大仁田厚が新団体『FMWE』を7・4鶴見で旗揚げ!爆破に特化し全世界に向けネット配信へ

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 “邪道”大仁田厚が新たなチャレンジに打って出る。

 5月6日、大仁田がリモート会見を行い、新会社「株式会社FMW」(福岡市、共同代表=加治木英隆、大仁田)を設立し、新プロモーション「FMWE」の旗揚げ戦「インデペンデンス・デイ」を7月4日、神奈川・鶴見青果市場(横浜市、12時開始)で開催することを発表した。

 「FMW」はいうまでもなく、大仁田が89年に創設した団体の名称で、「E」は「explosion(爆発)」の頭文字から取ったもの。大仁田がおもしろいと思ったことを取り入れ、ファンに楽しんでもらえる試合を提供したいという「原点回帰」への思いが込められている。「FMWE」では名称通り、電流爆破デスマッチを主軸にして、全世界に向けてインターネットでの動画配信にも力を入れていく。

 新プロモーション設立にあたって、大仁田は「先日、米フロリダでAEWが行った電流爆破デスマッチを、世界で100万以上の人が見たという。それを見た人たちから、『ぜひ大仁田の電流爆破を見たい』とのリクエストがたくさん来ました。それで、FMWEで爆破に特化した団体をやってみよう、全世界に発信しようじゃないかと考えました。Explosion=爆破、ハードコアを追求してみようじゃないかと。30年前に爆破を初めて行ったときに、見た人に衝撃を与えた。米国に行ったときも、何千という人から、『本当の電流爆破を見たい』というリクエストがありました。そんななか、米国で実現させたい夢がありました。このコロナ禍において、夢がどんどんふくらんできて、やってみようじゃないか、アクションを起こしてみよう、一歩踏み出してみようと思いました。加治木社長とはプロレス会場で会って、プロレスが大好きでこの人とならやれるんじゃないかと思いました」とコメント。

 スポーツ施設事業で、数多くのフィールドの企画提案、設計、施工、維持管理を手掛けるコウフ・フィールド株式会社のオーナー社長を務める加治木氏は「スポーツ畑で、プレーする楽しさ、見せる楽しさがある。スポーツエンターテインメントを手掛けてきて、何でもありのFMW。エクスプロージョンのEには、エンターテインメントの意味もあると思ってます。コロナ禍に沈むなか、スポーツのもつ力を日本、世界に発信して、元気にしたいと、賛同しました。プロレスエンターテインメントを盛り上げたい」と熱く語った。

 名称について、大仁田は「外国人に聞くと、FMWはブランドなんです。FMWというロゴを使って発信した方が世界の人もわかりやすい」と説明。参戦選手に関しては、「多方面に闘いを挑んでいこうと。拒否する団体もあるかもしれないし、拒否しない団体もあると思う。上がりたいヤツは上がれ。ハードコア好きなヤツは上がれ。プロレスに定義はない。何がストロングスタイルなのか、何が普通のプロレスなのか。お客さんがアリーナに来てくれて、熱狂してくれて、楽しんでくれる。それを提供するプロレスをしたい」(大仁田)と発言。

 さらに大仁田は「新しいタレントを発掘したい。AEWの女子の試合で大流血して闘って世界中で絶賛された選手がいた。女子、男子の隔たりはない。一昨年だったか、『レッスルマニア』でメインを取ったのが女子ですから。昔みたいに『女子がやっちゃいけない』という時代じゃない。どんどんハードコアの神髄を極めたい。幅広い意味で女子もまだまだいますから」と話し、性別の垣根を取り払う意向だ。

 最後に大仁田は「今新しい会社を立てようとか、尻込みする。コロナに負けたってしょうがない。前に進もうよ。みなさんが求めるものを提供していく。こんな時代だから一歩進もう、負けちゃいけない。原点回帰、パワーを感じてもらったら。7月4日にしたのは、米国の独立記念日だから」とコメントした。

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