「来年は女子プロ界統一」8年8ヶ月ぶりの両国国技館大会を満員にしたロッシー小川EPが野望を語る?!

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 29日、東京都・両国国技館にてスターダム『STARDOM DREAM QUEENDOM 2021』が開催され、ロッシー小川EPが来年の野望を語った。

 2019年にスターダムをブシロードが買収した時点では年間売上が約2億円しかない状態だったが、2021年度決算では約5億円まで伸ばし、コロナ禍のスポーツ事業であるにも関わらず売上が2.5倍に成長。
 スターダムを運営するブシロードファイトの原田克彦社長はこの理由を「ビッグマッチを月イチ開催、テレビ番組の放送、オンラインでのグッズ制作開始など積極的な事業展開を行った。コロナ禍での3月の日本武道館大会、10月の大阪城ホール大会が業界で注目を集めた」と語る。
 その効果として、Twitterのフォロワー数が3倍(7.7万人)、Youtubeチャンネル登録者数が12倍(15万人)、有料ファンクラブ会員数が10倍、有料動画配信サービス『STARDOM WORLD』の会員数が3倍と、目に見える注目度の高さとなっている。
 さらにYoutube動画の再生回数が月間1000万回を突破しており、海外からの注目度も高くなっている状況だ。

 さらに今年は地方興行を戦略的に計画しており、20以上の都道府県で開催したと同時に地方局でのプロレス放送枠を増やしたという。
 親会社であるブシロードの木谷高明会長の思いとしては、来年は日本全国に存在する地域密着プロレス団体への選手派遣を行い、47都道府県で何かしらの形でスターダムの選手を見ることができる環境づくりを行っていくとのことだ。

 今年のスターダムは、日本武道館、大田区総合体育館、横浜武道館、カルッツかわさき、大阪城ホール、エディオンアリーナ大阪第一競技場など大会場でのビッグマッチを連発し、どれも客入りは上々。来年1月29日には愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)への進出、3月26日&27日には両国国技館大会2DAYSの開催も発表された。
 今回のスターダム両国国技館大会は、愛川ゆず季さんの引退興行が行われた2013年4月29日以来8年8ヶ月ぶりだが、観客数は満員の3,038人。同じブシロードグループで言えば、今月15日に新日本プロレスが開催した両国国技館大会の3,215人に迫る数字だ。

 大会を終えたロッシー小川EPは「今年は年間101試合。今日3000人を突破して、まあ好調だったと思います。1年間通じて、業界的にもぐいぐい行った方ではないかなと。来年は女子プロ界統一……じゃなくて(笑)まあ、女子プロ界をもっと上に上げたいと思います」と笑顔で野望を語る。
 そして、驀進を続けるスターダムの強みを「スターダムの1つの魅力というか利点は、選手が多くてスターダムの中で回していけるということです。だから来年もそれはそうですし。大きい場所はまたスペシャルなものがあるかもしれないですけど、基本的には主流のベルトはスターダムの中で回せている。そのためには色んな選手が必要で、その歯車が上手く合ったんじゃないですか」と分析した。

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