東京女子初のタイ・バンコク大会でプリプリ王者・渡辺未詩がマッチャを下し王座V3!「お互いのLOVEをぶつけ合えて本当によかった」

東京女子プロレスが12月13日、タイ・バンコク・ザ・サーカススタジオで同国で初の大会『TJPW LIVE in Bangkok』を開催した。メインイベントではプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が地元のプロレス団体SETUPの女子のエース・マッチャを激闘の末に下し、3度目の防衛に成功。初のタイ大会は大成功を収め、2026年イッテンヨン(1月4日)後楽園での渡辺vs鈴芽の一戦がタイトル戦になることが正式に決定した。
地元ファンの声援を背にマッチャはショルダータックルをぶちかました。場外戦では観客席のイスに放り投げるも、渡辺が鉄柱にぶつけて逆襲。リングに戻ると、マッチャは髪をつかんでぶん投げ、低空クロスボディ。ベリー・トゥ・ベリーから逆エビ固めもエスケープ。渡辺はバックブリーカーからジャイアントスイングでぶん回した。エルボーのラリーから、マッチャがチョップを連打すれば、渡辺はダブルハンマーを連発。マッチャはジャーマン、バックドロップでたたみかけるもカウントは2。渡辺はレーザービームから旋回式ティアドロップでトドメを刺した。
厳しい試合を制した渡辺は「マッチャが大切に思っているタイで、お互いのLOVEをぶつけ合えて本当によかったです! タイ・バンコク、初めてのTJPWの大会、たくさんみんなが来てくれて、配信でも見てくれてとってもうれしいです! コップンカー(ありがとう)!」とマイク。
大会に出場した全選手がリングに上がり、渡辺が「みんなTJPWのこと、SETUPのこと好きかー?」と言えば、マッチャが「チョープ(好き)!」と叫び、大団円で初のタイ大会を締めくくった。
バックステージで渡辺は「タイ・バンコクTJPW大会、3回目の防衛に成功しました。こうやって世界各地でこのベルトをもっともっと輝かせて、キラキラにして強くなっていきたいと思っていたから、マッチャという素晴らしい相手と戦えたことはすごくうれしかったです。マッチャが“プロレスが大好きな気持ちは負けてない”と調印式で言ってたみたいなんです。その気持ちは十分伝わったし、未詩の大好きな気持ちも伝わったと思うので、ここからもっともっと輝かせていきたい」と笑み。この勝利により、イッテンヨン後楽園での鈴芽戦がタイトル戦として行われることが決まり「日本のみんな、待っててね!」と気合を入れた。
ベルト奪取ならなかったマッチャは「ごめんなさい。タイトルマッチで負けてしまいました。だけど今日はタイのプロレス業界にとって、とても大きな勝利です。日本以外の東南アジア、タイで初めて女子だけのプロレス興行を実現できたのだから。また渡辺未詩と試合をしたい。いつか彼女に勝利して、プリンセス・オブ・プリンセスになりたいです」と前を向いた。
















