Mr.ハゲ率いるチーム・ノーヘアーが8年越しで“女版・大仁田厚”ミス・モンゴルに雪辱!

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 “邪道”大仁田厚率いるFMWEが2025年最終戦『FMWEホーム第14戦~Barbed Wire Jungle~』を本拠地の神奈川・鶴見青果市場で開催した。Mr.ハゲ率いるチーム・ノーヘアーが8年越しで“女版・大仁田厚”ミス・モンゴルに雪辱を果たした。

 2017年、モンゴルと元アイドルレスラー・中野たむとの『ブスvsカワイイ』抗争が激化。モンゴルの「頑張ってるブスはなかなか認めてもらえないけど、カワイイ子は頑張れば認めてもらえる」との言葉に感銘を受けたというMr.ハゲは「全世界のハゲに勇気を与えたい」として挑戦表明。当時、Mr.ハゲはプロレスデビューから苦節11年で、なかなか陽の当たらないどインディー団体でファイトしていた。そこで『ブスvsカワイイ』抗争が盛り上がったことに便乗して、名を売りたかったのかどうかは定かではないが、モンゴルに戦いを挑んだ。

 決戦の場は同年8月27日、大仁田興行の新木場1stRING大会。プロレス人生初の大舞台となったMr.ハゲは2人のハゲ仲間を引き連れて、モンゴルと対戦。名もなきハゲ仲間が再三介入するなか、モンゴルはMr.ハゲの少ない毛髪をつかんでむしり、ハサミで髪を切る暴挙に出るなどして完勝。試合後、Mr.ハゲは「命より大事な髪を切るなんて卑怯だ。世界中にたくさんハゲはいる。必ず復讐する」とリベンジ宣言。かたや、モンゴルは「一生懸命な方向が違う。1回でいい。ライバルでもないし、結託する気もない。ハゲをバカにしてるんじゃない? 共感できない」と再戦に気乗り薄だった。

 あれから8年余の月日を経て、Mr.ハゲがどこで何をしていたかはまるで定かではないが、あの日の『チーム・ノーヘアー』をまさかの再結成して、モンゴルとの再戦にこぎ着けた。試合形式は1vs3のハンディキャップマッチで、チーム・ノーヘアーの要望によりハードコアマッチに。名もなきセコンドだった2人のメンバーはハゲつる、ハゲマッチョと判明。

 ヒゲダンスで登場してきたチーム・ノーヘアーはモンゴルにトリプルヘッドバット。モンゴルはMr.ハゲをキャメルクラッチで捕獲して、毛髪をむしり取る。さらに鉄板にフェースクラッシャーもカット。Mr.ハゲがモンゴルにスピアー、ハゲつるはキック連打。モンゴルがハゲマッチョに急所蹴り、3人まとめて串刺しエルボー。そして、ハサミを取り出し、Mr.ハゲの毛を切る。ここでロープに走ったモンゴルを、奥田誠弥リングアナが足を引っ張って阻止。どうやら髪が若干薄めの奥田リングアナが、チーム・ノーヘアーのピンチについ手が出た模様だ。あっけにとられたモンゴルをハゲマッチョがすかさずスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。

 してやったりのMr.ハゲは「この先、あるのかないのか分からないけど、うちらは永遠に!」とチーム・ノーヘアーの結束力をアピール。屈辱の敗北を喫したモンゴルは「いろんな意味でハゲのフィクサーがいる。そのフィクサーにしてやられた。単純ハゲだと思ってたのでなめてた。小細工にやれた感じ。(髪の毛があるうちに決着戦は?)やらなくてもいいんですけど。こちらが心が折れた気もある。大仁田さんの名のもとにFMWEはやっていて、そこにこのカードが必要であればやります。次はハサミでハゲを刺すくらいの勢いで、殺意をもってやりたい」と怒り心頭だった。

 もし、決着戦があるとしたら、8年後とはいわず、チーム・ノーヘアーの髪の毛が残っているうちにやるしかなさそうだ。

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