「カーベルさんよ、俺の実家の全日本プロレスを守ってくれよ」大仁田厚がカーベル伊藤へ嘆願 佐野直25周年記念大会

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 1月17日(水) 19:00より「登戸の杜presents 佐野直デビュー25周年記念興行」が新木場1st RINGで開催された。超満員となったこの大会は、大仁田厚、ラム会長ら総勢40名のレスラーが参戦し、インディープロレスの祭典さながらの様相を呈した。

 試合前、大仁田は対戦相手のカーベル伊藤に神妙な面持ちで「今の全日本プロレスをどう思うか?」と問いただした。株式会社カーベルは、全日本プロレスのメインスポンサー。そのため、古巣の昨今のお家騒動を憂えむ大仁田が声をかけたのだ。大仁田の問いかけにカーベルは、「社長は、会社のためを思って考えて行動するもの。福田社長も、何か狙いがあって行動していると思いたい。これはあくまで予想ですが、誰にも考えを伝えていないから、協力者が得られていないんじゃないですかね。」と話した。

 大仁田は「全日本プロレスは俺の古巣。実家みたいなもの。実家がもしなくなったら寂しいじゃないか。カーベルさんよ、なんとかしてくれよ。」と嘆願。するとカーベルは居合わせた佐藤光留と話し、「大仁田さんの持ってるのアジアタッグのベルト、俺らの方が似合うと思います。」と突如好戦的な発言を投げかけると、大仁田は「いつでもやってやるよ。」と不適な笑みを浮かべた。大仁田は、「ホルモン焼 福PRESENTS~セミファイナル~ストリートファイト8人タッグマッチ」に特別参戦し、リッキーフジ、HASEGAWA、ミス・モンゴルと組み、 カーベル伊藤、藤田ミノル、あべけんじ、THEよっちゃん組と対戦した。

 試合は序盤から会場中を巻き込む、ハイスピードの縦横無尽ストリートファイト。カーベルが大仁田を竹刀でメッタ打ちすると、今度は大仁田がカーベルを捕え、大コールの中テーブルパイルを決めるなど、一進一退の攻防。最後は毒霧をくらったTHEよっちゃんを、HASEGAWAがデスバレーボムで沈めた。

 試合後のリングで大仁田は「カーベル!すごい儲けてるそうじゃないか!今や全日本プロレスは風前の灯。お前買えよ、全日本。昔のいい時代の全日本を取り戻してくれよ。」と話すとカーベルは、「買おうかな(笑)」と会場の笑いを誘った後、「俺が欲しいのはこのアジアタッグのベルトだ。大仁田厚のフィールドに俺が入り、ストリートファイトでも、電流爆破でも受けて挑戦させくれ。」と話し、2人は抱き合った。

 全日本プロレスをめぐり、ジャイアント馬場の付き人、全日本プロレス新弟子1号の大仁田を台風の目として、外野でも動きがありそうだ。

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