「言葉で表すなら、エモい!」17歳の女子プロレスラー2人が両国国技館で頂上対決!
29日、東京都・両国国技館にてスターダム『STARDOM DREAM QUEENDOM 2021』が開催され、羽南が琉悪夏を破りフューチャー・オブ・スターダム王座を初戴冠した。
琉悪夏(るあか)は10月の大阪城ホール大会でウナギ・サヤカの持つフューチャー王座(※若手王座)に挑戦。大江戸隊のセコンド介入からの凶器攻撃で勝機を掴み、必殺の冷凍庫爆弾(※ダイビングボディプレス)で王座奪取を果たした。
琉悪夏は現在17歳ながら、2016年にキッズレスラーとしてデビューしているため現在はキャリア5年。“怪童”の名を取りながらも実力と風格を併せ持つようになり、危なげなく2度の防衛を重ねた。
琉悪夏は同期で同級生でもある“格闘JKファイター”羽南(はなん)とフューチャー王座をかけての頂上決戦を熱望しており、羽南もこれに応じる形で実現。文字通りスターダムの“未来”を占う王座戦が行われた。
得意の柔道殺法で攻め込む羽南に対し、琉悪夏は圧倒的なパワーで迎撃しセントーンやコーナーへの串刺しボディスプラッシュなどで圧殺。羽南のドロップキックも受けきりボディブローを叩き込んでフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。そして必殺の冷凍庫爆弾を発射する。
羽南はこれを回避すると、新技であるフェイマサー、ローリング・ハイキックで連撃。さらに最後はこれも新技のバックドロップ・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。
悲願の初戴冠を果たした羽南は歓喜の涙を流し、「このベルトは、期限が限られている選手たちの中で、喉から手が出るほど獲りたくなるようなベルト、感情剥き出しにみんなが獲りたいって思えるようなベルトにしていきたいと思います」と抱負を語る。
そして、琉悪夏との同期対決については「琉悪夏とは、2年半ぶりくらいのシングルマッチで、お互いの成長を感じられたのかなって思います。もうなんか今の言葉で表すなら『エモい!』が一番なんですけど、デビューして約5年目でやっと琉悪夏とベルトをかけて、このような大きな会場で試合ができて、ホントによかったです」と笑顔を見せた。