BILLYと大仁田厚が2023年1・14にロック&プロレスの祭典をオールナイトで開催!“音楽の聖地”クラブチッタ川崎で初の電流爆破が実現
「映画BUGSⅡ製作実行委員会」が11月8日、東京・巣鴨のプロレスショップ闘道館で記者会見を開き、ロックバンド㏕9のボーカル・BILLYと“邪道”大仁田厚がタッグを結成し、2023年1月14日深夜にオールナイトで、神奈川・クラブチッタ川崎でロックとプロレスのコラボイベント『BILLY Produce CLUB CITTA 初電流爆破デスマッチ×ROCK 音楽と映画とプロレスのバトルロイヤル~BUGS FACTORY FESTIVAL 2023』(映画『BUGSⅡ』製作実行委員会主催)を開催することを発表した。
今からさかのぼること31年前の1991年8月17日、佐賀・JR九州鳥栖駅東隣接地で大仁田率いるFMWが『炎のバトル~FMW&ロック IN 鳥栖』を開催し、48,221人(主催者発表)の観衆を動員した。当時、FMWのファンでプロレスラーを志したこともあったBILLYは「いつか自身の手でプロレスとロックを融合したイベントをやりたい」との思いを胸に秘めていたという。
多才な才能を持ち合わせるBILLYはミュージシャンとしてのみならず、映画監督、俳優としても活動。今年10月に劇場公開した映画「BUGSⅡ」でBILLYは監督、脚本家、主演俳優と3役を務めたが、同作に悪役のローグタダオ役で大仁田を起用。撮影後、大仁田から「ロックとプロレスのイベントをどこでやりたい」と持ち掛けられ、2人は意気投合し、この企画を温めてきた。
そんななか、BILLYは7月と9月に大阪で行われたFBWファイヤープロレスの大会で大仁田のセコンドに就いた。その際、再三にわたって大仁田と敵対するミスター・ポーゴに暴行を受け、電流爆破バットで殴られたり、電流爆破地雷ボードにポーゴと道ずれで落ちたりして、“打倒ポーゴ”に向け火がついていた。
今イベントでミュージシャンとしても出演するBILLYだが、“プロレスデビュー”を決意し、メインイベントで大仁田、佐藤光留とトリオを結成し、ポーゴ、怨霊、花畑正男(立花誠吾改め)組と、「ストリートファイト電流爆破バット+両軍新爆破アイテム持込み+エニウェア電流爆破6人タッグデスマッチ」で激突する。
川崎の地はFMW、大仁田にとっての“聖地”であり、クラブチッタ川崎はミュージシャンにとって“音楽の聖地”で、ロックと電流爆破のコラボイベントを開催するにはまさにうってつけの会場だ。
大仁田は「31年前にやったんですけど、ロックとプロレスの合体で新たにやりたいなと。クラブチッタでは初の爆破で楽しみで、ワクワクしてます。電流爆破とパンクロックの世界は融合すると思う。鳥栖のときとは規模が小さくなりましたけど、圧縮された世界、密度の濃い世界をつくりあげられるんじゃないかと思います」と意欲。
BILLYは「何が起きるか分からない刺激的なイベントにしたい。規模的には1000人くらいですが、逆に1000人くらいしか体験できない貴重な1日になると思います。1回で終わるのか、規模がデカくなって、旧川崎球場(富士通スタジアム川崎)に行けるのかチャレンジです」と意気込んだ。
もともと少林寺拳法をやっていたBILLYは、現在はRIZINにも参戦した昇侍と総合格闘技の練習をしており、今後はウエイトトレーニングでパワーアップさせて、デビュー戦に臨む腹づもりだ。
また、女子プロレス枠で関口翔とシングルマッチを行う真琴は「世間ではプロレスと言うと男子プロレスを想像する方が多いと思います。この機会に男子とは違った華やかさ、技のえぐさ、ドロドロとした感情のぶつけ合いとかを、女子プロレスを見たことがない方に見せて、“面白い”と思ってくれる方を増やしたい」、「BUGSⅡ」出演者で、今イベントにも出演するRADIOTSのYOSHIYAは「BILLY君から、『BUGS』の関連で出てくれないかということでメチャクチャうれしかった。即答でOKしました。パンクロックの情熱と、プロレスの闘魂と情熱が一緒になって、最高のリアクションで爆破できたらいい」とコメントした。
なお、プロレスは5、6試合を予定、ライブにはBILLY(mil9 )、LÄ-PPISCH(MAGUMI AND THE BREATHLESS)、KEITH(ARB トリビュートバンド)、RADIOTS、ザ・マスミサイル、こおりさわ、THE DEADROCKS (TATSU=GASTUNK、RIKIJI =OBRIVION DUST、KEI =GASTUNK)の7組が出演。試合とライブが交互に行われ、1月14日の24時半(午前0時半)にスタートし、始発電車が出る頃には終演する予定。