18年ぶりの復帰戦は夫の前で場外ダイブ!現役選手を倒すも「簡単に声かけないでもらえますか?」
19日、大田区総合体育館にてスターダム『ミッドサマーフェス 2023』が開催。中西百重と高橋奈七永の”ナナモモ”がジャガー横田とタッグを組み、渡辺桃&スターライト・キッド&優宇と対戦した。
全日本女子プロレス時代に”キッスの世界”でCDデビューし、タッグチーム”ナナモモ”では全日本タッグ王座やWWWA世界タッグ王座を戴冠していた中西と高橋。
中西は2005年に引退しているが、定期的にエキシビションやバトルロイヤルなどに出場し、直近では2021年11月にSEAdLINNNGで行われた高橋奈七永25周年大会でナナモモを復活させていた。
だが今回ついに通常の試合形式で18年ぶりに復帰戦へ。パートナーとして現役レジェンドで62歳のジャガー横田を引っ張り出したが、これに23歳の渡辺が「おばあちゃんぐらいの歳でしょ?」と苦笑。年齢不詳だが去年成人式を行ったキッドも「ナナモモしか興味ないわ」と眼中にない様子を見せていた。
試合が始まるとキッドと中西がハイスピードな攻防を見せ、中西が得意のおてんばダッシュを見せるとジャガーもキッドの上でおてんばダッシュ。中西はキッドをダブルアームスープレックスで投げ捨て、場外に降りた優宇を高橋が実況席前に引きずると、中西が実況席にいる夫の大江慎さんの前で三角跳びケブラーダを発射する。
会場が沸き立つ中、最後はジャガーがダイビングカカト落としから高橋と中西がナナモモダイバーでキッドを叩き込み3カウントを奪った。
18年ぶりとは思えない試合を見せた中西だったが「モモのプロレス楽しかったですか?復帰じゃない。プロレスってそう簡単にできるもんじゃないと思います、なのでスターダムさん、簡単に声かけないでもらえますか?でもやっぱり、いろんな選手がいる中でいろんなプロレスの楽しさ、昔こういう中西百重っていう選手がいました、今いる高橋奈七永と混ざり合うと、こういうプロレスが見せられます。いろいろ広がっていくじゃないですか?そういうのを今の若い選手たちに見せたかった」と、あくまで一夜限りの復帰であることを強調。
初参戦を終えたジャガーは「ビジュアルばかりって言われないように頑張っているのが戦ってみて感じました。もちろん私の立場からだと注意とか、気をつけなきゃいけないところは多々ありますが、なかなかできる。スターダム。人気があるのがわかる」と太鼓判を押した。
中西は一夜限りの正式復帰とはいえ、現在年に一度程度のペースでスターダムのランブルに参戦している。
今後これを機会に練習を積み、またハイスピードな試合を見せてくれることを期待したい。