大谷晋二郎が“山本喧一の弟子”岩崎孝樹との熱闘を制し「お前がプロレスラーになってくれたおかげで26年前の続きができた」
CyberFight傘下のガンバレ☆プロレスが9月12日、東京・板橋グリーンホールで「ハーレーダビッドソン&マルボロマン2021」を開催。メインイベントでは同団体にレギュラー参戦中でホットジャパンの大谷晋二郎(ZERO1)が岩崎孝樹とのシングルマッチでの熱闘を制した。
岩崎はUWFインターナショナルなどで活躍した“ヤマケン”こと山本喧一さんが主宰したジム「パワー・オブ・ドリーム」の門下生。大谷は新日本プロレスとUインターの全面対抗戦で、その山本さんとバチバチにやり合った間柄。長い月日を経て、山本さんの弟子とガンプロのリングで対峙するに至った。
序盤レスリングの攻防でスタートし、エルボー合戦から、岩崎がキック連打。大谷は腕に集中砲火を浴びせると、顔面ウオッシュ。背中へのサッカーボールキックでやり返した岩崎は、ダブルアーム・スープレックス、テキサス・クローバーホールド、逆片エビ固めで猛攻。大谷も投げ捨てジャーマン、腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。15分過ぎ、壮絶な張り手、エルボーの応酬となり、岩崎は三角絞め、ハイキック、PKと波状攻撃にいくも、大谷はラリアットからチキンウイング・アームロック。さらにラリアットからコブラホールドで絞め上げてギブアップを奪った。
先に岩崎が退場すると、左腕を傷めた様子の大谷は「岩崎! いや孝樹、オマエと出会えてよかった。オマエがプロレスラーになってくれたおかげで、26年前の続きができました」と言葉を送ると、「毎回毎回、刺激的なカードを。ガンプロ、最高だね。所属ではないかもしれないけど、レギュラー参戦しているから、ガンバレ☆プロレスの一員です。これからもガンプロのメンバーと一緒に一生懸命なプロレスをして、へこたれそうな気持ちになっている皆さんに、元気を与えるプロレスを続けていきたいと思います。本日も温かいご来場、心の底からありがとうございました」と感謝の意を述べて引き揚げた。
また、9月25日の後楽園大会で20周年記念試合(大家、木高イサミ組VSHARASHIMA、真霜拳號組)に臨む大家は「20周年記念試合って言われていて、今まではプレ20周年記念試合で、どういう人間を相手にしてきているかと言ったら、シングルマッチで勝ったことない人間を相手にしてきてる。今日は確かに負けました。でも20年間やってきても超えられなかった壁を乗り越えることで、何かさらに一つ上に俺がいけるんじゃないかということを感じて、カードを組んでます。今日また、ガンバレ☆プロレスを立ち上げたようなときの気持ちで『プロレスをメジャースポーツにしたい』と。仲間が増えて会場の規模も後楽園ホール、今年は2回やってる。まずはプロレス界のトップに立つこと。DDTにもノアにも新日本プロレス、WWE、AEWにも負けない、ガンバレ☆プロレスをつくっていきたいと思ってます。9月25日、後楽園ホール大会はその足掛かりにしたい!」と意気込んだ。