ONEフライ級王者の姉が王座防衛!「命張って頑張ってるんで、応援してもらわないとやってる意味がない」

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 29日、後楽園ホールにてアクトレスガールズが『ACTwrestling後楽園ホール公演』を開催。セミファイナルでは福永莉子(ふくながりこ)の持つAWGシングル王座にMARUが挑戦した。

 女優や声優、グラビアアイドルやコスプレイヤーやコンカフェ嬢など幅広い女性が所属しているアクトレスガールズは、現在はWWEのように台本があることを公表してプロレスを展開中。
 その中で生まれたAWG王座は、技術・演技力などリング上でのパフォーマンス力を測る【実力】、パフォーマンス力を高めるための練習・習得技術などへの【努力】、集客力と物販の売上などファンへのアピール力を測る【人気】、サイコロの出目で加算ポイントが決まる【運】といったポイントを数値化して大会前に集計し、ポイントで上回った選手が試合で勝利することが決まる『ポイントマッチ』となっている。

 王者の莉子は正義のヒーロー【GENKI戦隊アクトレス5】のブルーを担当し、2022年のデビューから151cmの低身長ながらも第一線で活躍を続けてきた。最近では中嶋勝彦の指導でタイガースープレックスを磨き、キックボクシングの練習を積みUWFの試合にも出場。その勢いのまま12月20日大阪公演で5度の王座防衛を続けていたアクトレス5リーダー才原茉莉乃(さいはらまりの)からベルトを奪取。
 弟の若松佑弥も現在ONEチャンピオンシップでフライ級王者であり、姉弟でベルト戴冠となった。

 20日の同大会で元J'dスターのベテランレスラーMARUが汐月なぎさを相手にKING王座の防衛戦に挑み敗北。自分のせいでもあるはずなのに悪の組織【アクトレスキラーズ】から全てのベルトがなくなった(タッグ王座は惡斗の怪我による暫定王者であるため本来は惡斗&茉莉が保持中)事へ腹を立てたMARUはキラーズ全員を殴り飛ばし、自らアクトレスガールズの最高峰であるAWGシングル王座をキラーズに取り戻すべく2大会連続の王座戦へと挑むこととなった。


 しかし最高峰の王座であるにも関わらず、この日はタッグの暫定王座戦にメインを奪われセミファイナルに。
 握手を拒否したMARUが背後から殴りかかり荒れた展開で試合が始まり、チェーンの顔面攻撃、場外で客席に叩き込み階段の手すりからダイビングフットスタンプとMARUはやりたい放題。リングに戻っても得意のマフラーホールドで足を絞り上げ機動力を奪っていく。莉子は足を痛めながらもサッカーボールキック、ハイキック、スピンキックと蹴りの連撃をみせ、ドラゴンスクリューからのアキレス腱固めでイーブンに戻す。
 莉子のハイキックとMARUのバックドロップが決まり両者ダウンになるが、気合を入れて立ち上がった莉子がタイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。

 敗北したMARUは性懲りもなくタッグベルトに照準を定め会場をあとに。
 莉子は腕・足・腰とテーピングで固められた状態でインタビュースペースに現れ「12月20日にこのAWGシングルベルトをとったんですけれども、まさか9日後に初防衛戦になると思わなくて・・・年末にとったのになんか落として、すごいもう上げて下げられる、そんな年越しになったらどうしようかなって思ったんですけども、皆さん守りました!私の気持ちとしては、次期挑戦者に決まった水嶋さくらとも近いうちにやりたいなっていう感じで、もうどんどんどんどん戦ってね、間が空かないぐらい戦ってですね、最多防衛狙っていきたいなと思います。なんか今日の後楽園ホール少なかったですね。それが悔しくて。来年は後楽園ホール満員になるぐらい私がエースとして盛り上げていきたいなと思います。もうみんな一人一人が本当に体張って、命張って頑張ってるんで、本当にね、あの、もう、痛いんですよ!(苦笑)痛いし本当にみんな頑張ってるので、やっぱ見てもらわないと、応援してもらわないと、自分たちはやってる意味がないのでね。一人でも多くのアクトレスガールズを応援してくれる人たちを増やしていきたいなと思います」とエースとしての思いを語った。

 来年は弟の若松と王者同士で何かを仕掛けたいとのこと。団体を背負う姉弟のさらなる活躍を期待したい。

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