【試合詳細】7・7 GLADIATOR大阪大会 【バンタム級王座】竹本啓哉vs竹中大地 チハヤフル・ズッキーニョスvs中川皓貴 ダギースレン・チャグナードルジvsアドニス・セビジェーノ

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『BODYMAKER presents GLADIATOR027』
日程:7月7日(日)
開始:13:00(※オープニングファイト12:30開始)
会場:大阪・176box
観衆非公開

▼オープニングファイト GLADIATORフライ級 5分1R  
○藤原浩太(KING GYM KOBE)
判定3-0
●小早川大地(毛利道場)

▼第1試合 GLADIATORライト級 5分2R
○磯嶋祥蔵(N★TRUST)
判定3-0
●友實竜也(ゼロ戦クラブ)

▼第2試合 GLADIATORバンタム級 5分2R
○ルキヤ(正道会館 大河道場)
1R 45秒 TKO
●上野滉太郎(THE BLACKBELT JAPAN)

▼第3試合 GLADIATORフェザー級 5分2R
○野口蒼太(SMOKER GYM)
判定3-0
●鶴屋健人(THE BLACKBELT JAPAN)

▼第4試合 GLADIATORフライ級 5分2R
○カーヴィ(BURST)
判定3-0
●しゅんすけ(OSC)

▼第5試合 GLADIATORバンタム級 5分2R
○上田祐起(総合格闘技道場reliable)
2R 2分21秒 RNC
●福井竜郎(BRAVE FIGHT CLUB)

▼第6試合 GLADIATORフライ級 5分2R
○澤田政輝(矢田道場)
1R 1分9秒 RNC
●古賀珠楠(スタジオSTYLE)

▼第7試合 GLADIATOR 81kg契約 5分2R
○森井翼(LIGHT CLUB)
判定3-0
●織田ジュラシックII(総斗會 三村道場)

▼第8試合 GLADIATORバンタム級 5分2R
○土本暉弘(総合格闘技Asura)
判定3-0
●藤原克也(SMOKER GYM) 
※第9試合開始前に佐々木信治よりGLADIATOR櫻井雄一郎代表にベルトの返還と挨拶が行われた。

▼第9試合 GLADIATORフライ級 5分3R
○オトゴンバートル・ボルドバートル(Shandas MMA Fitness Center/モンゴル)
1R 2分59秒 TKO
●和田教良(ガイオジム)

▼第10試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメントリザーブマッチ 5分3R
○水野翔(スタジオSTYLE)
判定2-1
●田口翔太(総合格闘技Asura)

▼第11試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメントリザーブマッチ 5分3R
○パク・サンヒョン(MMA Story/韓国)
2R 1分17秒 TKO
●ハンセン玲雄(総合格闘技道場reliable)

▼第12試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝 5分3R
○チハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)
判定2-1
●中川皓貴(総合格闘技道場reliable)

▼第13試合 GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝 5分3R
○ダギースレン・チャグナードルジ(shandas Devjee/モンゴル/MGL-1フェザー級王者)
判定2-1
●アドニス・セビジェーノ(チームラカイ/フィリピン)

▼第14試合 GLADIATORバンタム級タイトルマッチ 5分3R
【王者】●竹本啓哉(ALIVE/第5代・8代GLADIATORバンタム級王者)
判定3-0
【挑戦者】○竹中大地(パラエストラ和泉)
※竹中が第9代バンタム級王者に

竹中大地がGLADIATORバンダム級新王者になりRIZIN参戦要求!チハヤフルとダギースレンがフェザー級挑戦者決定トーナメント準決勝へ!佐々木信治がライト級ベルトを返還

オープニングファイト

 つば競り合いのように拳を合わせたあと小早川が左ハイ。前に出て距離を詰め左インロー。小早川の左に藤原が右を合わせる。一気に詰めて小早川に金網を背負わせる藤原。体を入れ替え豪快に倒して小早川の上になる。小早川が下から三角締めを狙うが切った藤原が小早川の足を掴んで再び金網へ詰めてヒザ。
 藤原が押し勝って3-0の判定勝利をおさめた。

第1試合

 1R、友實が右ロー、左インローと先制も磯崎がバックを取って友實を崩して後ろからパウンド。亀になる友實を仰向けにしてリアネイキッドの体勢。凌ぐ友實の後ろから磯崎がパウンド。ゴングに救われる友實。
 2R、友實が右ロー。磯崎がシングルレッグで友實に金網背負わせ押し込む。体勢を変えようともがく友實を巧みに引き込んで金網際でまたもバックを取った磯崎が後ろからパウンド。切ってスタンドの友實を詰めて金網背負わせる。ゴング。
 3-0で磯崎が圧勝した。
 

第2試合

 1R、滑り込むようにルキヤの懐へと突進した上野。焦らず体を入れ替えたルキヤがパウンドラッシュで一気に勝負を決めた。
 アマチュアGLADIATOR時代からルキヤの成長ぶりを見守ってきた櫻井会長がマイクを手渡すと「お疲れ様です!次も勝ちますんでよろしくお願いします。オス!」と、フレッシュな挨拶で締めた。

第3試合

 1R、両者ともにオーソドックス。鶴屋の右。野口がジャブ。鶴屋がワンツーで野口を詰める。鶴屋の連打に野口がダブルレッグでテイクダウン。亀になる鶴屋。立って左右打ってくる鶴屋を組んでバック狙う野口。
 打ち合う鶴屋が鼻から出血も凄み滲ませ前に出続ける。野口が跳びヒザで鶴屋に金網背負わせ右。
 2R、野口の右ロー。鶴屋が前蹴り。野口の右を貰うが左右放って退かずに攻めの姿勢貫く鶴屋。右カーフから組んだ野口がパウンドとヒザ。ひるまず左右打ち込んで前に出続ける鶴屋。組んで動きを止める野口。亀の鶴屋にセコンドから激が飛ぶ。スタンドで派手に打ち合いゴング。
 判定3-0で野口に軍配。

第4試合

 1R、しゅんすけが右ロー。カーヴィがテイクダウンしてヒジを落とす。
 2R、カーヴィが右フック。シングルレッグ。テイクダウン。金網背負うしゅんすけを詰めるカーヴィがテイクダウン、しゅんすけに鉄槌落とす。ゴング。
 3-0でカーヴィの判定勝利。

第5試合

 1R、サウスポーの上田にオーソドックスの福井。福井が右インローから右ストレート。福井が左右ローキック連打。上田に金網を背負わせ左ハイキックからテイクダウン。
 上田がリアネイキッドチョークを狙う。福井がしのぎ切る。
 2R、福井が左ロー。大振りのフックは空を切る。右インローも当たらず。上田が左ハイキックからテイクダウン、リアネイキッドチョークを決めた。

第6試合

 1R、両者ともにサウスポー。古賀が右ジャブ、左ストレートで出ると澤田はワンツー、左ストレートからマウント。古賀の背中に乗っかりリアネイキドチョークで瞬殺。
 試合後澤田は「初めてのマイクで緊張していますが、2連敗から勝てたんで良かった。」と言葉少なく初マイクをまとめた。

第7試合

 1R、両者ともオーソドックス。織田が前に出る。金網を背負わされた織田がヒジを落とす。森井がワンツー。織田がスイッチ、サウスポーからオーソドックスに戻し森井を金網に詰める。森井が体を入れ替え金網を背負わされる織田。
 2R、織田がサウスポーにスイッチしてフックを当てる。森井がヒザ。織田が鼻から出血してドクターチェックチェック。試合が再開すると森井が右ストレートで前に出ていきダブルレッグで織田を詰めパウンド。ゴング。
 3-0で森井の判定勝利。

第8試合

 1R、オーソドックス同志の土本と藤原。ともにローで距離を取る。藤原が圧かけ金網へ。離れる土本。土本のサイドキックを藤原が掴む。藤原の左に右を当てる土本。蹴り足を掴む土本。足を抜いた藤原が飛び込む。ゴング。
 2R、右カーフで前に出て左フックで攻める土本だったが左瞼をカットして大出血。ドクターチェックで止血する。時間が経過。出血が止まって試合が再開するとテイクダウンの攻防。土本を突き放す藤原のインローに右ローを返す土本。テイクダウンもスタンド。すぐに藤原がテイクダウン。土本が離れて打ち合い。左を当てた土本がダブルレッグ。藤原が切って左右からのローで前に出る。打ち合い。倒れた藤原に土本が鉄槌。突き放した藤原に土本が「来いよ!」と激昂。ゴング。
 土本が流血の危機を乗り越えて3-0で判定勝利した。

佐々木信治によるベルト返還&WARDOG新代表挨拶

 第9試合開始前に佐々木信治よりGLADIATOR櫻井雄一郎代表にベルトの返還と挨拶が行われた。

佐々木信治「ご無沙汰をしています。BURSTの代表の佐々木信治です。この度ベルトを返還させていただくことになったのですが、自分は海外の試合で大きい怪我をしまして、復帰出来ないかなと思ってて、それでも練習をしていました。正直どこの団体も復帰戦を、僕を使っていただけない時期がありました。そんな中で櫻井さんが僕を使ってくれて戻ってくることが出来ました。本当にGLADIATORにはめちゃくちゃ感謝しています。GLADIATORがなければいまの僕もなかったと思うし、復帰してから地元である大会に戻ること、RIZINにもう一度出ること、もう一回海外へ戻ること、この3つの目標を叶えさせてくれたのはGLADIATORの櫻井代表のお陰だと思っています。櫻井さんは見た目は怖いですが、本当に心から信頼出来る人だと俺は思っています。なのでGLADIATORに出ている選手は全員わかってると思いますが、自分のように本当に今日の試合が正直最後になるかもしれません。そういう可能性は絶対あります。なので一戦一戦命懸けて試合することが自分のためにもなるし、代表の櫻井さんへの恩返しになると思います。チャンピオンで海外で試合して、結果最後負けてしまいましたが、ベルトを返還して、今後は裏方としてでもGLADIATORを支えて協力して頑張っていくので、これからも会場で見かけたら元チャンピオンということで声をかけてください。よろしくお願いします。ありがとうございました」
櫻井雄一郎「GLADIATOR代表の櫻井です。2020年にコロナになってから興行開催出来なかった時期を越えて、佐々木信治さんに無理がなければということでオファーをかけさせていただいて、コロナが明けて約1年ぶりのGLADIATOR013大阪大会に出場していただいて勝利してライト級王座のベルトを巻いていただきました。そこからチャンピオンとして選手活動をしていただいて団体のことを考えていただいて心から感謝しています。次のまたこのベルトを巻く挑戦者を発表します。今後も佐々木信治選手と手を繋いで一生懸命頑張っていきたいと思います。三年半ありがとうございました」

 続いて入れ替わりケージインしたWARDOG新代表の今村豊より代表就任の挨拶が行われた。
今村豊「こんにちは!WARDOGケージファイト新代表になりました今村豊です。よろしくお願いします。こんな大きな舞台で挨拶をする時間をくださいまして、櫻井代表ありがとうございました。これから櫻井会長のお力をお借りして、頑張って大阪の格闘技界を盛り上げてまいりますので、よろしくお願いします!」

第9試合

 オトゴンバートル・ボルドバートルとNavEのカードは、NevE選手のヒザの負傷が癒えず再度の延期が決定した。
 オトコンバートルの試合が流れないようにと対戦相手を探していたところ、和田が承諾した。和田は試合前に実は一度オファーを断ったことを明かした上で「負ける覚悟を持って勝ちに行く」と語った。
 一方のオトゴンバートル・ボルドバートルは「3月大会が終わった直後から次の試合に向けて練習を重ねてきていますが、決勝戦が10月大会まで延期されたことは残念に思っています。しかし、GLADIATORが7月大会でワンマッチを組んでくれたのでとても感謝しています。また和田選手も試合を受けてくれてありがとうございます。7月7日は良い試合になるよう頑張ります」と試合が組まれたことに感謝を述べた。
 1R、和田の右ロー。オトコンバートルは後ろ廻し蹴り。和田にテイクダウンも立った和田が右ロー。オトコンバートルは連打からパウンド。立ち上がって金網に詰める和田を突き放したオトコンバートルが連打からハイキックをヒット。ダウンした和田にオトコンバートルが鉄槌を連打してレフェリーが間にはいりストップをかけた。
 オトコンバートルは試合後「NavE選手、早く戦いましょう」と会場のNavEに呼びかけた。

第10試合

 1R、サウスポーの水野にオーソドックスの田口。田口が先に圧をかけていく。探り合うような距離の取り合い。水野のシングルレッグを切った田口が右ロー。
 2R、右ローを当てる田口。水野がシングルレッグから組んでクラッチ。金網を背負わされる田口。ブレーク。
 田口が右ハイキック。水野がダブルレッグ。金網際の攻防でゴング。
 3R、水野がダブルレッグで田口を金網へ押し込む。ブレーク。
 水野が三日月蹴り。ダブルレッグで飛び込んで田口を金網へ押し込めシングルレッグ。金網を背負わされる田口に水野がヒザを入れ 組む。ゴング。
 2-1で水野が手堅く判定勝利をものにした。

第11試合

 前日の計量でパク・サンヒョンが1.2kgオーバーし、規定通りファイトマネーの50%を対戦選手のハンセン玲雄に支払うことで67.4kg契約に変更し実施された。
 1R、サウスポーの玲雄にオーソドックスのサンヒョン。玲雄が左ミドル、左ローで斬りこんでいく。金網に押し込もうとするサンヒョンを突き放した玲雄が左ミドルの猛攻。さらにサンヒョンの右ハイキックをガードして左ハイキック、インローをヒット。
 サンヒョンの左ジャブ。右ストレートを玲雄がミドルでカット。玲雄によるサンヒョンへのローブローで中断。再開後ほどなくして再度ローブローで中断。
 試合再開後玲雄がミドル。サンヒョンも蹴り。さばいて玲雄が再度ミドル。サンヒョンも右ボディ、右フックを当てる。
2R、サンヒョンの左フックで後退の 玲雄。ケージ際でサンヒョンがパウンドを連打してレフェリーが割ってはいって試合終了。

第12試合

 1R、サウスポーのチハヤフルが圧をかける。チハヤフルの前蹴りを中川がワンツーで迎撃。中川が右インロー。その後も蹴っていくが互いに距離を詰め切れず。チハヤフルに右ハイキック、右ストレートをヒットさせボディをロックして果敢にケージへ押し込む中川。ゴング。
 2R、チハヤフルがハイキックを繰り出すと中川はミドルキック、右ストレートをヒットさせる。回りながら飛び込む中川にチハヤフルの左。 チハヤフルはすかさずシングルレッグからバック、ボディロック。引き込んで中川を4の字ロックに捕らえる。
 チハヤフルの腕十字を中川がクラッチする。切ったチハヤフル。ゴング。
 3R、中川がチハヤフルにミドルからローキック。双方の三日月蹴りが交錯する。中川の三日月蹴りがチハヤフルにヒットする。 チハヤフルにケージを背負わせる中川。中川がバックを奪って4の字ロックからリアネイキドチョークへ。
 しのいだチハヤフルのバックを再度獲った中川の上を取りヒジを当てるチハヤフル。ゴング。
 2-1で辛勝のチハヤフル・ズッキーニョスは、マイクで対戦相手の中川を賞賛した。「中川選手、ほんま気持ちも強かったです。何はともあれ1回戦を突破したのでもっと強くなってベルト獲ります。」
 

第13試合

 1R、オーソドックス同志の対決。ローキック、右ストレートで圧をかけダギースレンに金網を背負わせるセビジェーノ。
 離れてケージ中央でセビジェーノの右にダギースレンが左ストレート右ハイキック。セビジェーノも右ハイキック、ストレート。ダギースレンも右ハイキックで応戦。
 ダギースレンのタックル、テイクダウンに立とうとするセビジェーノ。セビジェーノが上になる。ダギースレンがキムラクラッチしてスタンディング。
 2R、セビジェーノのローキックの音が凄まじく会場に響く。堪えてダギースレンも三日月蹴りを返すがセビジェーノの鋭いカーフキックに旋回する。
 打撃で攻めるダギースレンにセビジェーノがダブルレッグ。キムラクラッチから上に。立ったダギースレンがテイクダウン。 腕十字を狙うダギースレンを切ったセビジェーノが蹴ってスタンディング。
 セビジェーノがワンツーからのダブルレッグでケージ際の攻防へ。ダギースレンはアナコンダチョークの力技でクラッチも、セビジェーノが金網へ押し込んでゴング。
 3R、セビジェーノのカーフキックが唸る。ダギースレンが三日月蹴りから右ストレート、右ハイキック、バックキック、ダブルレッグからシングルレッグと畳みかけるもセビジェーノが足首をキャッチする。立ち上がったダギースレンが足をかけバックを取る。セビジェーノがダギースレンに乗る。ゴング。強靭なる肉体がぶつかり合う息詰まる闘いを2-1でダギースレンが制した。
 接戦を制したダギースレンのマイク「今日は何とか勝ち上がることができて嬉しいです。モンゴルの皆さまにも感謝します。勝ち上がってチャンピオンになるのでぜひ応援よろしくお願いします。準決勝ではチハヤフル選手と戦うことになりますが、彼に負けず自分も進歩しているので彼に負けず決勝に勝ち上がります。」

第14試合

 1R、サウスポー同士が対峙。竹本がバックハンドブロー。竹本の右足を竹中がキャッチして引き込み上になる。竹中が竹本をロック。竹本は下からパウンド。竹中は押さえ込んでパンチを打ち下ろす。膠着状態でゴング。
 2R、竹中の左カーフに竹本が右ジャブで応戦。竹中が左ロー、ワンツー。竹中の足をキャッチしようとする竹本。
 竹中がカーフを追加。竹本も右関節蹴り。竹中はボディからまたもカーフ、ローとコツコツ竹本の足にダメージを蓄積させていく。見た目的に地味な攻撃が続く展開に客席から野次が飛ぶ。それに呼応するかの竹中のスーパーマンパンチでゴング。
 3R、竹中が前蹴り。竹本が飛び込むのに合わせてワンツーからのボディ、竹本のボディに三日月蹴り。竹本も蹴っていくが竹中がすかさずロー。ここで竹本が右をヒットさせるが竹中の左カーフで足が流れる。
 竹中を追撃の竹本をローで迎撃する竹中。足をキャッチしそこねる竹本に竹中が後ろ廻し蹴り。竹本のジャブが竹中をかすめる。バックハンドブローも当たらない。
 双方決めきれず試合終了。
 判定3-0で竹中大地の勝利。新チャンピオンが誕生した。
 竹中は試合後のマイクで「RIZINに出たいと思ってるんで。思い出作りで出たいと言ってるんじゃなくて。パフォーマンスが出来るうちに勝負したいと思ってるんで、オファーよろしくお願いします!」とRIZINに向けてラブコールを送った。

GLADIATOR代表櫻井雄一郎会長総括

 興行終了後、GLADIATOR代表である櫻井雄一郎会長に、本興行の総括を聞いた。
――お疲れさまでした。本大会一番の手ごたえはなんでしたか?
「御疲れ様でした。今回も関西においてメインカードからオープニングファイトまでしっかりとクラス別に試合が組めたことです。激闘だったバンタム級タイトル戦、新王者誕生、海外勢の驚異的強さなど。そしてGLADIATORの独特な世界観をしっかりと見せることが出来たと思っています」

――本大会も全体を通してGLADIATORらしい濃厚で重みを感じさせる展開の試合がほどんどを占める中で、第2試合のルキヤ選手の秒殺劇は試合開始と同時に飛び出して仕掛けにいった対戦相手の上野選手も含めて前半の良いアクセントになった印象ですが? 
「若手の選手やまだ戦績の多くない選手は上位の選手やベテランの選手に技術的にこれからの面もあるなかで、ためらいなく勝負を掛けに行く姿勢は評価のポイントです。あのインパクトがあり大会前半に好スタートを切ることが出来ました。これから期待の選手です」

――オトゴンバートル選手がNavE選手を見据え圧倒的な強さ見せつけた第9試合については如何でしょう? 
「オトゴンバートル選手は21歳という若さで戦績もまだ数戦の選手ですが、久保健太選手や、今回の和田教良選手など国内でもそれなりの選手に圧勝しました。モンゴルの選手は全体的に身体と気持ちが強いですがオトゴンバートル選手のポテンシャルの高さを見せ付けられました」

――セミファイナルのタギーレンとセビジェーノの闘いは別格だったように思いますが。試合開始直前のアクシデント(機材トラブルにより一時中断した)があったにも関わらず試合が始まるや素晴らしいファイトを展開してくれ、プロフェッショナルの魂を感じる闘いぶりでした。
「ダギースレン選手はモンゴルMGL-1 王者、アドニス選手はROAD TO ONEフィリピンからONEと契約した選手ということで、この強豪選手同士の一戦は世界レベルのカードだと思っています。まさにGLADIATORの格を上げるカードでした」

――メインイベントのタイトルマッチはお互いにフィニッシュへ向かおうとしながらかみ合わなかったのかと。両者ともにGLDIATORのベルトの重みと責任を感じているからこその真剣さゆえかとも思いましたが。竹中選手のカーフキックの破壊力は寒気を覚えるものがありました。
「ハイレベルな戦いは判定決着が多いです。お互いに技術もパワーも経験値もあり、なかなか勝負を仕掛けられないこともピリピリした試合を産み出しています。特に竹本vs竹中の一戦は関西のバンタム級では最強ファイター同士のカードです。距離が出来れば竹中選手が打つ。近付けば竹本選手が組んでくる。そこにベルトがかかっていることもあったでしょう。ですが緊張感ある高度な一戦でした」

――竹中選手にはどんなチャンピオンになってほしいですか?
「国内でもかなりの強さのファイターであり来場の応援も多く、人気の高さと人望がうかがえます。GLADIATORのベルトを巻いて、他の団体にも出場し団体の価値を高めてもらいたいです」

――GLADIATORも回を重ねまもなく30回に届こうというところです。30回の節目には記念興行を行う予定などは考えておられますか?
「特に考えていませんでしたが、何か折り目節目を感じさせる大会にしようかと思っています」

――今回も全試合見ごたえある闘いでした素晴らしい興行でした。ありがとうございました

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