれば8月22日&23日の横浜武道館大会でTCSの解散をかけた試合が行われるはずだったが、大会が流れてしまったことで因縁決着が先送りになっていた。
 後日28日の後楽園ホール大会での決戦が決まるも、大江戸隊の面々は今月19日の『5☆STAR GP』の最終戦でジャングル叫女の試合に乱入して試合をぶち壊すなどさらに因縁を深め、同月28日の後楽園ホール大会の試合後にはノールールかつ負けたユニットが解散するという完全決着戦が行われることが決まった。

 ルール無用のこの試合はジャングル叫女&小波vs刀羅ナツコ&鹿島沙希のタッグマッチで行われ、大量の凶器を持ち込んだ大江戸隊が序盤からパイプイスやチェーンなどで殴りつける荒れた展開に。
 しかしTCSは仲間全員でのトレイン攻撃を仕掛け、叫女&小波の合体パワーボムなどの連携で盛り返し、叫女は大江戸隊が持ち込んだテーブルを使ってナツコへ机上パイルドライバーも決めるなど大暴れ。
 ナツコのピンチを救うべく鹿島がイスで叫女に殴りかかると、小波もイスで応戦して叫女を守ろうとする。しかし、鹿島がニヤリと笑って身を引くと、なんと小波は振り返って叫女へイスを振り下ろす。信頼する小波からの思わぬ攻撃で倒れた叫女を鹿島が起死回生で丸め込んで3カウント。

 驚きと悲しみで泣き出す叫女に対し、小波は「一体お前は、いつまで、どれだけ、同情を買うつもりなんだ?主役の居ないTCSは解散して当然。私は大江戸隊の悪の寝業師としてこれからやっていく。ジャングル叫女!ジ・エンド、お・し・ま・い・DEATH!」と首を掻っ切るポーズで高笑いし、大江戸隊の仲間たちと去っていく。
 リングに残された叫女は大声を上げて泣き、「TCS、守れませんでした…ごめん。他のメンバー、みんな好きなところに行って下さい。私は、私の道を行きます。TCSを応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 試合後、小波は大江戸隊と一ヶ月以上前から内通していたことを明かし、「いないものを、ずっとずーっと追いかけて、それで同情を買ってるつもり?いつもそんな生き方。アイツが私の隣にいたら、ただのお荷物」と吐き捨てる。
 対する叫女は、「私は、今日の出来事を絶っ対に忘れない。許さない……!自分のプロレス人生をかけて、這いつくばってでもぶっ潰す!必ず!TCSはは終わったけど、私の……ジャングル叫女のプロレスはまだ終わってないし、こっからがスタートです。1人でもいい。私はこのリングに上がり続ける。闘い続けていきます」と悲痛な面持ちで決意を語った。

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