東京女子プロレスの“桃色ストライカー”山下実優が有観客興行スタートに向け「お客さんの声援が恋しい。早く試合がしたい」
東京女子のエース格である、山下実優(25)が有観客興行の再開に前を向いた。
5月31日、「OPENREC.tv」(CyberZ社提供)を使用したオンライン興行「TJPW PPV SHOW~全力エール~」(無観客試合)が開催され、オープニングマッチに登場した山下は、デビュー1周年を迎えた舞海魅星(20)とシングルマッチで激突。
前半はグラウンドでのレスリングの攻防となり、舞海も食らいついて互角の展開。5分過ぎ、舞海はドロップキック、ラリアット、バックドロップと怒涛の攻めを見せたが、山下はフォールを許さず。最後は一瞬の隙を突いたバックスピンキックを決めて、3カウントを奪った。
山下は「結構、間隔が開いて、いろんな試合を見る機会があって、自分に足りないところに気付いた。試合のスパンが開いてて、不安もあったけど、案外感覚があって、すぐに戻ってきた。基本家にいたんですけど、嫌いだったランニングをよくやって、気分転換になった。(通常興行再開で)お客さんが入ってくれると、感覚も変わってくる。お客さんの声援が恋しい。早く試合がしたい」とコメント。
善戦した舞海に対しては、「彼女のバックボーンは柔道で、レスリングは楽しかった。一発一発が強い。技術はまだまだで、(技を)出すタイミングを考えないといけないけど、がんばってほしい。(フィニッシュの)バックスピンキックは、相手が『悔しい』と思う技だから出した」と振り返っていた。