17歳のMMA天才児が王座を狙うも伝統派空手の達人が阻止!南友之輔がGLADIATORバンタム級王座初防衛!

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 30日(日)、大阪・176boxGLADIATORにて『BODYMAKER presents GLADIATOR 033』が開催。年内最終戦のメインイベントで、バンタム級王者南友之輔に17歳の天才MMAファイター、ルキヤが挑戦した。

 BRAVE所属の南友之輔は剛柔流空手出身でMMAに転向後6戦無敗の25歳。6月のGLADIATOR 031にて竹中大地が返上し空位となったバンタム級王座を巡りBLACKCOMBATバンタム級2位のパク・ソンジュンと王座決定戦で争い判定3-0で勝利しバンタム級王座に戴冠。7戦目の今回が初防衛戦。

 正道会館のルキヤはプロデビューから4連続1RKO勝利してきた恐るべき17歳。4月のGLADIATOR 030にベテラン神田T800に一本負けで初黒星を喫したが6月の再起戦でSMOKERGYMの宮川日向と壮絶な喧嘩マッチの末2RKO勝利。天才的な瞬発力と驚愕の身体能力、観客を惹きつけてやまない天性の華を武器に最速でタイトル戦に駆け上がって来た。


 ストライカー同士の闘いは1Rから壮絶な打撃の応酬に。無謀な距離の詰めからバックハンドブローで飛び込むルキヤ。良く見て退いた南をなおも追撃するが南がルキヤの顔面に右ストレートを連続で叩き込む。さらに左フック、ワンツーと立て続けに被弾したルキヤが鼻から出血。さらに顔面にパンチを入れられたルキヤががむしゃらに振っていき本能的な瞬発力で南に右ストレートを当てて首投げ。ラバーガードからパンチ連打。抜け出した南が上になり肘を落とす。鼻血が止まらず終始口が開いた状態で苦し気なルキヤ。2R、顔面が腫れて来たルキヤの足元がふらついている。南の左のジャブから飛び込んで組んだルキヤがボディに膝。南の顔面にも膝を入れるが消耗の激しさからか次の攻撃に繋ぐことが出来ない。南の見えない左右ストレートがルキヤの顔面に連続ヒット。顔面がサンドバッグ状態。口で荒く息をしながら気力のみにて持ちこたえているかのルキヤ。3R、凄まじい顔相のルキヤが咆哮。打ち合いから南が組んでダブルレッグからテイクダウン。ルキヤが下からギロチンチョーク!頭を抜き南が立ってテイクダウン。ケージを使って立ち上がったルキヤをなおも倒してサイドからパウンド。力尽きたルキヤを見て取りレフェリーが試合を止めた。

 正確にパンチをヒットさせほぼ無傷でタイトルを防衛した王者南と顔相が変わり果てたルキヤ。南が17年の伝統派空手の稽古で培ってきた体感速度から繰り出されるパンチの精度と威力、鉄壁のディフェンス能力が勝敗を分けたか。南のパンチのスピードは肉眼で追いきれないほど速かった。しかもその精度の高さと破壊力のほどはルキヤの顔面の崩壊状態からも明白だ。

 ルキヤにはむしろこれから先の長いキャリアを視野にディフェンス能力をしっかりつけて欲しい。

 壮絶な死闘を制し王座を防衛した南は「いままで僕の組の展開を見せることが出来ていなかったんですが、今回そういう展開も見せられて、成長している姿も見ていただけたと思います。ここから僕はこのベルトをひっさげて世界と闘っていくのでこれからも応援よろしくお願いします」と世界への挑戦を宣言した。

『BODYMAKER presents GLADIATOR 033』
日時:2025年11月30日(日)
開始:13:00※オープニングファイト12:30開始
会場:大阪・176BOX
▼GLADIATORバンタム級タイトルマッチ5分3R
○南友之輔(BRAVEGYM/第10代GLADIATORバンタム級王者)
3R4分11秒 TKO ※パウンド
●ルキヤ(正道会館 大河道場)

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年12月
« 11月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

月別

ページ上部へ戻る