“闘うクビドル”伊藤麻希が元DDT絶対王者と王座戦!「自分が男だったらプロレスラーとして絶対お金持ちになれてる」
25日、後楽園ホールにて『総研ホールディングス presents DDT Special 2018』が開催。4大シングルマッチと銘打たれた一本目では、DDT総選挙3位の伊藤麻希と13位の竹下幸之介が激突した。
伊藤は2013年にアイドルユニットLinQに二期生として加入し、“顔がでかいアイドル”としてバラエティー番組などに出演。DDTプロレスとアイドルとしてコラボした結果プロレスに興味を持ち、色々あった結果2016年に東京女子プロレスでプロレスラーデビュー。2017年8月にLinQをクビになり、“闘うクビドル”として悩める人々の心に響く反骨精神を体現した試合を展開している。
大会のオープニングで竹下がアイアンマン王座を奪取したことにより、この試合はアイアンマン王座戦へ。元DDT絶対王者の竹下は女子相手でも容赦ない攻撃を仕掛けていき、会場からはボロボロにやられる伊藤に悲鳴が上がる。
だが伊藤はコーナーに顔面を叩きつけて気合を入れると、鉄柱へ竹下の顔面を叩きつけて世界一可愛いナックルからアイアンマンベルトへのDDT。顔のデカさを活かしたヘッドバッドを急所に投下し抱え込み式逆エビ固めで捕らえるが、これを逃れた竹下は伊藤の立てた中指をへし折り踏みつけると強烈なランニングニーでKOした。
勝利した竹下は帰ろうとする伊藤に「俺は言ったよな?竹下幸之介の前で中指立てるなって。俺はお前がライバル候補やと思ったけど、残念ながらそれは見当違いだったようや。お前はこれからも中指立てて上に行きたいなら好きにすればええ。それがお前のプロレス道ならそのままお前の好きなように上がっていけばいい。俺は俺のプロレス道真っすぐ走っていくからよ。もしその道がまたどっかですれ違うようやったら、そのときはお前のその最強の心を、その時こそへし折ったるからお前も頑張れ。俺も頑張る。また試合しようぜ」とエールを送る。
だがその竹下へ中指を立ててリングを去った伊藤は「これが今の私ですよ。もう、もういいんです私…自分の弱さを受け入れて前に進むって決めたから。でも、上に進むっていう気持ちだけは全く折れて無いし、伊藤はこれからも自分の大好きな手の中心の指を、中指を立てて、誰にでも立ててなんと言われようが立てて。友達なんかいらないですよ。自分のプロレス道を突き進みます(涙ぐみながら)もう自分が男だったら、ホントにプロレスラーとして絶対お金持ちになれてると思うんですけど、自分が運動神経のない女に生まれてきたので、それを受け入れてたくさん努力して前に進みます」と不屈の精神を見せた。