喧嘩番長國頭武完全復活!鉄槌ラッシュでフェザー級タイトルにまた一歩近づく

21日、大阪庄内176boxにて『BODYMAKER presents GLADIATOR 032』が開催。前回6月に行われたGLADIATOR031で韓国の名門総合格闘技ジムとして知られるウィンサムMMAから参戦のMMAファイターを肩固めで秒殺し、連敗からの復活劇を成し遂げた國頭武がGLADIATORのフェザー級でしのぎを削ってきた石田拓穂を迎え討った。
2011年にプロデビューした國頭は広島の格闘技道場BRUST所属。プロフェッショナル修斗で戦績を重ねながら実力を培ってきた。2023年にはTORAO 30(プロフェッショナル修斗・広島大会)のメインイベントで神田T800周一(パラエストラ広島)と西日本バンタム級最強決定戦で激突したが、判定2-1で惜しくも敗れた。前回6月の大会で國頭は階級をフェザー級に戻して初陣を見事な一本勝ちで飾った。
石田はGLADIATORと修斗で4連勝したあとフェザー級に転向、2024年3月のチハヤフル・ヅッキーニョス戦では、ヅッキーニョスに1RKO負けしたが健闘が評価されこの年のフェザー級挑戦者決定トーナメントに選出されている。

ケージインから眼光鋭く凄みを効かせた國頭が、試合開始早々パンチを繰り出しながら距離を詰め石田をケージに圧していく。すかさず体勢を入れ替えた石田だったが体を離して中央に闘いの場を戻す。飛び膝を國頭に体ごとガッチリブロックされるとすかさずトリッキーにスピンキックから左ストレートを当て國頭にケージを背負わせる。離れた石田に國頭が左ストレートを見舞う。1Rはグラップラー同士がスタンドで打ち合う展開。
2Rにはいると石田の動きを読み切った國頭がジャブで石田を誘因、ダブルレッグで捕えケージに押し込んで肘を落とす。離れた石田に國頭が再度ダブルレッグでケージに詰める。体を入れ替える石田。離れてスタンドで打ち合う。石田のバックハンドブローが國頭の頭部をかすめたあと狙い定めた國頭の左が石田の顎にスマッシュヒット。ダウンした石田にパウンドラッシュでレフェリーが試合を止めた。
寝技のテクニックに長けるファイターは、打撃戦もキレとパワーがあるということを見せつけてくれた試合だった。GLADIATORフェザー級戦線に國頭あり。完全復活の國頭が2R残り時間11秒で死闘を制し連勝で存在を強く印象付けた。
『BODYMAKER presents GLADIATOR 032』
日程:2025年9月21日(日)
開始:13:00(オープニングファイト12:30~)
会場:大阪・176box
▼第14試合 GLADIATORフェザー級5分3R
●石田拓穂(総合格闘技道場Reliable)
2R 4分51秒 TKO※パウンド
○國頭 武(BURST)