大仁田厚とミスター・ポーゴが地獄のデスマッチで激突!アメリカで電流爆破マッチを行う大仁田が「色んな所が電流爆破に失敗してくれて俺の評価が上がった」

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 12日、神奈川県・鶴見青果市場にてFMWE第3戦が開催され、保坂秀樹さんの追悼試合が行われ、大仁田厚とミスター・ポーゴが地獄のデスマッチを行った。

 FMWEとは、“電流爆破”を商標登録している大仁田厚が今年7月に旗揚げした新団体。
 かつてのFMWに“Explosion(爆発)”のEを加えた団体名とし、爆破・ハードコアに特化した試合の提供や、インターネット配信で全世界に電流爆破を届けることをコンセプトに掲げている。

 “ミスター・ポーゴ”の名は、初代であった関川哲夫さんが2017年6月にこの世を去ると、保坂秀樹さんが二代目を襲名して受け継いできたが、保坂さんも今年8月に逝去。その後、初代の愛弟子であるシャドウWXの夢に初代が現れ「俺の30年前の大阪での仇を取ってくれ」と語りかけたことにより、シャドウWXは「ポーゴさんの魂を受け継いで、シャドウWXの名は捨てて、ミスター・ポーゴを名乗る。師匠の名を永遠のものにするために」と8月15日のFMWE第2戦からリングネームを改めている。

 この日のメインイベントでは、本来は大仁田厚&鈴季すずvsアブドーラ小林&世羅りさの電流爆破戦が行われる予定であったが、戦前の記者会見でポーゴが乱入して決着戦を要求したことによって急遽2人の一騎打ちに変更。
 2本の有刺鉄線電流爆破バットに加え、北・東・西側のロープに有刺鉄線と爆弾が仕掛けられ、南側場外には巨大な有刺鉄線バリケードマット地雷爆破ボードが設置されるというリング内外の全てが爆発物にまみれた“地獄のデスマッチ”で試合が行われた。


 大仁田が革ジャンを投擲して奇襲し場外でのイス攻撃で優位を取り、リングに戻してポーゴをロープに叩きつけるも、機材トラブルによって爆破は不発。
 運に助けられたポーゴは鎖鎌の鎖の部分で大仁田の首を絞め上げながら鎌の部分で大仁田の顔面や背中をグリグリと抉っていき、大仁田は大出血。ポーゴが電流爆破バットで大仁田の顔面をフルスイングすると、大仁田は場外の地雷へと転落。とてつもない閃光、爆風、爆音、熱波、そして白煙が会場を包み大仁田の生死に不安が集まった。
 生き延びていた大仁田がなんとかリングに戻ると、ポーゴは容赦なく電流爆破イスで大仁田の頭を殴りつけ、再び電流爆破バットを手に取るが、大仁田は毒霧噴射からバットを奪い取ってポーゴの顔面に一撃。これがクリーンヒットし、大仁田が死闘を制した。

 試合後、大仁田とポーゴは固く握手を交わして健闘を称え合うが、ここに勝手に試合順&相手を変えられたことに激怒していたアブドーラ小林が煙草を吸いながらリングに上がり、「好き勝手やりやがって!いつまでもお前の時代じゃねーんだよ!」と大仁田を有刺鉄線バットで襲撃。
 ポーゴは大仁田を救出するかと思われたが、なんと大仁田に向かってビッグファイアを噴射。火だるまになった大仁田を2人で踏みつけ、共闘を予感させながら荒々しく退場していった。

 その後、マイクを取った大仁田は「すいません、ブッチャー(アブ小)の言ったのはほんとのことです。俺は勝手です。ただ、短い人生どこまで生きるかわからないけど、自分勝手に生きるのを皆さん許しください。皆さん×3、火が熱いです。誰かが書き込んでました。『熱くないだろう』と。熱いに決まってるじゃないですか!みなさん今日は、コロナの中、ありがとうよ!おい!元気ないよ。コロナに負けるぞ。おい!×12コロナに巻けるな!1!2!3!ファイヤーッ!ありがとよ!」と叫んで大会を締めた。

 試合後、大仁田は10月31日にFMWEと米団体・H2Oとの共崔でニュージャージー州アトランティック・シティの某球場にて電流爆破マッチを行うことを語り、「色んな所が電流爆破に失敗してくれて俺の評価が上がったってことだ。日本の電流爆破をアメリカに。これは30年来の自分の夢でした。全米PPVでメイドインジャパンの本当の電流爆破が行われます」とぶち上げた。
 そして、「10月24日、ブッチャーとポーゴのタッグチームに、僕がそれなりの人間を用意しますんで」と、次回大会で新戦力を投入して因縁に終止符を打つことを宣言して去っていった。

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