“ミスターPRIDE”小路晃が14年ぶり実戦も健在ぶりアピール!「12・27後楽園で勝村選手と培ってきたものすべてでぶつかりたい」

ガンバレ☆プロレスが12月13日、東京・新木場1stRINGで『フラッシュ・ゴードン2025』を開催した。“ミスターPRIDE”小路晃が14年ぶりに実戦復帰も、健在ぶりをアピール。12・27後楽園ホールでの元修斗世界フェザー級王者・勝村周一朗との一騎打ちに向け気合を入れた。
小路は西良典が創設した和術慧舟會で総合格闘技が学び、1997年10月11日、東京ドームでの『PRIDE.1』に出場し、ヘンゾ・グレイシーとドロー。同団体のレギュラーメンバーとなり、初期のPRIDEを支えた。その後、プロレスラーとして、ハッスル、SMASHでファイトしたが、2011年4月にDEEPのリングで格闘家生活を終えた。引退後は飲食店を経営している。今回、同郷の大家健、今成夢人との縁があり、格闘家魂に火がつき、ガンプロ参戦を決断した。
今大会で小路は大家と富山コンビを結成し、元ウェルター級キング・オブ・パンクラス王者・和田拓也、キックの元J-NETWORKライト級王者・前口太尊とのタッグと激突。小路は14年8ヵ月ぶりの実戦となったものの、柔道は続けているとあって、ブランクを感じさせないファイトぶり。和田に豪快な払い腰を決めれば、前口にはタックルからテイクダウンを取りスリーパーで絞め上げた。試合は前口がハイクックからの「あごしつれいいたします(あごへの飛びヒザ蹴り)」で大家を仕留めて勝利はつかめなかったが、51歳とは思えぬファイトぶりを見せつけた。
小路は「久しぶりのリングだったんで、ちょっと緊張しましたが、同郷の大家選手と組めて光栄でした。同じ格闘畑の和田選手、前口選手と格闘技っぽい、格闘技寄りのプロレスでしたが、次の後楽園。勝村選手とやるのは楽しみでなりません。お互いに格闘技の一線級で戦ってきた相手と、思い出の地・後楽園で。デビュー戦も引退試合も後楽園のメインイベントでしたので、思い出の後楽園で勝村選手とやれるのは光栄です。今まで培ってきたものすべてでぶつかりたいと思います。私もPRIDEでやってきた自負がありますから。一番伝えたいのは一緒に戦ってきた高田延彦さんですね。高田さんも今ヒクソン(グレイシー)のところに行って、柔術を一生懸命やって。イチから白帯から帯を重ねていくのはなかなかできないこと。まだ51歳ですから、プロレスに情熱を燃やし、ガンバレ☆プロレスのなかで戦っていきたい」と闘志メラメラ。
『PRIDE.1』開催当時、アマチュアで総合の練習を積んでいた勝村はファンとして東京ドームに観戦に訪れたという。「自分も格闘技の中では、まあまあキャリア、実績もあると思うんですけど。小路晃、格が違うくらいの存在なので。格闘技だったら階級も含めてやることもまずなかったし、全然勝てる相手ではないですけど。僕はこの10年間、ずっとプロレスばかりやり続けて、練習もプロレス中心でやってるんで。プロレスのキャリア、ここで培ってきたプロレス頭、ずる賢さも含めて勝負したい。こっちの土俵に来れば来るほど、勝つチャンスが広がると思います」と決意表明。
















