大仁田厚のドキュメンタリー映画『ファイト』の公開記念イベントに大仁田とブル中野が登場!大仁田のプロレス人生50年間を「好きなことを好きにやれるということは、とても素敵で幸せな瞬間」と振り返る
2024年4月にデビュー50周年を迎えた現役プロレスラー、大仁田厚のドキュメンタリー映画『ファイト』(全国順次公開中)の公開記念イベントが12月7日(土)シネマート新宿にて開催。主役の大仁田厚と、出演者のブル中野が舞台挨拶に登壇した。
プロレス界に革命をもたらした電流爆破のカリスマ・大仁田厚の生き様を中心に、〝何かと戦っている人々〟を多角的に映し出していく本作。
上映終了直後の興奮冷めやらぬまま、集まったファンの拍手を浴びながら大仁田厚がステージに登場。プロレス人生50年間で通算7の引退を数える大仁田は、「普通のプロレスをやっていたら負けるから、勝つためにはどうすべきか試行錯誤を重ね、電流爆破を考案。その試合のなかでも印象深い選手として高山善廣、曙さん、長州力の名を挙げた。「紆余曲折の人生は色々あるけれど、好きなことを好きにやれるということは、とても素敵で幸せな瞬間」だとしみじみ語った。
続いて、「極悪同盟」として空前の女子プロレスブームを巻き起こし、日本人女子プロレスラーとしては初快挙となる「WWE殿堂入り」を果たした女帝・ブル中野が登場。
大仁田が「急にみんな写真を撮り始めた、僕の時は誰も写してくれてない...」とスネた表情を浮かべると、ブルから「大仁田さん!ドキュメンタリー映画の公開おめでとうございまーす!」と言われて照れた表情に。現役時代115kgもあったブルは現在55kgのスリム体型になったきっかけを「プロゴルファーになるためだった」と明かし、今の目標は「本名の青木恵子として、ブル中野には負けたくない」と語った。
落ちては這い上がりの人生を送ってきた大仁田から「〝持続〟させるのが一番大変。欲張らないことが一番良い」と諭されことを明かし、「全てが勉強になりました」とトークを締めようとすると、すかさず大仁田が「たまには欲張る時もあるよ、食べ物とか(笑)」と茶目っ気を見せつつ、「でも結局、自分の人生を楽しいと思えば、必ず自分に楽しさが返ってくる」と締めくくった。リングの上ではなく巨大スクリーンの前でトークバトルを繰り広げた大仁田厚とブル中野。最後は来場者一人一人と挨拶を交わし、東京での舞台挨拶を終えた。